森からのお手紙
2007年4月19日更新

2007年 4月号 総合学習のお手伝い
総合学習のお手伝い

   2001年から始まった総合学習のお手伝いも今年で7年目を迎えました。
近年は市内の小学校を中心に年間130回、のべ5000人ほどの小学生が訪れてくれます。 そして、季節ごとに移りゆく“今日しか出会えない”里山の探検や五感を用いた自然体験を通して、食物連鎖や生命のつながり、生命を大切にする気持ち、さらには自然への感謝と畏敬の念を育んでいます。
今回は、子どもたちと探検する森の様子をご紹介します。

 


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森のいきものに「あいさつ」

   トヨタの森に春が来て、森の入り口のコナラが芽吹き始めました。
巣づくりをはじめたシジュウカラがコケを運んでいます。
目覚めたばかりの森は輝く命にあふれています。

 
森の入り口で   新緑の森   シジュウカラ
「森の入り口で」   「新緑の森」   「シジュウカラ」
   森の入り口でインタープリターが子どもたちに問いかけます。
「みんなは、友だちの家に入るとき、なんて挨拶するの?」
「おじゃまします」・「こんにちは!って言うよ。」
「そうだね。じゃあ、森のいきものにあいさつしよう!」
「こんにちは。おじゃましまーす」
子どもたちの声が響きます。
ほら!森の木の葉がユラユラ揺れて、小鳥がツッピーと返事をしました。

 


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五感を使って

   森の「神秘さ」「面白さ」「不思議さ」を伝えるのがインタープリタ-の仕事です。
五感を使って森を歩く。出会った感動は心につながり、森を大切にする心を育みます

 
さあ!耳を澄ましましょう   飛行機雲   緑のトンネル
「さあ!耳を澄ましましょう」   「飛行機雲」   「緑のトンネル」
「さあ、目を閉じて耳を澄ましましょう。」
「鳥の声。」「あっ!ウグイスだ。」
「飛行機が飛んでいくよ。」
「風の音がする。」
「ケロケロケロ・・・カエルの声だね。」
こころの窓を開けると森のおしゃべりが聞こえてくるよ。
今度はどんなおしゃべりが聞こえるかな?
 


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虫めがね

   小さな虫たちの世界も「神秘さ」「面白さ」「不思議さ」にあふれています。
虫めがねは「虫の目」ヘンシンする道具。
虫めがねを目に当て、草むらにひざまずくと・・・
草むらがジャングルに!
目の前を横切るカナヘビが恐竜のようだ。

 
虫の目にヘンシンだ   大きく見えるよ   カナヘビが恐竜に!
「虫の目にヘンシンだ」   「大きく見えるよ」   「カナヘビが恐竜に!」


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雨の日もおもしろい

   雨の日も森はおもしろい。
カッパを着て森に出かけましょう。
キラキラ光るクモの巣。
枝先のしずく。
樹幹を流れる水。
ヒキガエルやヤマナメクジも雨の日のお友だち。

 
キラキラ光るクモの巣   ヤマナメクジ   美しいしずく
「キラキラ光るクモの巣」   「ヤマナメクジ」   「美しいしずく」


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いのちのつながり

   森のいきものたちは食べたり食べられたり。
春になると森に住むヒキガエルが池に産卵にやってくる。
卵はやがてオタマジャクシになり5000匹の大家族。
「このオタマジャクシが、みんなカエルになったらどうなるのかな?」
「うーん・・・カエルだらけになっちゃうよ~」
「カエルはヘビや鳥たちに食べられて大人になるのは奇跡の一匹。」
池ですくったヒキガエルの卵から「いのちのつながり」を考える。

 
ヒキガエルの卵   ヒキガエルのこどもたち   奇跡の一匹
「ヒキガエルの卵」   「ヒキガエルのこどもたち」   「奇跡の一匹」


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森の諸注意

   ヘビ・ハチ・ムカデに注意!でも、みんな森の仲間たち。
ヘビは本来、臆病な生きもの。
春は尾根の乾燥している所で体温を温めています。
夏はエサをとるために沢や湿地で過ごします。
ハチは刺されると命に関わる危険な生きもの。
夏から秋は要注意。
黒い服装は避け、森を静かに歩きましょう。
ムカデは触らなければ大丈夫。
木の上から落ちてくる事もあるので帽子をかぶり、
首にはタオルを巻きましょう。
かぶれる植物ウルシ・ヌルデなどを覚えましょう。

危険な生き物グッズ  
「危険な生き物グッズ」
森の諸注意
「森の諸注意」


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里山学習館「エコの森ハウス」での学習

   伝統館や未来館で地球温暖化など私たちを取り巻く環境問題について学習します。

 
いろりを囲んで   雨水利用の井戸   未来館で
「いろりを囲んで」   「雨水利用の井戸」   「未来館で」
   里山学習館「エコの森ハウス」は、「トヨタの森」の活動をもっと広げるためにつくられたものです。ここでは、昔の暮らしの知恵や、植物の力(バイオマス)を利用する未来の暮らしを体験しながら、人間とあらゆる生物が、どうすれば生き生き暮らせるかを学ぶことができます。

 


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身近な自然へ

   森を体験した子どもたちから、「森のことが良くわかった。」「森のいきものと仲よくなれた。」「自然って大切なんだね。」といったふりかえりの言葉を聞きます。森で出会った生きものたちは、皆さんの身近なところでもきっと出会えるはず。トヨタの森の体験から身近な自然への一歩を踏み出してみませんか。

 


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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