森からのお手紙
2007年8月16日更新

2007年 8月号 「森の恐竜」 モリドラゴンとモリザウルス

 みなさんは、お庭や原っぱで“トカゲ”を見たことがありますか?トヨタの森では「カナヘビハウス」はじめ、林内のあちこちでトカゲを観察することができます。虫めがねで覗いて見ると・・・おや?おやおや??でっかい恐竜に見えませんか。森では、ニホンカナヘビを「モリドラゴン」、ニホントカゲを「モリザウルス」と名付け、体験学習の時間に子ども達と一緒に楽しく観察しています。
 


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おいらは 森の恐竜 “モリドラゴン”

「カナヘビ」 体よりしっぽの方がずっーと長いんだ
体の色は つやの無い褐色 ウロコもある
しっぽから頭にかけて指でこすると 
  ザラザラ  ガサガサ
薮や草むらがおいらの棲み家
人間の家の庭にもよく散歩に出かける
「カナヘビ全体」


この間 デカイ生き物 に出くわした
前足でおいらを捕まえようとしたので
しっぽを切って逃げたんだ
おいらのしっぽは 切れてもピクピク元気
動きつづけて デカイやつの興味を釘づけさっ!
そのすきに悠々と逃げるってわけ
これを おいらたちは“自切”(じせつ)と呼ぶんだ
切れたしっぽは そのうち ちゃんと生えてくる
どうだいこの頭の良さ
生きるための“知恵”って言うやつさ!
「シッポはえかけ」


「脱皮ガラ」 恋の季節は 5月から9月
かわいい彼女を見つけなきゃ
しっぽの太さで♀を見つけるんだ
後ろ足からしっぽが細くなっているのが♀
反対に♂は後ろ足からしっぽが同じ太さか それより
太いか これでかっこ良さが決まるのさ
卵は2から6個産み 25から50日でベビーが生まれる
おいらたちは脱皮をくりかえしながら大きくなっていく


時々しっぽが変なところから生えてるヤツもいる
“双尾”(そうび)とよばれ おいらたちには珍しくもないけどね
「カナヘビ」


「クモ」 おいらは 肉食 小さい昆虫やクモが大好物
とがった歯はないけれど 食べてしまう
    ムシャムシャ バリバリ
さぁ~今日もうまそうなバッタを見つけに原っぱへ出かけよう
「バッタ」


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わたしは 森の恐竜 “モリザウルス”

トカゲ顔
トカゲ全体
モリドラゴンと違ってわたしの体は 金属光沢のピッカピカ
子供のころはしっぽがメタリックブルー もっとピカピカ輝いてきれい
小学生にはレインボートカゲと呼ばれる時もある
大人になるとだんだんブルーは消えていくけれど・・・
かっこいい大人の♂は のどや横腹がオレンジ色にヘンシンするのよ
「虹2匹」


「半しっぽ」 わたしの棲んでいるところは 草地や石垣の間
晴れた日は 石の上でノンビリ日光浴が趣味かしら
でも危険な目にあった時は しっぽを切ってすたこらサッサ
もちろん切れた尾は再生するの・・・モリザウルスと同じね
大好物はミミズや昆虫
体の色の他にモリザウルスと大きく違うところは 産んだ卵を♀が孵化(ふか)するまで見守るところかしら
「ミミズ3匹」 「虫食」


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イマジネーションしてみて!

最近「自然との共生」という言葉をよく聞きますが、私たち人間と「ニホンカナヘビやニホントカゲ」はどんな形で関わってきたのでしょうか?
「モリドラゴンとモリザウルス」というネーミングにちなんで、1億数千万年前の“恐竜”が生きていた頃の地球に思いをはせてみるのも面白いかもしれませんね。
イマジネーション


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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