森からのお手紙
2005年6月17日更新

2005年 6月号 森と生命のつながり
シジュウカラのひな

エコの森ハウスの周辺でいくつかの巣箱をかけ、鳥に住宅の提供をしています。
ハウスに一番近い巣箱では、シジュウカラがすみついて子育てをしていました。
葉っぱを食べるアオムシは、シジュウカラのひなたちのえさにうってつけ。
おす、めす交代でくちばしいっぱいにアオムシをくわえて運んできます。

そして、5月下旬、9羽のひなが巣立ちました。
巣立ったばかりのひな鳥は、まだ警戒心(けいかいしん)がすくなく、飛ぶのもうまくありません。
6月のこの時期には、森の中で他にも色々なひな鳥を見ることができます。

アオムシを運んできた親鳥
アオムシを運んできた親鳥
巣箱の中の9羽のひなたち
巣箱の中の9羽のひなたち

シジュウカラの巣立ち
シジュウカラの巣立ち
巣立ったばかりのシジュウカラ
巣立ったばかりのシジュウカラ


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アオムシ

鳥に食べられてしまうアオムシは、チョウやガのこどもです。
食欲旺盛(しょくよくおうせい)で、朝から晩まで、葉っぱを食べるのにおおいそがし。
でも、うかうか食べているわけにはいきません。
葉っぱに、枝に、体を似せて、鳥たちに見つからないような工夫をしています。
アオムシ
アオムシ


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カラスの襲撃(しゅうげき)

ひとつの巣箱に事件が起きました。
それは、もうすぐひなが巣立つという時、カラスがやって来て、そのひなを襲おうとしたのです。
するどいくちばしの跡が巣箱に残っています。
巣の中をのぞいて見ると、ひなたちは、おびえて端(はし)のほうに固まっていました。
なんとかカラスに食べられずに無事だったようです。

緑まぶしい森は子育て中の生き物にとって、なくてはならないものです。
しかし、その中では常に、何かが食べられ、何かが生き残って命がつながっています。
「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」、「食物連鎖(しょくもつれんさ)」。森林は、生きものたちのこのような舞台でもあるのです。
カラスに襲撃された巣箱
カラスに襲撃された巣箱


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写真撮影協力:(里山学習館)原田敬子、大原満枝、小野竜彦、原田秋男


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