森からのお手紙
2005年2月10日更新

2005年 2月10日号 春を待つ虫たち
石の下

小学校の総合学習として、「トヨタの森」にはたくさんの子供たちが来てくれます。
「冬の虫探し」をテーマに森の中を歩いたとき、小学生が大きな石をどけてみると…、1センチあまりの虫を見つけました!
金属のように光る「キボシアオゴミムシ」です。
[キボシアオゴミムシ]
[キボシアオゴミムシ]


朽木(くちき)の中

朽木(くちき)を少しめくってみると、2センチくらいのクモがいました。
「コアシダカグモ」です。ときどき家に出る大きな「アシダカグモ」の仲間ですが、コアシダカグモは朽木の中などにいるのをよく見かけます。
冬の間はエサが少ないので、おなかがすかないよう、一日中ほとんど動かずにじっとしています。
寒さに耐(た)えながら、生命が活発に動き出す春を待っているのですね。
[コアシダカグモ]
[コアシダカグモ]


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ひだまり

少しあたたかい日には、ひだまりにムラサキシジミが飛んできました。
「ムラサキシジミ」は羽を開くときれいなむらさき色をしていますが、羽を閉じると落ち葉とおなじような色をしています。
寒い冬の間は羽を閉じて、落ち葉の中にじっとかくれているのですが、冬でもあたたかい日があると、ひなたぼっこに出てくることがあります。
それでも、花から花へ飛びまわる春のようにはいきません。
ひだまりで、羽をひろげてじっとしています。

日当たりのいい野原には、「ツチイナゴ」がいました。 やはり、ひなたぼっこでしょう。
「春になったのかな?」 「まだかな?」と様子をうかがっているのでしょうか。

あたたかい春を待っているのは虫たちだけではありません。
私たち人間も「春よ来い、早く来い」と心から待ち望んでいます。

[ムラサキシジミ]
[ムラサキシジミ]
[ツチイナゴ]
[ツチイナゴ]


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写真撮影協力:(里山学習館)原田敬子、大原満枝、小野竜彦、原田秋男


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