※ご注意※
報告書の内容をご覧いただくためには、
Adobe社のAcrobat Reader日本語版3.0以降が必要となります。
お持ちでない方は、こちらでダウンロードしてください。


Get Acrobat Reader
Acrobat 及びAcrobat ロゴは、Adobe Systems Incorporated (アドビ システムズ 社)の商標です。
  
●環境マネジメント ●開発・設計 ●調達・生産
●物流 ●リサイクル ●海外での取り組み
●コミュニケーション・社会貢献活動 ●'99年度主要環境データの状況

 
 

「地球環境憲章」の改定、
第3次「トヨタ環境取組プラン」の策定

●現行の「トヨタ地球環境憲章」を改定し、第3次「トヨタ環境取組プラン」を策定。
新憲章は連結対象の国内外425社で共有化し、連結環境マネジメント体制の構築を推進します。
●環境方針では「環境取組プラン」の着実な達成、2000年度以降のプラン策定、環境マネジメントの充実・定着化を重点項目に掲げて取り組みました。
●国内の環境マネジメントシステム監査では、総じて問題となる指摘はありませんでした。
●環境関連事故では、集中豪雨による2件の事故が発生。直ちに徹底した再発防止対策を実施しました。苦情はありませんでした。
●本年度の環境コストは1,011億円(売上高の1.4%)。また、経済効果について確実な根拠に基づくものに限り把握、算定した結果、総額は170億円となりました。
●新拠点のTMMIなど5事業体が新たにISO14001外部認証を取得しました。
●生産・設計システムを反映したLCA評価ソフト用の計算モデルとデータベースを構築。LCAの活用では、クリーンエネルギー車の環境評価を実施しました。
●製品カタログに主要環境データである「環境仕様」の掲載を開始。また、PRTR法施行に先立ち、情報開示と説明会を展開しています。
●体系的な環境教育の充実をめざし、トヨタ環境教科書を作成しました。

 

 

環境技術の革新と実用化をさらに推進

●製品環境マネジメントシステムを新型車・フルモデルチェンジ車に全面展開し、各目標を達成しました。
1.燃費の向上:ガソリンエンジン車では、新型直噴D-4エンジンを「クラウン」に、軽量小型のNZ系・AZ系を「プラッツ」「エスティマ」などに搭載。
2.排出ガスの低減:NOx吸蔵還元型三元触媒の性能向上や燃焼改善技術の進展により、「クラウン」など11車種(34型式)が平成12年排出ガス規制に適合し、26型式がJ-TLEV(移行期低排出ガスレベル車)基準をクリア(社内評価)。 ディーゼルエンジン車では、12車種が平成9・10年排出ガス規制に適合を完了。また、7都県市低公害車指定制度に83型式が認定されています。 3.車外騒音の低減
4.エアコンの省冷媒化については、それぞれ継続的改善・改良に取り組み、目標を達成しています。


クリーンエネルギー車の開発と普及

●'99年10月、大幅に小型軽量化したハイブリッド車用ニッケル水素バッテリーを開発。新型「プリウス」(2000年5月発売)に搭載し、燃費や走行性能の向上を図りました。
また、平成12年排出ガス規制値よりNOx、HCを75%低減するレベルをガソリン車で初めて達成しました。
●'99年7月から豊田市の本社地区で本格的な運用を開始したEVコミューター共同利用システム「Crayon(クレヨン)」を自治体での実験へも提供しました。
●'99年度に販売したクリーンエネルギー車(電気自動車、ハイブリッド車、天然ガス車)は、1万4,513台。社有車への導入率は、16%(302台)となりました。

 

 

着実に自主目標をクリアして負荷を低減

調達

●'99年3月に全関係仕入先450社に配布した「環境に関する調達ガイドライン」のフォロー活動を展開。要請項目
1.ISO14001外部認証取得に向けた自主的な取り組みについては、'99年10月までに177社に講習会を実施し、マニュアルを配布。
2.製品について約320の化学物質を管理対象とし、成分データの提出と低減を要請。管理の仕組みづくりと代表車種(ヴィッツ)による実態調査を開始しました。


生産

未然防止の徹底

●「環境保全事前検討制度」の改訂を進め、管理対象物質・使用禁止物質の拡大強化、埋立を要する容器の使用禁止などを2000年10月から適用します。
●'99年12月、明知工場でPRTR情報を開示。本報告書の巻末でも全工場・事業所のデータを掲載しました。2000年9月までに15工場・事業所で排出状況を説明します。
●VOC、トルエン、キシレンの低減については新型洗浄シンナー回収装置を塗装全ラインに設置完了。VOC発生の少ない水性塗料によるカートリッジ式塗装システムを開発、高岡工場のモデルラインに導入しました。

地球温暖化防止

1.低負荷ラインの集約などによる生産性の向上
2.少エネ・省エネ型の新設ラインの導入
3.きめこまかいエネルギー管理などを実施。
特に2については、上郷工場の新設エンジン機械加工ラインやアルミダイカストラインで、大幅なエネルギーを低減。これらにより、'99年度は、CO2総排出量48万4,000tとなりました。


埋立廃棄物ゼロの推進

●従業員の意識改革、廃棄物発生源対策、リサイクル技術の開発、分別・回収方法の改善などを推進。
車両組立工場のモデルである堤工場では、目標より6ヵ月早い'99年10月に達成し、ユニット工場のモデルである明知工場でも目標より7ヵ月早い'99年11月に目処づけを完了。
他工場でもすでに取り組みを開始し、仕組みづくりや再利用技術などを共有しながら「2003年度末までに全工場・事業所で埋立廃棄物ゼロ」を達成する計画です。

 

 

合理化によるエネルギー低減と梱包・包装資材の使用量を低減

●部品積載率の向上や輸送の集約、モーダルシフトや他社との混載など輸送の効率化をさらに推進し、CO2排出低減目標563t/年を大きく上回る950t/年を低減しました。
また、資材の廃止・スリム化・リユース化・材質変更などで、梱包・包装資材の使用量を2,520t/年低減しました。

ダイハツとの共同輸送

 

 

開発・生産・販売までの一貫した取り組みを充実

●開発・設計段階では、リサイクル分野の事前評価システムの適用範囲拡大と定着化を推進しました。リサイクル材料では、新「TSOP」を開発して新型「クラウン」に採用し、リサイクル防音材「RSPP」の採用拡大を進めました。新型車の鉛使用量の低減では、'99年度市場導入車のすべてが目標を達成しています。
●生産工程内で発生する各種廃材の再利用化では、着実にリサイクル量を増やしました。
●流通段階では、2000年の「プリウス」欧州発売に先がけ、国内・北米同様のバッテリーリサイクルシステム構築を展開。国内では、使用済み自動車のエアバッグインフレータ回収・処理システムの試行を開始しました。
●トヨタ販売店が全車両販売店308社での必達をめざす「トヨタ販売店環境ガイドライン」を自ら策定、取り組み事項の設定と達成時期を定め、社内環境マネジメントシステムの構築に着手しました。
●廃棄段階では、ASRリサイクルプラントが2002年の政府目標を上回る88%のリサイクル実効率を達成しました。また、トヨタがJAMAプロジェクトコアメンバーとして参画してきたASRのエネルギーリカバリー技術では、「乾留ガス化技術」の可能性を実証するなど成果をまとめ、国内外関係者に情報を公開しました。

 

 

21世紀へ、グローバルトヨタの地歩固めを推進

●2001年度から連結対象会社が環境取組プランと年度方針を策定し、環境マネジメントシステムの整備・構築を進めます。トヨタは各社に対し、的確な方向づけを行っていきます。
●欧州全域の環境問題をカバーする「TMME環境室」を設置、北米では各事業体が共同して環境対応を進める「北米事業体環境連絡会(NAEC)」が発足しました。
●各国の環境担当者が一同に会する第1回「トヨタグローバルEMS連絡会」を10月に東京本社で開催しました。

トヨタグローバルEMS連絡会(会場:東京本社ビル)


●製品分野では、欧州・米国向けの「トヨタ環境取組プラン」に基づき、それぞれの最新規制に対応する環境配慮製品を導入しました。
●生産分野では、各国・各地域での着実なレベルアップをめざした取り組みを展開、各社の目標達成に向けた支援活動を実施しました。
●リサイクル分野では、欧州の全ディストリビュータ参加による欧州環境会議を開催。また、全関連業界と連携した回収ネットワークの構築や解体情報の整備、廃棄物のリサイクル適正処理推進などを展開しました。

 

 

大きな視野で環境に関わるさまざまな活動を推進

●プリウスでアメリカ、カナダなど環境保全の最前線を訪ねる「ECO−MISSION’99」をバックアップ。また、トヨタが創立時から参加しているWBCSD(持続的発展のための世界経済人協議会)では、1月に豊田章一郎名誉会長が副会長に就任しました。「トヨタ環境フォーラム」も引き続き開催しました。
●工場見学のオプションとして4つの環境コースを開設。他に、環境緑化プログラムの一環として、環境緑化のあり方を検討・研究する「杜の会」が3月に報告書を発行しました。

高岡工場 見学コース

 

 本年度報告書より、データ・サマリーとして各分野の主要環境データをまとめ、掲載します。'99年度の概要は下表のようになっています。
 製品の燃費向上では、「ガソリン乗用車等価慣性重量別区分平均燃費」の政府目標値(旧)に対して自主目標を定めて取り組んだ結果、区分1、2は目標をクリア、区分3も2000年度達成の目処が立っています。クリーンエネルギー自動車では、「プリウス」が販売安定期となったこともあり、総販売台数は前年度を下回りました。
 生産では、CO2を「2000年度末までに総排出量と売上高当たりの排出量を'90年レベルに安定する」という目標を掲げて取り組んでいますが、'99年度の総排出量は年度目標を上回る低減となりました。
廃棄物では 、「2000年度末までに発生量を'90年レベルの75%低減」の目標に対して、'99年度実績の4万tは72%低減に相当、来年度に目標達成の目処を立てています。また、埋立廃棄物ゼロを'98年度から堤工場をモデル工場に展開し、'99年度に目標通り達成しました。環境負荷物質の低減活動におけるVOC排出量は、目標を上回る成果をあげています。
 リサイクル率の向上では、ASRリサイクルプラントにおいて2002年の使用済み自動車のリサイクル実効率85%という政府目標を上回る、88%の実効率を'99年度に達成しました。



環境報告書トップへ TOYOTA Internet Drive ホームへ