森からのお手紙
2007年1月18日更新

2007年 1月号 冬の森を歩こう
冬の森を歩こう

 冬の森は、人の声もなく、ひっそりしている。この間までにぎやかに鳴いていた虫たちは、池のカエルは、長い行列をつくっていたアリの大群はどうしただろう。落ち葉の下で眠っているのかな?こんなすっきりとした青空の日は冬の森を歩いてみたくなる。

「冬の森のコナラたち」
「冬の森のコナラたち」
 
 林道には落ち葉がいっぱい。カサコソ、カサコソ歩くたびに落ち葉の音が静かな森に響く。冬らしい景色に「ほっ」とため息をついてみる。

「落ち葉道」   「影も美しい落ち葉道」
「落ち葉道」   「影も美しい落ち葉道」
 
 太陽のひかりがこんなに暖かかったのかと実感。枝先に引っかかった葉が逆光に輝いて美しい。その先には、花のつぼみがしっかり膨らみ春の支度をしている。

「引っかかったタカノツメ」 「春待ちつぼみコバノミツバツツジ」
「引っかかったタカノツメ」   「春待ちつぼみコバノミツバツツジ」
 
 葉っぱをすっかり落とした木の幹に目をやると、まるでオーバーコートを着ているようだ。 それぞれに模様の違うコート、おや!メイサイ柄にそっくり。いや!パズルでも出来そうな。耳を当てると木の歌でも聞えてきそう。

「厚手のアベマキコート」 「縦じまコナラコート」 「メイサイ柄のリョウブ」
「厚手のアベマキコート」   「縦じまコナラコート」   「メイサイ柄のリョウブ」
 
 湿生生物観察園に足を伸ばしてみる。どんな虫に食べられたのか、どんな風と遊んだのか自然がつくった芸術作品2点と出会う。

「虫食い跡のコナラの葉」 「風と遊んだノリウツギ」
「虫食い跡のコナラの葉」   「風と遊んだノリウツギ」
 
 凍るような寒い朝霜が降りた。触るとこわれてしまいそう、見とれていると消えてしまいそう。シャーベットになった葉っぱたち。

「コケシャーベット」 「葉っぱシャーベット」
「コケシャーベット」   「葉っぱシャーベット」
 
 冬の森は寒いだけでなにもないと思っているかもしれませんが、静かな森を散策すると思った以上の発見があります。自分の目や耳など五感を使って冬の森を歩いて感じてみませんか。運が良い日は、“幸せの青い鳥”ルリビタキに・・紋付を着たジョウビタキに会えるかも・・

「白い眉斑(びはん)のルリビタキ」 「翼に紋が印象的なジョウビタキ」
「白い眉斑(びはん)のルリビタキ」   「翼に紋が印象的なジョウビタキ」
 
「アベマキの大木」  頭の上を見上げると青い空にすっくと伸びたアベマキの大木、足元に目をやるとヤブコウジの赤い実。疲れた体を癒してくれるような冬の森。 ひとつひとつの出会いを大切に。
  「ヤブコウジの赤い実」
「アベマキの大木」   「ヤブコウジの赤い実」


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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