森からのお手紙
2006年3月20日更新

2006年 3月号 春つげ鳥 ウグイス
春をつげるウグイスの声

梅の花が咲く頃にトヨタの森では春つげ鳥のウグイスが鳴きはじめます。
鳥が好きな人はもちろん、そうでない人も「ウグイスの鳴き声は?」と聞くと「ホーホケキョ」、
小さな子どもから、お年寄りまで、誰に聞いても「ホーホケキョ!」
では、どんな鳥?と聞くと「見たことない・・」「知らない・・」「ウグイス色の・・」と答えが返ってきます。
誰もが鳴き声を知っていても、なかなかその正体は知られていないようです。
春の森
春の森


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ウグイスの特徴(とくちょう)

「ホーホケキョ」と鳴くのは、繁殖期(はんしょくき)オスの“ラブコール”。
その他の季節は「チャッチャッチャッ」と鳴きます。これを地鳴きといいます。
時々「ケキョケキョケキョ・・・」と何回も鳴くのは、ウグイスの谷渡り(たにわたり)と呼ばれていますが、警戒(けいかい)しているときに鳴きます。

背中の色は、オリーブ褐色(かっしょく)、腹側は汚白色、目の上にはっきりとした白い眉のようなアイラインが特徴です。
また、ウグイスのフンは、平安時代から肌を白くする洗顔料として使われてきました。
昆虫を食べるウグイスの胃の中にはたんぱく質や脂肪を分解する酵素(こうそ)が分泌されており、それがフンとなって出てくるのです。
その酵素が、肌の毛穴などの汚れを落とし、肌を白くする効果があるようです。

ちなみに、「ウグイス色」という黄緑色は、このフンの粉の色だとか、メジロをウグイスだとかん違いしたのだとかと言われています。

ウグイス
ウグイス


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ウグイスと似ている鳥

ウグイスと同じように、白いアイラインのある鳥がいます。 ヤブサメやセンダイムシクイです。
トヨタの森でも運がいい日は出遭えるかもしれません。

ヤブサメ ヤブサメ
センダイムシクイ
センダイムシクイ


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聞きなし

鳥の鳴き声を人の言葉におきかえることです。
昔の人がつくった「聞きなし」をご紹介します。

春の里山でお花見をしながら色々な鳴き声を聞きなしてみるのも楽しそうですね。


ウグイス
「ホーホケキョ」
ほう法華経(ほけきょう)・・・ウグイスの美しい声をありがたいお経のように聞いていたのですね。
センダイムシクイ
「チヨチヨチヨ・ビィー」
「焼酎一杯(しょうちゅういっぱい)・グィー」
ツバメ
「ジュク・クチュッ・ジー」
巣づくりをする時に土や泥を集める様子を見て「土食って・泥食って・しぶ~い」と聞きなしたそうです。

ツバメ
ツバメ


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写真撮影協力:(西三河野鳥の会)杉山時雄 (里山学習館)原田敬子、大原満枝、小野竜彦、原田秋男


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