2006年4月20日更新
2006年 4月号
5月5日は端午の節句
5月5日は端午の節句
♪屋根より高いこいのぼり~♪柱のきずはおととしの~と、端午の節句近くになるとつい口ずさんでしまう唱歌がありますね。
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ショウブとかしわ餅
端午の節句に無くてはならない植物にショウブ(菖蒲)とカシワ(柏)があります。
ショウブの葉や根に良いかおりがあることから、昔から邪気やもののけをはらう力があると考えられていたそうです。旧暦の5月ごろには田んぼのあぜや池の淵など水辺にたくさん生えていたのでしょう。
葉は薬湯に、根や茎は乾燥し「菖蒲根」という胃腸に効く漢方薬に、その他、解熱、ひきつけ、傷薬などに利用されたと言われています。病院や薬局などが近くに無い時代の先人の知恵にはいつも驚かされます。
今でも5月5日はショウブとよもぎを束ねたものをお風呂にいれてショウブ湯を楽しんでいるご家庭もたくさんあるようです。
カシワは新しい葉が顔を出してから古い葉が落ちることから、絶えることのない子孫繁栄を願い供えられたものです。
ノハナショウブ トヨタの森・湿生園に自生する
「ハナショウブ」の原種
4月まだ古い葉が付いたままの
「クエルカス実生苗試験区」のカシワの木
カシワの葉で包んだかしわ餅
端午の節句は遠く中国から伝わったものですが、このかしわ餅は日本生まれの食べ物です。ちなみに、葉の裏側には毛が密集して生えており、こちら側で餅を包むとはがしやすく食べやすい。かしわ餅を食べる時にはぜひ、虫眼鏡で葉の裏を見てみましょう。
トヨタの森では5月の終りごろからノハナショウブの花やカシワの新葉が見ることが出来ます。森林浴と合わせてお楽しみください。
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編集・写真撮影:(トヨタの森)原田けいこ、大原満枝、小野竜彦、原田秋男
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