森からのお手紙
2004年12月22日更新

2004年 12月22日号 もういくつ寝るとお正月
お正月準備

「もういくつ寝るとお正月」という、待ち遠しいお正月をうたう歌がありますが、最近はクリスマスが終わってからあわただしくお正月の準備をすることが多いのではないでしょうか。
「トヨタの森」では、12月のなかごろに、お正月をむかえる準備を始めました。

「トヨタの森」の里山学習館は、三河杉(みかわすぎ)という奥三河地域の材でつくられています。
そこで、奥三河でよく行われている、昔ながらのお正月のスタイルをとることにしました。

わらでしめ縄をなう原田さん
わらでしめ縄をなう原田さん


正月かざり

正面の門には、"正月かざり"をつけました。
正月かざりは、松竹梅(しょうちくばい)といわれるマツとタケとウメを門の両側にかざります。
その間は、わらでなったしめ縄(なわ)を渡し、紙を折ってつくった垂(しで)を下げます。
そして、わらで編んだ"やす"とよばれるかざりを門の両側につけます。

やすには、大晦日(おおみそか)に、あずきご飯を供えます。
元旦には、その上に、おもちを小さく切ったものを供え、お正月の2日には、"お炊き初め(おたきぞめ)"といって新年になってはじめてたいた白いご飯をさらに供えます。7日には七草粥(ななくさがゆ)をさらに上から加えて、奉り終えます。
お正月に家族が集まれることや、五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを祈って、神様にご飯をささげるのです。

お正月かざり
お正月かざり
あずきご飯を奉った"やす"
あずきご飯を奉った"やす"


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火の神、水の神

かまどや井戸にも、このようなかざりをつけます。
かまどは火の神さま、井戸には水の神さまがいるので、一年の感謝と来年への恵みの気持ちを込めておまつりするのです。
しめ縄と垂と、サカキ、そして鏡餅(かがみもち)をかざりました。

火の神様へ
火の神様へ
水の神様へ
水の神様へ


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よいお正月を

地域の人に作り方を教わったり、近所からわらを分けてもらったり、森の中の草木を使ったりして、昔ながらのお正月のしたくが完成しました。
みなさんのおうちでも、何かひとつ、手作りのお正月かざりをつくってみてはいかがでしょうか。

今年一年「森」からのお手紙を読んでいただき、ありがとうございました。
よいお正月をお迎えください!
ハウスでついた鏡餅と森の恵みでかざった床の間
ハウスでついた鏡餅と森の恵みでかざった床の間


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写真撮影協力:(里山学習館)原田敬子、大原満枝、小野竜彦
お正月かざりご指導:(奥三河出身)原田秋男


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