2003/10/14
トヨタ、東京モーターショーに新コンセプトの
燃料電池ハイブリッド車、パーソナルモビリティなどを出展

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、10月25日(土)より11月5日(水)まで千葉・幕張の日本コンベンションセンター(通称:幕張メッセ)で一般公開される第37回東京モーターショー(乗用車・二輪車)に、トヨタブランドの参考出品車8車種10台および市販乗用車21台の合計31台の車両ならびに各種技術展示物を出展する。

 トヨタは、これまでモーターショーをクルマの新たな可能性を提案する機会としてとらえ、様々な参考出品車ならびに先進技術を発表してきた。
 今回は、「環境と感動」をテーマとして、環境への配慮ならびに人への優しさと、クルマの本質的魅力である走る歓び、使う楽しさを融合する視点から、ハイブリッド技術の進化による「環境性能と走りの革新」、社会の要請を先取りする「近未来のクルマづくり」への取り組みを紹介する。
 具体的には、新コンセプトのハイブリッド車、新コンセプトカー、モータースポーツの各分野の参考出品車を展示するとともに、各種先進技術展示物を出展する。

 参考出品車は、以下のとおり。

1.

新コンセプトの燃料電池ハイブリッド車「Fine-N(ファイン エヌ)

2.

新コンセプトのハイブリッド車「CS&S(シーエス エス)」、「SU-HV(エスユーエイチブイワン)

3.

新コンセプトカー「PM(ピーエム)」(3台)、「NLSV(エヌエルエスブイ)」、「CROWN CONCEPT(クラウン コンセプト)」

4.

F1参戦車「トヨタTF103」、IRLインディ500優勝車

Fine-N

PM

Fine-N

PM

*1 Fine-N:Fuel cell INnovative Emotion-Next generation
*2 CS&S:Compact Sport & Speciality
*3 SU-HV1:Sports Utility-Hybrid Vehicle 1
*4 PM:Personal Mobility with visual communication system
*5 NLSV:New-Life Support Vehicle
*6 F1:Formula 1(フォーミュラー・ワン世界選手権)
*7 IRL:Indy Racing League(IRLインディ・カー・シリーズ)
≪主要参考出品車概要≫
  車 名

全 長

(mm)

全 幅

(mm)

全 高

(mm)

乗車定員

(人)

 燃料電池ハイブリッド車  Fine-N 4,355 1,820 1,495

 ガソリンエンジン

ハイブリッド車 

 CS&S 3,940 1,800 1,120
 SU-HV1 4,750 1,845 1,630
 電気自動車  PM 1,750-2,650 1,465 1,215-1,855
 ガソリンエンジン車  NLSV 3,970 1,690 1,710
 CROWN CONCEPT 4,840 1,780 1,470
【参考出品車】
1.「Fine-N(ファイン エヌ)」

燃料電池システムの採用により、未来のクルマへの変革のあり方を提示するコンセプトカー。燃料電池ハイブリッドシステムやインホイールモーターがもたらす革新的なパッケージ斬新なデザイン

インテリアは、光や音などが呼応、誘導する対話型の操作系・表示系の採用により、新感覚の心地良いドライビング空間を創出

新パッケージを活かし、FCスタック、パワーコントロールユニット、バッテリーなど重量物の最適配置により、低重心化、ヨー慣性モーメント低減を図り、異次元の走りを追求

1輪当たり最高出力25kW、最大トルク110N・mの小型軽量高効率モーターを各車輪内に配置する4輪インホイールモーターシステムを採用し、4輪の駆動力、制動力を独立して連続制御。操舵入力、車両の状態、路面状況などに対するステアリング、4輪の加・減速をバイワイヤーで最適に統合制御することにより、卓越した車両運動性能を実現

燃料電池「トヨタFCスタック」とリチウムイオン電池からの電力により、4輪のインホイールモーターを駆動。FCシステムの高効率化、水素タンクの高圧化により、航続距離500km(10・15モード)を実現

クルマがドライバーの顔を認証することで、より確実なセキュリティを実現するとともに、プリセットした情報により、シートポジション、オーディオ、空調等を各ドライバーに合わせ調整する先進の「生体認証システム」を採用

* FC:Fuel Cell
2.「CS&S(シーエス エス)」

ミッドシップに搭載した新世代トヨタ ハイブリッドシステムTHS IIとE-Four(電気式4WD)との組み合わせにより、優れた環境性能とファン トゥ ドライブを追求

1.5Lガソリンエンジンと高出力モーターを組み合わせたTHS IIによる鋭い加速とE-Fourによる4輪制御、ミッドシップレイアウトがあいまって優れた車両運動性能を実現

2シーターをイメージさせるキャノピーと4輪駆動の力強い走りを予感させるホイールアーチを有機的にインテグレートしたシンプルかつ幾何学的なフォルムを創出

エクステリアと一体化したインテリアは、ドライバーとパッセンジャーに独立した空間を提供し、スポーティなドライブフィールを強調

リヤキャノピーをスライドさせることで後部座席が出現する2+2シーターを設定。前席は、シートバック部が前方に格納されセキュリティカバーとなるカプセルシートを採用

空中に浮かぶように表示される球体を手で触れるように直感的に操作するストレスフリーなインターフェース「スペースタッチ」を採用

* THS II:TOYOTA Hybrid System II
3.「SU-HV1(エスユーエイチブイワン)」

新開発のSUV用ハイブリッドシステムと新型E-Four(電気式4WD)の組み合わせにより、SUVの走りを変えるハイパワーと、コンパクトクラス並みの低燃費、世界トップクラスの低エミションを同時に追求した新世代SUVハイブリッド

ハイブリッドシステムは、V6・3.3Lガソリンエンジンと120kWを超える大出力モーターをパワーユニットとし、電源系電圧を高め、モーターと発電機の高回転化により出力、トルクを向上。電源系高電圧化により高出力・高トルク化させた50kWを上まわるリヤモーターで構成する新型E-Fourとあいまって、圧倒的にパワフルな動力性能を発揮

同時に、ベースのガソリンエンジン車の約2倍でコンパクトクラスと同レベルの低燃費と、世界トップクラスの低エミッションを達成し、エコとパワーの革新を目指すコンセプト「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」を追求

次世代の車両運動制御の概念Vehicle Dynamics Management(以下、VDM)の考え方のもと、ハイブリッドシステム、E-Fourおよび電子制御ブレーキシステムECBが協調し、駆動・制動を統合制御することで、画期的な操縦性・走行安定性を実現
*1 SUV Sport Utility Vehicle
*2 ECB Electronically Controlled Brake System
4.「PM(ピーエム)」

「であう、つながる、あつまる」という新コンセプトのもと、先端の情報通信技術の活用により、人とクルマとの心通う一体感を追求した、「着る感覚」の一人乗りパーソナルモビリティ

上下に開閉するウイングドアタイプのグラッシーキャノピーを採用し、機能的で楽しい生物的デザインを具現化

キャビンは、ドライバーとクルマとの一体感を目指し、フィット感とワクワク感を演出するとともに、乗降時にスライドするオートスライドシートを採用

キャビンと足回りの分離構造により、乗降時や走行状況に合わせて車体の姿勢が変化。また、触角のような細身のヘッドランプをはじめ、各種機能に生命体を想わせる構成、構造を採用

インストルメントパネルには、赤外線式指先検出センサーによる空間入力を実現した「ビジュアルコミュニケーションシステム」を採用し、車両情報はもとより外部からの様々な情報入手が可能

複数のPM間での情報交換、情報共有化を可能にするとともに、車載コンピューターによるステアリング、アクセル、ブレーキの制御により、自動運転や追従走行機能を付与
2005年3月から愛知県で開催される国際博覧会「愛・地球博」には、PMのコンセプトをさらに進化させ、夢と楽しさを乗せた車「i-unit(アイユニット)」をトヨタグループとして出展予定
5.「NLSV(エヌエルエスブイ)」

助手席側大開口ワイヤレス電動スライドドア、超低床フラット&ワイドフロアを特長とし、シンプルかつ機能的な新しいクルマのユーティリティを提案する新コンセプト2BOX

助手席側の大開口ワイヤレス電動スライドドアは、ユニバーサルデザインを念頭に、フロア地上高300mmの低床とするとともにロッカー段差をなくし、人はもとより、傘をさしたまま、あるいは手荷物を携えての乗り降りにも優れた乗降性を実現

フラットでワイドなフロアと多彩なシートアレンジにより、様々な使い方を可能とする居住性を確保

エクステリアは、ソリッドで塊感のある低重心ボディとガラス面積の広いアーチ型キャビンにより、日常性を重視しつつ、近未来感を表現

インテリアは、ミニバンを凌ぐ1,400mmの室内高を確保し、2色のファブリックで室内全体を覆い、リビング感覚のモダンな室内を演出
6.「CROWN CONCEPT(クラウン コンセプト)」

革新的スタイルと卓越した運動性能により、「静」から「躍動」へコンセプトを一新し、伝統の「もてなしの心」を一段と昇華させ、次世代の高級セダンのあり方を提示

エクステリアは、書の「溜め・引き・抜き」をモチーフとしたサイドビューに代表される躍動感と気品の演出とともに、象徴的なクォーターピラーにより、クラウンのアイデンティティを表現

インテリアは、「もてなしの心・華やかさ」を高い次元で追求し、乗員全てに安らぎと心地良さを提供する室内空間を創造

新開発プラットフォーム、新開発V6・3.0L直噴ガソリンエンジン、6速オートマチックトランスミッションの採用により、力強い動力性能、卓越した操縦性・走行安定性、静粛性とともに、優れた燃費性能を実現。新開発プラットフォームは、高い衝突安全性能の実現にも寄与

VDMの概念に基づく車両運動制御の採用をはじめ、視認性を高める「近赤外線式ナイトビュー」や「インテリジェントAFS」のほか、「プリクラッシュセーフティシステム」、高速道路走行において車線内走行を維持できるよう操舵を支援し運転負荷を軽減する「レーンキーピングアシスト」、「レーダークルーズコントロール(低速追従モード付)」など、先進のITS装備を搭載

* AFS:Adaptive Front−Lighting System
7.「トヨタTF103」

F1参戦2年目の「挑戦の年」2003年の16戦を戦った、空力性能に優れたF1カー

高出力と信頼性を両立させたエンジン「RVX-03」と7速ギヤボックスの組み合わせにより、動力性能を向上
8.「インディ500優勝車」

マールボロ・チーム・ペンスキーのジル・ド・フェランがドライブしたインディ500優勝車

ペンスキーを含むIRLに参戦している5チームに、「トヨタ・インディRV8I」エンジンを提供し、エンジンマニュファクチャラーズのタイトルを獲得
【技術展示】
1. 環 境
 新世代燃料電池技術  Fine-N
 新世代ハイブリッド技術  プリウス
 SU-HV2:SU-HV1搭載パワートレーンの技術展示モデル
 実用化燃料電池技術  トヨタ FCHV
 パワートレーン技術  CROWN CONCEPT搭載のパワートレーン
新開発V型6気筒直噴3.0L エンジン(吸・排気VVT-i付)
+6速オートマチックトランスミッション
    (シーケンシャルシフトマチック)
 リサイクル技術  トヨタエコプラスチック
 車両の解体性向上
* VVT-i:Variable Valve Timing-intelligent(連続可変バルブタイミング機構)
2. 安 全
 予防安全  周辺監視システム
 衝突安全  プリクラッシュセーフティシステム
3. IT・ITS
 新ネットワークサービス  G-Book
【市販乗用車】

1.

 ソアラ

2.  アベンシス
3.  カルディナ
4.  プリウス
5.  セリカ
6.  MR-S
7.  カローラフィールダー
8.  カローラスパシオ
9.  ラウム
10.  ラウム(ウェルキャブ 助手席リフトアップシート車 "Bタイプ")
11.  bB
12.  ヴィッツ(モデリスタ仕様)
13.  アルファードハイブリッド
14.  アルファードG(ウェルキャブ 車いす仕様車 "スロープタイプI")
15.  エスティマハイブリッド
16.  エスティマT(ウェルキャブ サイドリフトアップシート装着車"標準タイプ")
17.  イプサム
18.  ウィッシュ(モデリスタ仕様)
19.  シエンタ
20.  シエンタ(ウェルキャブ 車いす仕様車"タイプI")<2003年12月発表・発売予定>

21.

 RAV4 L

<ご参考>
トヨタでは、10月22日(水)15時から、トヨタブースにおいて、
プレスブリーフィングを実施いたしますので、ご案内申し上げます。
以 上

詳細情報につきましては こちら をご覧ください。

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