TOYOTA
News Release
2007/12/06  

トヨタ、『トヨタ・パートナーロボット』の開発概要を発表
 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、現在開発を進めている、人の活動をサポートする「トヨタ・パートナーロボット」について、将来に向けた取り組みならびに新たなロボットについて発表した。

 トヨタは、未来の豊かな社会づくりのために、「3つのサステイナビリティ」を取り組みのキーワードとして、「研究開発」「モノづくり」「社会貢献」におけるサステイナビリティを追求している。「パートナーロボット」においても、サステイナビリティを念頭に、モビリティ技術や生産技術など、当社のモノづくり技術を応用した開発を進めており、2005年の愛・地球博ではトヨタグループパビリオンのエンタテイメントとして、複数のロボットを出展。さらに、本年は案内ロボットを開発し、現在、トヨタ会館において運用を開始している。

 また、トヨタでは、「パートナーロボット」の役立つ主なフィールドとして「家庭内での家事支援」「介護・医療支援」「製造・モノづくり支援」「近距離のパーソナル移動支援」という4つの領域を考えており、そのための技術開発においては、工場での重い部品の搭載を容易にするアシスト装置のような「人と協調する技術」や、自律して動ける「移動技術」、走ったり跳んだりといった「全身運動能力」、「道具を使う能力」を念頭に開発を進めている。このような状況のもと、本日は新たに「モビリティロボット」「バイオリン演奏ロボット」の2体のロボットを発表した。

 「モビリティロボット」は、「近距離のパーソナル移動支援」を主眼に開発したものであり、段差や斜面でも安定した走行が可能で、屋内での自律移動機能や使用者の追従機能も備えている。また、「バイオリン演奏ロボット」は、「家庭内での家事支援」「介護・医療支援」を念頭に、「道具を使う」ロボットとして開発したもので、両手・両腕に内蔵した合計17の関節を、高度な制御により協調させ、人間の手や腕の繊細な動きを実現している。

 トヨタは、今後もこうした「パートナーロボット」の開発を、産官学の連携を一層強化し鋭意進めることにより、2010年代の早い段階での「パートナーロボット」の実用化を目指して、積極的に取り組んでいく方針である。

 トヨタが今回発表した、「トヨタ・パートナーロボット」の概要は、以下のとおり。
<『トヨタ・パートナーロボット』の概要>
名称 モビリティロボット バイオリン演奏ロボット
主な適用領域 「近距離のパーソナル移動支援」 「家庭内での家事支援」「介護・医療支援」
特 徴
左右独立に車輪を上下する機構により、段差移動が可能で、人の近距離移動を支援
  1時間の充電で20kmの航続可能
  時速6km、10°の登坂性能を有する
  人に自動で追従できる機能により、ポーターとして利用可能
  持ち主の呼び出しに応じ、障害物を避けて移動したり、ロボットが元の位置へ自分で帰る自律移動機能
人が親しみやすい二足歩行の形態とし、両手・両腕を協調させてバイオリンの演奏が可能
  人の繊細な運弓の動作、力を再現可能
  人と同じように左手でビブラートをかけることが可能
今後の予定
2008年後半からトヨタ関連施設で実用化トライアルを実施
さらに汎用的に道具を使えるように、腕や指の自由度を増やすなど、高機能化へ向けた開発を行う
高 さ 1000mm(乗降時)〜1100mm(走行時) 1522mm
重 量 150kg 56kg
写 真 モビリティロボット バイオリン演奏ロボット
以上
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