森からのお手紙
2004年11月10日更新

2004年 11月10日号 落ち葉の下のふしぎな世界
落ち葉の下

森では、木の葉が落ちて、地面につもっています。
落ち葉の下には、どんな世界が広がっているのでしょうか。
腹ばいになって、じっくりのぞいてみましょう。
林床から森を見上げてみると
林床から森を見上げてみると


落ち葉にかくれた生き物たち

落ち葉をめくってみると、赤いダニが動いていました。大きさは 2ミリくらいでとても小さいですが、まるまるとした、かわいらしい形をしています。
10センチほどの長さのヤマナメクジもいました。じめじめとしめったところでしか生きられないので、落ち葉の下はちょうど良いすみかなのでしょう。

ダニ
ダニ
ヤマナメクジ
ヤマナメクジ



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落ち葉の下の仕事人

ボロボロになった枯れ木の中ではミミズが動いていました。
枯れ木や枯れ草や土などを食べているミミズのフンは、植物の生長にとって大切な栄養分がたくさん含まれています。また、フンは粒状にかたまるので、すき間ができ、水はけや通気性のよい土ができます。かたい土の中でも、ミミズが動き回ることによって土がかき回されて、やわらかくなります。

たおれているマツを動かしてみると、真っ黒なオオゴキブリがいました! 家にでるゴキブリよりも少し大きいですが、枯れ木を食べるおとなしいゴキブリです。
ヤスデもいました。ヤスデも、枯れた植物を食べて分解し、土にもどします。
また、近くの落ち葉からは白くて細いキノコが生えています。

森の中で立つと、片足の下には「数万匹の生き物がいる」と言われています。
なかなか見ることはできませんが、働きものの生き物たちが、落ち葉や枯れ木を分解することによって、森のゆたかな土をつくっているのです。
みなさんは、森の落ち葉の下の世界に、どのくらいの生き物を見つけられるでしょうか?

「森の仕事人」(キノコ)は、「森」からのお手紙2004年7月7日号でも紹介しています。

ミミズ
ミミズ
オオゴキブリ
オオゴキブリ

ヤスデ
ヤスデ
キノコ
キノコ(シロコナカブリ)


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写真撮影協力:(里山学習館)原田敬子、大原満枝、小野竜彦


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