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当時のパイオニアカーのほとんどが馬車や自転車などの影響を受けて、まだ駆動系のレイアウトや機構は“馬なし馬車”そのものであった。この点からすれば、1890年から自動車製造を開始したパナール・ルヴァッソールがダイムラーの鋼製自動車(1889年)をヒントに考案して、1891年にパテントを取得した機構(システム・パナール)が自動車技術の基礎を築いたことになる。いわゆる最先端に置かれたエンジンの後方に、クラッチ、トランスミッションを縦一列に配し、ドライブシャフトとデフ機構を介して後輪を駆動させるFR方式を採った最初の自動車なのである。このモデルは、初期のティラー式から、すでに円形ステアリングホイールと傾斜したステアリングコラムを持ち、アッカーマンの方式を採用している。 |
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