TOYOTA
トヨタ コレオグラフィーアワード 2005
〜次代を担う振付家の発掘〜トヨタ コレオグラフィーアワード 2005Nextage “ネクステージ”(最終審査会)
一般公募161件の中から、3月上旬の選考委員会にて選ばれた8名の振付家(ファイナリスト)が、“ネクステージ”(最終審査会)において作品を上演(30分以内)、審査委員による審査を行い、「次代を担う振付家賞」(1名)、「オーディエンス賞」(各日1名)を決定いたしました。
【公募期間】
  2004年11月19日〜2005年1月21日 ( 募集要項
【“ネクステージ”(最終審査会)】
  期日:2005年7月9日・10日    会場:世田谷パブリックシアター
【  賞  】
《次代を担う振付家賞》 1名
楯/副賞200万円: 次年度受賞者公演における作品製作費の一部として贈呈
SePTステージサポート: 次年度受賞者公演の場を提供
SePTダンスフリーパス: 世田谷パブリックシアターが主催・提携するダンス公演への招待(受賞より1年間)
TOYOTA海外サポート: 海外公演の渡航費・運搬費として100万円の資金を提供
《オーディエンス賞》 2名
楯、SePTダンスフリーパス
パンフレット
【次代を担う振付家賞】
隅地 茉歩  振付「それをすると」
隅地茉歩 プロフィール
大学、大学院を通じて文学研究を専門とし、事典編集や執筆活動を行う中、ふと身体の不在感に目覚めダンスに傾倒、舞踊活動を開始。その後関西を拠点に国内外でダンサーとしての経験を積み、1997年阿比留修一と《ダンスユニット セレノグラフィカ》を結成、代表として現在に至る。デュエット作品の創作を基軸に、スタイルの確立と解体を続行、近年はソロやグループ作品の振付も手がける。規格外体型で放つ緻密な身体操作により “踊るぬいぐるみ” とも。京都コンテンポラリーダンス研究所創設メンバー。
【オーディエンス賞】
7月9日   鈴木 ユキオ  振付「やグカやグカ呼嗚」
7月10日   新鋪 美佳  振付「るる ざざ」
鈴木ユキオ プロフィール
1997年より舞踏を始める。様々な舞踏、パフォーマンスグループに参加。'00年より自身のグループ《金魚 king-yo》やソロ活動を開始。'03年STスポット「ラボ20 #14」にてラボアワード受賞。'04年「ラボセレクション」にて『やグカやグカ呼嗚』発表、セゾン文化財団「ネクスト・ネクスト5」、「東京コンペ#1」等に出演。2005年度セッションハウスレジデンスアーティスト。
新鋪美佳 プロフィール
幼少の頃より踊り始め、主にモダンダンスやバレエを学ぶ。2001年、福留麻里と身長155cmデュオ《ほうほう堂》を結成。日々出会う衝動や微細な感覚に焦点をあてた2人の間から作品が生まれている。これまでにSTスポット「ラボ20」「ラボセレクション」、JCDN「踊りに行くぜ!!」等で作品を発表。'04年「東京コンペ#1」ダンス&パフォーマンス部門にてケラリーノ・サンドロヴィッチ賞受賞。'05年、吉祥寺シアターの開館記念式典にて委嘱作品を上演。また継続的に子供のダンス作品の振付や指導も行っている。
■総評
例年にもまして、多様な表現形態の作品が並び、さらにベテランから若手まで幅広く選出されたことで、評価の視点が激しく別れた。現時点での振付を評価することで、今後の活動を予感するのか、未完と感じられる振付に対して今後を期待するのかといった論議が交わされ、これまで以上に、「振付賞」の定義について、意見が飛び交う審査会となった。
今回、「次代を担う振付家賞」に選ばれた隅地茉歩は、「動き」についての理由をきちんと考え、さらにデフォルメを通してそれを抽象的に持ち込む力量があり、確立した個性と独自のスタイルを併せ持つことが評価され、受賞者に決定した。
ファイナリスト プロフィール
るる ざざ新鋪 美佳
幼少の頃より踊り始め、主にモダンダンスやバレエを学ぶ。2001年、福留麻里と身長155cmデュオ《ほうほう堂》を結成。日々出会う衝動や微細な感覚に焦点をあてた2人の間から作品が生まれている。これまでにSTスポット「ラボ20」「ラボセレクション」、JCDN「踊りに行くぜ!!」等で作品を発表。'04年「東京コンペ#1」ダンス&パフォーマンス部門にてケラリーノ・サンドロヴィッチ賞受賞。'05年、吉祥寺シアターの開館記念式典にて委嘱作品を上演。また継続的に子供のダンス作品の振付や指導も行っている。
Against Newton岩淵 多喜子
幼少よりクラシックバレエを大岩静江に師事。1993年渡英、ラバンセンターにて学ぶ。ダンサーとしてエルベ・ロブ、テッド・ストッファー等の作品に出演後、'99年《Dance Theatre LUDENS》設立。以後ダンサーとの共同作業により作品を創作し、パークタワーネクストダンスフェスティバルや新国立劇場等で作品を発表。国内をはじめ海外の国際フェスティバルに招聘参加。'01年「Be」-duo version-にて「横浜ソロ×デュオコンペティション」横浜市文化財団賞、在日フランス大使館賞受賞。2004年度舞踊批評家協会新人賞受賞。
kNewman宇都宮 忍・戒田 美由紀・合田 緑・高橋 砂織・得居 幸・三好 絵美
1999年より松山市において行われたアマンダ・ミラーWSによって選出されたダンサーにより《yummydance》設立。以後、固定の振付家を持たず、メンバーそれぞれが振付・構成・演出を行うという自由なスタイルのカンパニーとして松山を拠点に活動。これまでに、JCDN「踊りに行くぜ!!」やSTスポット「ラボ20」でソロやデュオ作品を多数上演。'04年自主公演「鮫肌シルク」(松山)にて『kNewman』発表、同作品で「We Love Dance Festival」(京都・東京)、Danspace Project 公演 (NY) に参加。
クーラー岡田 利規
1973年横浜生まれ。'97年、演劇ユニット《チェルフィッチュ》旗揚げ。以降、全作品の劇作と演出を担当。横浜を拠点に活動を続ける。'01年頃から、超リアル日本語によるせりふとそれを語る際のしぐさに着目した作風へと変化しはじめ、気が付いたら特異な身体性を獲得していた。'04年ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルにて『三月の5日間』を発表。同作により、本年、第49回岸田國士戯曲賞受賞。現在、横浜の小劇場、STスポット契約アーティスト。
ルビィ岡田 智代
幼少より踊る。二十歳を少し過ぎた頃、踊りから離れる。ダンスを封じ込めた身体を長い年月過ごした後、2002年よりソロ活動開始。踊る程に棲み分けていた身体の境目が徐々に曖昧になっていく。そのことが小気味よい。混じり気のないダンスだけを探し、それにひたる至福の時。
馬をきき黒沢 美香
1957年横浜出身、舞踊家族に生まれる。'82年までは派手に数々受賞。'82〜85年の渡米生活からダンスが捩れる。帰国後はstudio 200、ジァンジァン、STスポット等の小スペースで異なるジャンルのアーティスト等と即興性をベースとした作品の反復/連続上演を15年間継続。'99年ソロデビューと称して長編ソロダンス『薔薇の人』シリーズを開始、これまでに6作品を上演。'03年無国籍民族舞踊という強引なジャンルの中で自ら黒沢美香を否定/偽装する別名 “風間るり子” 活動開始。
やグカやグカ呼嗚鈴木 ユキオ
1997年より舞踏を始める。様々な舞踏、パフォーマンスグループに参加。'00年より自身のグループ《金魚 king-yo》やソロ活動を開始。'03年STスポット「ラボ20 #14」にてラボアワード受賞。'04年「ラボセレクション」にて『やグカやグカ呼嗚』発表、セゾン文化財団「ネクスト・ネクスト5」、「東京コンペ#1」等に出演。2005年度セッションハウスレジデンスアーティスト。
それをすると隅地 茉歩
大学、大学院を通じて文学研究を専門とし、事典編集や執筆活動を行う中、ふと身体の不在感に目覚めダンスに傾倒、舞踊活動を開始。その後関西を拠点に国内外でダンサーとしての経験を積み、1997年阿比留修一と《ダンスユニット セレノグラフィカ》を結成、代表として現在に至る。デュエット作品の創作を基軸に、スタイルの確立と解体を続行、近年はソロやグループ作品の振付も手がける。規格外体型で放つ緻密な身体操作により “踊るぬいぐるみ” とも。京都コンテンポラリーダンス研究所創設メンバー。
審査委員プロフィール
Photo:市川勝弘
審査委員長:天児牛大(あまがつ・うしお)
山海塾主宰/舞踏家/演出家
1949年横須賀市生まれ。'75年に山海塾を創設。'82年以降の全作品は、パリ市立劇場で初演、世界40カ国で公演を重ねる。'92年、バニョレ国際振付賞の審査委員長を務める。オペラの演出も手がけ、'98年にリヨン国立歌劇場にて初演されたオペラ『三人姉妹』は'01-'02年にパリ・シャトレ座、ベルギーの王立ラ・モネ劇場、リヨン国立歌劇場、オーストリアのウィーン・フェストボーヘンにて再演された。 '02年2月、『ひびき』がローレンス・オリヴィエ賞の《最優秀新作ダンス作品賞》を受賞。'05年12月、パリ市立劇場にて新作を発表する。
山海塾 http://www.sankaijuku.com
Photo:宮内勝
審査委員:鴻 英良(おおとり・ひでなが)
演劇批評家
1948年、静岡県弁天島生まれ。'02年から'04年まで、カンプナーゲル(ドイツ・ハンブルグ)で夏開催される国際演劇祭ラオコオンの芸術監督。'00年から'03年まで、ウォーカー・アート・センター(アメリカ・ミネアポリス)のグローバル委員会メンバー、'02年から演劇雑誌「舞台芸術」の編集責任者。著書に、『二十世紀劇場−歴史としての芸術と世界』('98/朝日新聞社)、訳書に、タデウシュ・カントール『芸術家よ、くたばれ!』('90/作品社)、アンドレイ・タルコフスキー『映像のポエジア:刻印された時間』('88/キネマ旬報社)など。
審査委員:塩谷陽子(しおや・ようこ)
ジャパン・ソサエティー 舞台公演部部長
東京芸術大学音楽学部楽理科卒。1988年の渡米を機に、朝日新聞、産経新聞、AERA等に執筆を開始。他、日本の財団・ 企業・地方行政局等に向けて米国の芸術支援に関する調査研究を行う。'97年よりジャパン・ソサエティー(NY)舞台公演部に勤務。プログラムを立案・実施する他、全米ツアー、日米振付家交換レジデンシー、米国アーティストへの新作委嘱等、新規事業を立ち上げる。'03年より現職。'04年よりNYベッシー賞審査員。著書に『ニューヨーク:芸術家と共存する街』('98/丸善ライブラリー)など。現在、朝日夕刊に『Around the World』に舞台芸術の論評を執筆。
Japan Societyhttp://www.japansociety.org
審査委員:Diane Boucher(ディアンヌ・ブッシェ)
アーツコンサルタント
カナダ・ケベック州のモントリオールを拠点として、映像・音楽・ダンス・演劇等の企画・制作・マーケティング・広報を手がけ、多数の諮問委員会委員を歴任。1983年共同創設者としてヌーベルダンス国際フェスティバル(FIND)を創設。副委員長及びプログラム委員を務め、'89年から'02年はアソシエイトディレクターを兼任。'03年以降は、ダンスカンパニーや大学、国際フェスティバル等のコンサルタントとしてパフォーミングアーツの普及・紹介に専念。ケベックの振付家、アーティストを海外に紹介すると共に、国外の振付家の発掘と紹介を行っている。
審査委員:Val Bourne(バル・ボーン)
ダンスアンブレラ アーティスティックディレクター
ロンドンフェスティバルバレエ等の広報・マーケティングオフィサー、アーツカウンシルを経て、1978年グレイタ−ロンドンアーツ初のダンスオフィサーとなる。同職在籍中の'78年ダンスアンブレラを設立、世界中のダンスクリエイターの才能を見いだし紹介すると共に、教育プログラム等を通してダンスの普及に務め、“英国の最も重要なダンスフェスティバル”('02/タイムアウト誌)と称される。その功績は国際的に認められ、ベッシー賞(NY)、国際舞台芸術協会 (ISPA) ダンス功績賞、ダンス批評家賞等の他、シュバリエ芸術文化勲章(フランス)受章、大英勲章CBE等を叙勲。
Dance Umbrellahttp://www.danceumbrella.co.uk/
選考委員
岸 正人(きし・まさと) 山口情報芸術センターシアターディレクター
小暮宣雄(こぐれ・のぶお) 京都橘女子大学文化政策学部助教授
紫牟田伸子(しむた・のぶこ) デザインジャーナリスト/編集者
貫 成人(ぬき・しげと) 専修大学文学部教授/舞踊批評家
久野敦子(ひさの・あつこ) 財団法人セゾン文化財団プログラムディレクター
武藤大祐(むとう・だいすけ) 美学研究者/ダンス批評家
楫屋一之(かじや・かずゆき) 世田谷パブリックシアタープロデューサー
主催 TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD実行委員会
トヨタ自動車株式会社
提携 世田谷パブリックシアター
運営 トヨタ コレオグラフィー アワード事務局
協力 NPO法人 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)/オフィシャルエアライン・日本航空
後援 ケベック州政府在日事務所
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