森からのお手紙
2009年5月21日更新

2009年 5月号 自然体験学習 子供たちの出会い「春の命をいただく」
    今年もまた、春が来ました。冬の間、静かだった森は目覚め、 新しい命にあふれはじめます。 新しい学年になったばかりの子供たちも森と同様、気持ちを新たに希望に燃(も)えてイキイキしています。 この春1番にトヨタの森に来てくれた3年生の子供たち。 取材当日の4月14日は大雨。雨の中でも楽しかった、自然体験学習の様子を報告します。 探検のテーマは「春の命をいただく。体も元気 おなかも元気   虫眼鏡で観察  


ページトップへ

「森の命を感じる」

    池の縁(ふち)で子供たちが何か見つけたよ。 指さす先にはヤゴから抜け出たばかりの生まれたてのクロスジギンヤンマ。 羽のしずくが金色に輝(かがや)いてみえます。 水は命の源。雨の中でも生まれる命があることに感動。
  池の中で生まれたオタマジャクシがずいぶん大きくなりました。 両手を合わせてすくい上げると手の中で泳ぐ。なんだかくすぐったい。 初めてオタマジャクシをさわる子もちょっとドキドキしながら、友達の手に渡す。 小さな森の命にタッチ 雨の日ならではの出会いと楽しい探検。
 
  なにかいるよ   トンボの誕生日  
  おたまじゃくし   おたまじゃくしのリレー  
  一本橋わたろう   森の入り口で  


ページトップへ

「野草を摘(つ)もう

    野草を摘んでサラダをつくるよ 摘むのはタンポポ・カラスノエンドウ・シロツメクサ・スイバ。 摘みながら食べてみると・・・ タンポポは・・・レタスみたい。 カラスノエンドウは・・・豆の味。 スイバは・・・すっぱ~い ミックスすると、どんな味になるのかな? 摘んだ野草は太陽のエネルギーと地面の栄養と水とで大きくなった。 森の地面はキノコやミミズのお仕事で豊かになり、野草の命につながる。  
  野草を摘みにいこう   クローバーを摘んだよ  


ページトップへ

「春の命をいただきます

    摘んだ野草を洗って細かく刻(きざ)む。 タンポポは花びらをほぐすと、緑の葉に黄色い色どりがきれい。 ドレッシング・すりごま・ポテトチップスを細かく砕(くだ)いて混ぜる。 ポテトチップのお皿に乗せてできあがり 手を合わせて「春の命をいただきます」 どんな味か? 心配だった子供たち。 最初に味見をした先生の「うまい」の声に子供たちもパクリ 「うまい~」美味しい笑顔もいっぱい 春の命で体も元気。おなかも元気。  
  野草のサラダ   ご馳走様  
  美味しい顔   タンポポサラダ  


ページトップへ

フクロウの棲(す)む森づくりパート3報告

    4月18日に「フクロウの棲む森づくり」のパート3を開催しました。参加したのは2008年の9月・11月に行われたフクロウの棲む森づくりパート1・パート2の参加者を中心に30名。今回は、整備をしてかけた巣箱にフクロウが入っているかを確認することです。巣箱に近づいて梯子(はしご)をかけた途端(とたん)、中から親フクロウが飛び出して、一斉に驚きの声があがりました。フクロウは木々を縫(ぬ)うように飛び、向かいの林に消えました。このお手紙がみなさんの目にとまる頃にはかわいいフクロウのヒナが巣立っていることでしょう。  
  記念撮影   ツイストパン   幻燈会  
  フクロウの森を後にして、エコの森ハウスの石炉でツイストパンを焼きプチ夕食にした後、デッキに座って野外幻燈(げんとう。幕に写真や映像を映し出すスライドのようなもの)会をしました。辺りは暗くなり、星が瞬(またた)きはじめカエルたちも歌い出す中「里山で暮らすフクロウの1年」の映像に浸りました。ゆったり過ごす夜の時間は人を幸せにするようです。“フクロウが棲む森づくりを通して環境を考えていきたい”“いろいろな生きものが共生できることが私たちも共生できることという意識で森と関わりたい”。参加者ひとり一人が森につながる思いを手に入れたようです。  


ページトップへ
編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


閉じる