森からのお手紙
2004年6月24日更新

2004年 6月24日号 一円玉にかくれてしまうハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ

梅雨に入りました。

水門(すいもん)をつくって水かさをコントロールしている湿生生物観察園には、ちいさいハッチョウトンボがたくさん飛んでいます。
一円玉にかくれてしまうほどの、日本で一番ちいさいトンボです。


ハッチョウトンボのオス
ハッチョウトンボのオス
ハッチョウトンボのメス
ハッチョウトンボのメス



ヤゴから大人のトンボへ

スゲの葉にしっかりとつかまっていた小さなヤゴから、トンボが出てきました。
ハッチョウトンボの羽化(うか)です。
出てきたばかりのトンボはオスですが、うすい黄色をしていました。
まだ体もやわらかいようです。

2、3日たつと、ハッチョウトンボのオスはオレンジ色に、そして1週間くらいで、頭の先まで真っ赤な色になります。


羽化したばかりのハッチョウトンボ
羽化したばかりのハッチョウトンボ
羽化して2、3日のハッチョウトンボ(オス)
羽化して2、3日のハッチョウトンボ(オス)



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交尾(こうび)

オスは直径1メートルぐらいのなわばりを持ちます。

なわばりに入ってきたメスに、オスが寄りそうように止まりました。
しばらくするとオスがメスに飛びついて、つかまえて交尾をしました。
ほんの数秒の間のできごとでした。

そのあとメスはすぐに卵を産みはじめ、オスは飛び回りながらそのようすを見守っていました。
ハッチョウトンボの交尾
ハッチョウトンボの交尾


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森へのおさそい

ハッチョウトンボは産卵を終えてまもなく、10日から2週間ぐらいで死んでしまいます。
しかし、夏の間は、羽化したハッチョウトンボがつぎつぎとあらわれます。

小さくてとてもかわいいハッチョウトンボを観察してみませんか?




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写真撮影協力:(里山学習館)原田敬子、大原満枝


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