TOYOTA
〜次代を担う振付家の発掘〜 TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2004 トヨタコレオグラフィーアワード
一般公募191件の中から、3月上旬の選考委員会にて選ばれた8名の振付家が、“ネクステージ”(最終審査会)において作品を上演(30分以内)、審査委員による審査を行い、「次代を担う振付家賞」(1名)、「オーディエンス賞」(各日1名)を決定いたしました。
【公募期間】
 2003年11月20日〜2004年1月23日
【“ネクステージ”(最終審査会)】
 期日:2004年7月3日・4日  会場:シアタートラム
【 賞 】
《次代を担う振付家賞》1名
楯/副賞100万円: トヨタ自動車より作品制作費の一部として贈呈
TOYOTA海外サポート: TOYOTA自動車より海外公演の渡航費として提供
SePTステージサポート: 世田谷パブリックシアターより次年度シアタートラムにおける作品発表の場を提供
SePTダンスフリーパス: 世田谷パブリックシアターが主催・提携するダンス公演への招待
《オーディエンス賞》2名
楯/SePTダンスフリーパス


 
【次代を担う振付家賞】
「次代を担う振付家賞」受賞者には、トヨタ自動車から作品制作費の一部として100万円が贈られ、世田谷パブリックシアターからその発表の場として次年度(2005年度)シアタートラムが提供されます。
東野 祥子 振付「ALARM!」
東野 祥子プロフィール
'72年生まれ。'82年よりダンスを始める。平崎喬子、泉克芳に師事。'95年、音楽家と共に「ERROR SYSTEM」を結成し、活動を開始する。'99年、「BABY-Q」を多ジャンルなアーティストと結成。演出・構成・振付を担当する。'01年、『E-den』がNYのケーブルTVで放送され話題を呼ぶ。以降、『teletext-stereogram』('01年)、『REMroom』('02年)、『←Z←・Z滑稽な独身者機械』('03年)をアイホール(伊丹市)にて発表する他、野外フェスやクラブ、ギャラリーでのパフォーマンスも行う。様々な要素を舞台空間に絡ませながら強度ある身体で独自の世界観を創り出す。ソロダンサーとしても即興ミュージシャン等と精力的に活動を行う。

【オーディエンス賞】
7月3日  振付「匿名トリップ」
7月4日 常樂泰 振付「範ちゃんへ」
プロフィール
  '90年より村井千枝、林貞之などの活動に参加。'94年、渡英。ラバンセンター(ロンドン)にてダンス・ディプロマを取得後、エティエンヌ・ドゥクルー直属のマイムを学び帰国。'98年より小劇場にて作品発表開始。'03年、「横浜ダンスコレクション ソロ×デュオ<competition>」にて特別賞を受賞し、フランス・トゥールのダンスフェスティバルに招聘される。同年、JCDN「踊りに行くぜ!! vol.4」大阪・名古屋公演、「ネクスト・ネクスト4」に出品。'04年、「ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ(旧バニョレ国際振付賞)ヨコハマプラットフォーム」に選出される。「time and locus」主宰。

常樂泰プロフィール
  '76年生まれ。学生時代に彫刻を学ぶ。金槌を叩いたり、鋸を挽いたりと反復する動きが多かった。バンド活動、演劇活動を経て、学内外の飲み会で一発芸を披露して女性にアピールしているうちに、身体表現に目覚める。'02年、広島にて、だれもが片手間に参加できるユニット「身体表現サークル」を主宰し、ダンスらしき活動を始める。'03年、JCDN「踊りに行くぜ!! vol.4」東京・大阪・広島公演に出演し、話題となる。現在、宴会芸ノリを大事にしつつ、片手間以上の身体表現をまったりと模索中。広島県在住。 
■総評
本年は、昨年以上に多様な表現形態の作品が、最終審査の対象となった。個々の作品のオリジナリティ、ユーモアな側面などについても言及され、例年に比べ白熱した審査会となった。
選考は、下記のような論点を巡って進められた。
(1)作品としての成功と、振付が成功していることは必ずしも一致するものではない。それは、作品には様々な見せ方があり、振付という手法だけにしばられないことによるからだ。(2)このアワードは、作品賞ではなく、振付賞であり、アイデアや作品の完成度ではなく、振付として成立しているかどうか、その特質をみていくべきである。(3)通常の身体の状態の在り方と、振付された身体性は違うものであり、そのディテールの再現の可能性も考慮に入れるべきだ。
今回、次代を担う振付家賞に選ばれた東野祥子は、振付の完成度としては必ずしも成果を達成していないと感じられる部分もあったが、今後、振付家としての才能が整理されれば、彼女の持つ高質な部分が広がっていく可能性もあり、また、身体のボキャブラリーを備えているという点で、アーティストとしての将来性への期待も含め、受賞者に決定した。
 "NEXTAGE" 出演者
北北東に進む方法(2004)新鋪 美佳・福留 麻里
'01年、「ほうほう堂」を結成。身長155cmのふたりが、その視線の先をよぎるカラフルな瞬間に出会って起こる様々な身体の衝動を辿りつつ、あたらしくときめくダンス
の発見、追求にはげむ日々。これまでに横浜STスポット「ラボ20#13」「ラボセレクション」、'03年・'04年、「横浜ダンスコレクション ソロ×デュオ<competition>」、JCDN「踊りに行くぜ!! vol.4」等に出演。
あなたがここにいてほしい 大橋 可也
山口県宇部市生れ。横浜国立大学卒業。職業システムエンジニア。'91年、カナダ・ヴァンクーバーにてパフォーマンスを始める。'92〜'94年、陸上自衛隊特別儀仗隊に勤務。'93〜'97年、「和栗由紀夫+好善社」の活動に舞踏手として参加。'96年から舞踏、映像、絵画のコラボレーション作品『ミヅチ』を発表。'99年、「大橋可也&ダンサーズ」を結成し振付作品の発表を開始する。'00年、「バニョレ国際振付賞 ヨコハマプラットフォーム」に出品するが、以降、活動を休止。'03年、活動を再開。
公式サイト http://dancehardcore.com/
 
可世木 祐子
'89年より'00年まで故古川あんずに師事しカンパニー作品に参加。'92〜'97年、ドイツのブラウンシュバイク市立芸術大学パフォーミングアーツ科に在籍。'95年よりベルリンに移りマーク・アテシュとカンパニー「Devilangelo」を設立。舞踏をベースにパフォーミングアーツの手法を取り入れ簡潔な場面展開の作品をアテシュとの共同演出、照明、舞台ともに創造していく。音楽家、美術家、他ダンサーとのコラボレーションをヨーロッパ、アメリカ各地にて公演。 
範ちゃんへ常樂 泰
'76年生まれ。学生時代に彫刻を学ぶ。金槌を叩いたり、鋸を挽いたりと反復する動きが多かった。バンド活動、演劇活動を経て、学内外の飲み会で一発芸を披露して女性にアピールしているうちに、身体表現に目覚める。'02年、広島にて、だれもが片手間に参加できるユニット「身体表現サークル」を主宰し、ダンスらしき活動を始める。'03年、JCDN「踊りに行くぜ!! vol.4」東京・大阪・広島公演に出演し、話題となる。現在、宴会芸ノリを大事にしつつ、片手間以上の身体表現をまったりと模索中。広島県在住。 
匿名トリップ 
'90年より村井千枝、林貞之などの活動に参加。'94年、渡英。ラバンセンター(ロンドン)にてダンス・ディプロマを取得後、エティエンヌ・ドゥクルー直属のマイムを学び帰国。'98年より小劇場にて作品発表開始。'03年、「横浜ダンスコレクション ソロ×デュオ<competition>」にて特別賞を受賞し、フランス・トゥールのダンスフェスティバルに招聘される。同年、JCDN「踊りに行くぜ!! vol.4」大阪・名古屋公演、「ネクスト・ネクスト4」に出品。'04年、「ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ(旧バニョレ国際振付賞)ヨコハマプラットフォーム」に選出される。「time and locus」主宰。 
ALARM! 東野 祥子
'72年生まれ。'82年よりダンスを始める。平崎喬子、泉克芳に師事。'95年、音楽家と共に「ERROR SYSTEM」を結成し、活動を開始する。'99年、「BABY-Q」を多ジャンルなアーティストと結成。演出・構成・振付を担当する。'01年、『E-den』がNYのケーブルTVで放送され話題を呼ぶ。以降、『teletext-stereogram』('01年)、『REMroom』('02年)、『←Z←・Z滑稽な独身者機械』('03年)をアイホール(伊丹市)にて発表する他、野外フェスやクラブ、ギャラリーでのパフォーマンスも行う。様々な要素を舞台空間に絡ませながら強度ある身体で独自の世界観を創り出す。ソロダンサーとしても即興ミュージシャン等と精力的に活動を行う。
脱心講座 〜昆虫編〜 康本 雅子
東京生まれ、東京育ち、できれば東京以外で没。
19才頃から踊り始め、21才位で飽き始め、23まで遊び呆けて浦島太郎。
そろそろ働く後、人様の舞台に出たり小ネタを作ったりしてるうち三十路にもなりました。

ノート 矢内原 美邦
「全国高校ダンスコンクール」にてNHK賞、特別賞など数多くの賞を受賞。大学では舞踊学を専攻し、卒業後、映像学校に入学。'97年、ダンス以外の様々な分野のアーティストからなるカンパニー「ニブロール」を設立。国内はもとより、「アヴィニヨン演劇祭」(フランス)、「オレゴンダンスフェスティバル」(アメリカ)、「サンフランシスコBUTOフェスティバル」(アメリカ)、「ベルリンフュージョンフェスティバル」(ドイツ)など、数々の海外フェスティバルに出品する。'00年、「千年文化芸術祭」入選、'02年、「ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ(旧バニョレ国際振付賞)ヨコハマプラットフォーム」にて、ナショナル協議員賞を受賞。
 審査委員プロフィール
審査委員長:天児牛大(あまがつ うしお)山海塾主宰/舞踏家/演出家
'49年横須賀市生まれ。'75年に山海塾を創設。'82年以降の全作品は、パリ市立劇場で初演、世界40カ国で公演を重ねる。'92年、バニョレ国際振付賞の審査委員長を務める。オペラの演出も手がけ、'98年にリヨン国立歌劇場にて初演されたオペラ『三人姉妹』は'01-'02年にパリ・シャトレ座、ベルギーの王立ラ・モネ劇場、リヨン国立歌劇場、オーストリアのウィーン・フェストボーヘンにて再演された。 '02年2月、『ひびき』がローレンス・オリヴィエ賞の「最優秀新作ダンス作品賞」を受賞。'03年4月、パリ市立劇場との共同プロデュース10作品目となる『仮想の庭―うつり』を発表。
山海塾 URL. http://pws.prserv.net/jpinet.sankai/
審査委員:國吉和子(くによし かずこ)舞踏研究/評論家
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館客員教授(非常勤)、多摩美術大学、近畿大学等で非常勤講師。舞踊学会、World Dance Alliance Japan会員。読売新聞ダンス評担当。著書に『夢の衣裳、記憶の壺−舞踊とモダニズム』('02/新書館、東京)、共著に『』('02/CNRS、 Paris)、『』('03/CNR、 Paris), 『日本洋舞史年表I』('03/日本芸術文化振興会)、市川雅著『見ることの距離』編著('00/新書館)。
審査委員:Craig T. Peterson(クレイグ・T・ピーターソン)DTW コンサルティングプロデューサー
バード・カレッジにてドラマ/ダンスと心理学を専攻し学士号を取得。ニューヨークでプロのダンサーとして活動。'94年よりDTW(ダンス・シアター・ワークショップ)に所属。'96年、パブリック・イマジネーションズ・コミュニティ・プログラムのディレクターに就任、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムなども行う。'97年、シニア・プロデューサーとなり、DTWでの公演制作、活動戦略・プロモーション計画を指揮。現在、コンサルティングプロデューサーとして、アーティストの活動を支援し発表するための多様なプログラムを開発、実施している。
Dance Theater Workshop URL. http://www.dtw.org/
審査委員:Val Bourne(バル・ボーン)ダンスアンブレラ アーティスティックディレクター
ロンドンフェスティバルバレエの広報・マーケティングオフィサーなどを歴任し、グレイターロンドンアーツ(GLA)にダンスオフィサーとして在籍中の'78年、ダンスアンブレラを設立。 “英国の最も重要なダンスフェスティバル”('02/タイムアウト誌)と称され、英国だけでなく、海外のコンテンポラリーダンス作品、カンパニーからも優れた才能を見いだし、英国での公演、ワークショップなどを支援すると同時に教育プログラム、セミナーなどをとおしてダンスの普及に努めている。'96年、フランス政府よりシュバリエ章を受章。
Dance Umbrella URL. http://www.danceumbrella.co.uk/
 選考委員
小崎哲哉(おざき・てつや)ウェブマガジン『REALTOKYO』/アート雑誌『ART iT』 編集長
小林昌廣(こばやし・まさひろ)舞踊身体論/芸術生理学
桜井圭介(さくらい・けいすけ)作曲家/ダンス批評
志賀玲子(しが・れいこ)アイホールプロデューサー
堤 広志(つつみ・ひろし)演劇/舞踊ジャーナリスト
久野敦子(ひさの・あつこ)財団法人セゾン文化財団プログラムディレクター
楫屋一之(かじや・かずゆき)世田谷パブリックシアター・プロデューサー
主催 TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD実行委員会
トヨタ自動車株式会社
提携 世田谷パブリックシアター
運営 トヨタ コレオグラフィー アワード事務局
協力 NPO法人 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)

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