森からのお手紙
2009年2月19日更新

2009年 2月号 冬の森をのぞいてみたら・・・
「冬の森をのぞいてみたら・・・」

    前日からの雨もあがり少し暖かく思える1月31日の朝、トヨタの森の「自然生態園(せいたいえん)」の池で今年最初のアカガエルの卵を見つけました。まるで雨が降るのを待っていたかのようです。まだまだ池に氷が張るようなこの時季、卵を産み落としていくアカガエルたち・・・なんでかな?
毎年カエルたちのたくましさに感心させられます。
  アカガエルの卵


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「ヒキガエル」

  2006年撮影   2009年2月撮影     例年3月ごろには、ヒキガエルも卵を産みに同じ池にやってきます。ヒキガエルといえば、以前(※「森からのお手紙」2006年11月号)紹介しました「ヒキガエルのヒッキー」ですが、すごいことに今もエコの森ハウス前にある横穴に棲(す)みついています。2月2日の朝、穴の奥から少しだけはい出してきているところを確認できました。  
  2006年撮影   2009年2月撮影    
    胸にある2つの斑点模様は「ヒッキー」である証拠です。この穴に棲(す)みついて約4年が経ちました。産卵期(さんらんき)は、はるばるどこかの池まで行くのでしょうか? 2、3ヶ月間は帰ってきません。その間スタッフは心配で、心配で、まるで我が子を見るようです。想像してみてください。地図も持たず、遠くを見渡すこともできないようなヒキガエルがいったいどのようにして池を探し、また、自分の家までたどり着くのでしょうか? これこそヒキガエルの“生きる力”“不思議”“すごさ”だと思いませんか そんなヒッキーが今年もどこかの池に向かって結婚相手探しの旅じたくを始めたようです。
   こうしたカエルをはじめとする生き物の営みは体験学習に訪れる小学生たちにとって貴重な出会いです。カエルの卵をさわったり、おたまじゃくしを手ですくったりしたときの子供たちは目を輝かせています。カエルだけでなく野生生物との出会いはそんな魔法(まほう)のような力があるのではないでしょうか。


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「観察路(かんさつろ)には・・・」

     冬の森は光がよく差し込んで、足元の小さなものまで照らしてくれます。  
  コウヤボウキのがく   冬のササユリ   ササユリの種  
  コウヤボウキのがく   冬のササユリ   ササユリの種  


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「落ち葉の下では・・・」

     湿地の落ち葉の下をのぞいてみると、春を待ち焦がれている新芽が隠れていました。   ショウジョウバカマの花芽   ハルリンドウの小さな花芽  
      ショウジョウバカマの花芽   ハルリンドウの小さな花芽  


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「マンサク」

  マンサクの花   枯れてきている根元     ここ数年、トヨタの森のマンサクは枯れて数が減ってきています。気候の変化なのか、また森全体の成熟が進み周辺の木の勢いに負けているためか、それとも寄生虫などの影響かはわかりませんが、こうして枯れていく中でも何とか花を咲かせてくれた貴重な木です。  
  マンサクの花   枯れてきている根元    
    冬の森をのぞいてみたら、自然界の生き物たちはもう“春”だよ!!と知らせているようです。立春を過ぎ、啓蟄(けいちつ。二十四節気のひとつで3月6日頃。大地が温まり、冬眠していた虫が穴から出てくる頃。)がくると、虫たちもモゾモゾ動き出すことでしょう。負けるなマンサク 思わず応援したくなりました。


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トヨタの森 里山体験プログラム“センス・オブ・ワンダー”
早春プログラムの記録より


  ・09年1月7日 森の感察会「七草がゆの日」
   自然生態園(せいたいえん)でトヨタの森の七草を摘(つ)み「無病息災(むびょうそくさい)」(まったく病気をせず、健康であること)を願いつつ、お粥(かゆ)にしておいしくいただきました。
 
  七草がゆ1   七草がゆ2  
  ・09年1月14日 ひげさんのデジカメ教室「カンアオイを撮(と)る」
  「寒葵」という名のとおり、寒いこの季節に花を咲かせるカンアオイの花の撮影会(さつえいかい)。
 
  カンアオイ1   カンアオイ2  
  ・09年1月21日 健康ウォーキングA「森歩きコース」
  ウォーキングの前は準備体操から始めます。元気に歩いていると、カワセミの巣穴やカエルの卵を発見できました。
 
  森歩きコース1   森歩きコース2  
  ・09年1月28日 健康ウォーキングB「癒(いや)しのコース」
  トトロ岩で景色を眺めながら本の読み聞かせ、「おおきな木」を聞きながらホッと癒(いや)されました。
 
  癒(いや)しのコース1   癒(いや)しのコース2  
  ・09年2月4日 真冬の森の感察会「バードウォッチングを楽しもう」
  エナガやメジロを観察、なかなか双眼鏡(そうがんきょう)に入れて見るのは難しいが、アオゲラが開けたばかりの穴を発見することができ、今度はアオゲラのドラミングを聞けるといいな。
 
  バードウォッチング1   バードウォッチング2  
 
トヨタの森スタッフ一同より
 


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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