森からのお手紙
2009年9月17日更新

2009年 9月号 トヨタの森 センス・オブ・ワンダー里山体験プログラム「夏休み子供編」
    8月号の里山体験プログラムに続いて、夏休み子供編を紹介いたします。  
  7月22日(水)夏の虫図鑑をつくろうその1 自然のかくし絵「原っぱの虫たち」  
  原っぱへ虫探し   あっ! いた、いた   2匹ゲット!  
  「原っぱへ虫探し」   「あっ いた、いた」   「2匹ゲット  
  <体験内容とルート>  
      「虫って何だ?」6・4・3のお話から始まった夏休み虫図鑑(ずかん)づくりがいよいよスタートです。
「原っぱの虫たち」昆虫の体のつくり「6本の足」「4枚のはね」「3つに分かれた体」からできているものを「6・4・3=6ム・4シ・3さん」、「ムシさん」と言うそうです。「面白いでしょう」とムシの大好きなスパイダー隊長のお話がつづきました。「へぇ~?」「ほんとかなぁ?」参加者の声に「本物を捕まえて見てみましょう!!」と原っぱへ出発。ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、カミキリムシなど捕まえケースに入れて図鑑づくり。細かいところまで虫めがねで観察(かんさつ)しながら色づけもできました。その他にもヘビの脱皮殻(だっぴがら)、ヒメタイコウチ、トリノフンダマシなど初めて目にするものもありました。ルートは、エコの森ハウス→自然生態園(せいたいえん)の草むら→1本橋を渡り→エコの森ハウス
   
  <参加者ふりかえり>  
    バッタを手で捕まえるところが面白かった。    
    キボシカミキリの♂(オス)と♀(メス)の違いが分かった。    
    トリノフンダマシがクモだとは思わなかった。    
    しみじみと虫を見て、捕まえることができました。    
    6・4・3はお友だちに教えてあげる。    
  7月29日(水)夏の虫図鑑をつくろう その2 自然のかくし絵「水辺の虫たち」  
  トンボこの指と~まれ!   池の中へ   これは何かな?  
  「トンボこの指と~まれ   「池の中へ」    「これは何かな?」  
  <体験内容とルート>  
      暑い夏は子供たちも水辺が大好き 長靴(ながぐつ)を履(は)いてペットボトルでつくった虫ケースと小型の網(あみ)を持って水辺に出発 まずは、池で飛んでいるトンボを指に止まらせるおまじない「トンボこの指と~まれ」赤いショウジョウトンボが本当に止まって感激(かんげき)ひとしおの男の子の嬉しそうな顔。それから上の池に移動。子供たちは、ためらうことなく水の中へ。「捕まえた これは何?」「ヤゴみ~つけた」とあちこちから声がして池の中は大さわぎ。トンボのヤゴ・ミズスマシ・マツモムシ・アメンボウなどたくさん捕まえることができました。いつもこの池にいるおおきなトノサマガエルがあまりのさわがしさに隠れて姿を見せなかったのが、ちょっと残念
ルートは、エコの森ハウス→自然生態園の中の池→上の池→エコの森ハウス
   
  <参加者ふりかえり>  
    ヤゴの目と目の間に黒いテンテンがあり、体はシマシマだった。    
    ゲンゴロウを描いた。ヤゴが口を伸ばしたところを描いた。    
    ヤゴの体がほんのりミドリがかっていた。    
    ヤゴにはいろいろな種類があった。    
  8月5日(水)夏の虫図鑑をつくろう その3 自然のかくし絵「森の虫たち」  
  虫の足は何本かな?   虫のキモチで樹液の匂いは?   朽ち木もめくってみよう  
  「虫の足は何本かな?」   「虫のキモチで
樹液の匂いは?」
  「朽ち木もめくってみよう」  
  <体験内容とルート>  
      森の入り口で「おじゃまします」とあいさつしてから森の中へ。虫を探すには「コツ」が必要です。虫はどんな所に隠れているのか? どんな所が好きなのか? どんな匂いが好きなのか? 自然の中で遊びながら身に付けるしかありません。実際に虫の好きな樹液(じゅえき)の匂いをかいだり、朽ち木の下を探したり、目や鼻をフルに使って、オオゴキブリやアブラゼミを食べるスズメバチ、高いところを飛ぶタマムシなどを発見。最後にカミキリムシをゲットできました。ルートは、エコの森ハウス→森入り口→実生苗(みしょうなえ。種から芽が出た苗のこと)エリア→放置エリア→アベマキ保全区→自然生態園→エコの森ハウス。    
  <参加者ふりかえり>  
    森は楽しかったが、自分で虫を探すのが大変だった。    
    イノシシのぬた場(体のノミやダニを落とすため、泥浴びをする場所)を見られたのが良かった。    
    いつも何気なく見ていた虫も、よく見ると気づくことがたくさんあった。    
    カミキリムシの胸の両端(りょうはし)にトゲがあることを発見    
  8月19日(水)夏休み工作教室「水てっぽうで水遊び」  
  ペンチで針金をギュ~ッと   うまく飛ぶかな?   誰が1番飛ぶか競争!  
  「ペンチで針金をギュ~ッと」   「うまく飛ぶかな?」   「誰が1番飛ぶか競争  
  <体験内容>  
      水てっぽうのプログラムは夏休みの1番人気です。子供の頃、水てっぽうをつくって遊んだ森の男性スタッフが先生です。森の竹林で切り出した竹で水てっぽうキットを用意。まずは押し出し棒の先に綿の布をクルクルと巻きつけて筒の太さに合わせます。水を押し出すこの部分を筒の太さに合わせるのが水てっぽうづくりのコツ。1人で頑張ってつくりあげる子、おかーさんと一緒につくっている子、みんな真剣です。これができたら筒の先にキリで穴をあけてできあがり。水を吸い上げて「それ~」「わぁ~飛んだよ」「力がいる~」夢中になっているうちにみんなびしょぬれになりました。「水遊びは楽しいね 水がたくさんある日本っていい国だよね。」「森が涼しいのは木が天然のクーラーの役目をしているからなんだよ。」とスタッフからの言葉。    
  <参加者ふりかえり>  
    水てっぽうをつくるのが楽しかった。    
    水てっぽうで遊んだのが楽しかった。    
    びしょぬれになったのが楽しかった。    
  8月26日(水)夏休みお料理教室「かんたんデザートづくり」  
  おねーちゃんがんばれ   缶きりはむずかしいよぅ   熱い鍋は大変   感謝していただきま~す  
  「おねーちゃんがんばれ」   「缶きりはむずかしいよぅ」   「熱い鍋は大変」   「感謝していただきま~す」  
  <体験内容>  
      今回のメニューでは、「杏仁(あんにん)ジュレ」と「きび砂糖入りわらびもちウグイスきな粉仕立て」の2種類をみんなでつくり、おいしくいただきました。「杏仁ジュレ」は杏仁粉をお湯と牛乳で溶かし、子供たちでもかんたんにつくることができましたが、上に飾(かざ)るくだものの缶詰を開けるのが大変。昔ながらの缶きりを使ってグリグリと力を入れ、何とか開けることができました。ジュレは、アガーパウダー(原料はカラギーナンという海藻(かいそう))を使い、ゼリーより柔らかい歯ごたえにして杏仁の上にかけると、いっそう涼しさを演出してくれます。
「きび砂糖入りわらびもちウグイスきな粉仕立て」は、森に生えている本物のわらびの葉っぱや根っこを見て、「こんなものがおやつになるの~?」と不思議(ふしぎ)だったり、心配したり。実際にわらび粉を水で溶いたものを熱いコンロの上で透明になるまでかき回しつづけるのは大変でしたが、おいしくできあがりました。今回の2つのおやつの糖分は、ビタミン、ミネラルを豊富(ほうふ)に含んだ体にやさしい「きび砂糖」を使いました。材料は海のもの(海藻)、山のもの(わらび)、畑のもの(大豆、くだもの、サトウキビ)などいろんなものの“命”に感謝(かんしゃ)をしながら、「いただきま~す」と大きな声で言えました。
   
  <参加者ふりかえり>  
    缶きりとわらびもちをまぜるのが、大変だった。    
    わらびもちにきな粉を手でまぶすのが楽しかった。    
    いつもわらびもちはお店で買って食べていたが、かんたんで子供と一緒にできることが分かった。    
    わらびもちはよくつくるが、いつもとは違っておいしかった。    
    本物のわらびを見せてもらったのが良かったし、和も洋も楽しめた。    
    シリーズ3回続けて参加して孫と楽しい夏休みになりました。    


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「センス・オブ・ワンダー 知ることより、感じることの大切さを」

  死は“命”のバトンタッチ   バッタの足は・・・?   水かけっこの後はずぶぬれ  
  「死は“命”のバトンタッチ」   「バッタの足は・・・?」   「水かけっこの後はずぶぬれ」  
  泳いでいるよぉ~   ピカピカのマメコガネ   ヤゴのお口はこうなっているんだ  
  「泳いでいるよぉ~」    「ピカピカのマメコガネ」   「ヤゴのお口は
こうなっているんだ」
 
      「森の中でいっぱい虫に会いた~い」小さな子供たちの声。「2本足の鳥さんや4本足のキツネさん。6本足のカブトムシに8本足のクモさんたちにも・・・。」もっといるよ、足のないヘビさんから百本足のムカデ君まで・・・会えると良いね「昆虫の王様といえば・・・?」の問いかけに子供たちは「クワガタ!!」と答えますが、でもどこにいるかわからないのでは出会えませんね。森の生き物たちは隠れ上手。「人間なんかに見つからないぞぉ」とカモフラージュしています。目の前に現れたとき「おや? これなんだろう? きれいな色。面白い形。」などと興味(きょうみ)を持つことや、いろいろな感覚を使って森の中で自分で発見することを大切にしています。このような体験を通して、森の楽しさ、不思議さ、大切さを感じ、いろいろな生き物がいっぱいいる森が面白い。だから「また来た~い」につなげています。    


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「トヨタの森 センス・オブ・ワンダー 秋・冬の里山体験プログラム」のご案内

  毎週水曜日に年間を通して里山体験プログラムを実施しています。見るだけの観察会(かんさつかい)ではなく、様々な感覚を使って自然とふれあうプログラムです。10月は、秋の森“感察会”や植木鉢(うえきばち)に小さな森づくり。11月は、小鳥のキモチで赤い実探しやデジカメ教室。12月は、落ち葉で焼きいもや新年のしめ縄(なわ)づくり、などなどいろいろ企画しています。ご予約は森のスタッフまでお気軽にお尋(たず)ねください。
第3・第4水曜日に開催する「健康ウォーキング:森あるき・いやしコース」もぜひご参加ください。(2009年6月号森からのお手紙ご参照)ご予約のお電話をお待ちしています。
 
    日時 毎週水曜日 13:00~14:30(受付12:50)雨天決行    
    場所 トヨタの森 エコの森ハウス(フォレスタヒルズ内)    
    定員 先着20名 0565-58-2736までご予約ください(月~土曜9:00~16:00まで)    


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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