森からのお手紙
2005年8月25日更新

2005年 8月号 緑のカーテン~つる性植物~
やっかい者あつかいの「つる性植物」

森の中を歩いていると、さまざまなつる性植物を見かけます。
他の木にからまりつきながら、上へ上へと広がっています。

しかし、森の木におおいかぶさって、光合成をさえぎってしまうので「やっかい者」といわれています。

ものによっては「しめ殺しの木」と呼ばれることもあり、つるが成長してくると、柱となっている木をしめつけて枯らしてしまったり、幹に食い込んで木材の価値を落としてしまったりします。

だから、林業では「つる切り」といって、つる性植物がはびこらないように、切る作業があります。

木をおおうミツバアケビ
木をおおうミツバアケビ
木にからまるつる
木にからまるつる


森のめぐみをくれる「つる性植物」

森の中でやっかい者あつかいをされることが多いつる性植物ですが、マタタビ、ヤマブドウ、アケビのようにおいしい果実をつけるものもあれば、クズやナガイモのように地下部が食べられるもの、フジやツルアジサイのようにきれいな花を咲かせて、私たちを楽しませてくれるものもあります。

ミツバアケビ
ミツバアケビ
 
フジ(5月ごろ花が咲く)
フジ(5月ごろ花が咲く)


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緑のカーテン

つる性植物は、最近、「緑のカーテン」として活用されるようになってきました。
窓をおおうようにつる性植物を育てると、窓から入る直射日光をやわらげ、部屋の中が暑くなるのを防止してくれます。

トヨタの森では、窓辺に支柱を立てて、ガガイモのカーテンを育てています。
小学校などでも、アサガオやヘチマで、緑のカーテンをつくっているところがあるようです。
見た目にも涼しい緑のカーテンを、みなさんの家でも育ててみてはいかがでしょうか?

ガガイモのカーテン   緑のカーテンの陰でやすむゴマダラチョウ
ガガイモのカーテン
緑のカーテンの陰でやすむ
ゴマダラチョウ


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写真撮影協力:(里山学習館)原田敬子、大原満枝、小野竜彦、原田秋男


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