TOYOTA
News Release
2007/11/26  

トヨタ自動車、ITS技術の活用により交通事故低減を目指す、
「インフラ協調による安全運転支援システム」の開発状況を公開
−今後のシステム開発・交通環境改善への取り組みを加速−
 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、ITS*1技術の活用により交通事故低減を目指す、「インフラ協調による安全運転支援システム*2(以下、インフラ協調システム)の開発状況を、トヨタの東富士研究所(静岡県裾野市)にて公開した。

 トヨタでは、安全技術・車両開発の方向性を示す
「統合安全コンセプト」に基づき、車両に搭載された個々の安全装備・システムに加え、クルマと道路インフラ・他車両・歩行者との連携を可能とするITS技術を活用した「インフラ協調システム」の開発を進めている。

 今回公表したシステムは、自車と道路(「路車間」)・他車両(「車車間」)・歩行者(「歩車間」)との間で情報を交換し、車両に搭載された個々の安全装備・運転支援システムと協調するものである。ドライバーへの情報提供並びに音などによる注意喚起に止まらず、緊急時における車両の減速などへの発展を視野に入れており、既存の安全装備だけでは防ぐことが難しい交通事故の低減が期待できる高度な運転支援システムとして、開発を進めている。

 このようにトヨタは、
「サステイナブル・モビリティ」実現に向けた取り組みの一環として、モビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロの実現」に貢献するため、「死傷者ゼロ・事故ゼロ」の追求を念頭に、「より安全な車両・技術開発」はもとより「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化していく。
*1 I T S : 高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems)
*2 インフラ協調による安全運転支援システム :
  高度道路交通システム(ITS)のひとつで、ドライバーから直接見ることのできない情報を、道路に設置された通信インフラや他の車両などから無線通信によって受信し、ドライバーに知らせることで、安全運転の支援や事故防止につなげるシステム
<トヨタが公開した具体的な実験内容>
  信号見落し防止支援システム【路車間】   <<図1>>
    道路側に設置した実験用送信機から、信号情報を車に送信。赤信号の際に、車が交差点へ進入する可能性がある場合は、音と表示により、ドライバーに注意喚起、さらに、必要に応じてブレーキを作動させ、車両の減速を支援。   図1
  一時停止見落し防止支援システム【路車間】   <<図2>>
    道路側に設置した実験用送信機から、一時停止の情報を車に送信。見落しなどで不停止の場合、音と表示により、ドライバーに注意喚起。   図2
  接近車両検知システム【車車間】   <<図3>>
    車両相互の通信により、近づいてくる車とその方向を、ドライバーに音と表示で情報提供。   図3
  歩行者検知システム【歩車間】    
    歩行者が発している電波を受信すると、ドライバーに音と表示で情報提供。    
※上記以外に、路車間の「接近車両検知システム」(情報提供)も実施。
以上
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