森からのお手紙
2009年12月17日更新

2009年 12月号 「冬芽アート」
「冬の森」
    秋に葉っぱの色を変えた森の樹木(じゅもく)は、冬の今、すっかり葉を落として、誇(ほこ)らしげに美しい枝ぶりを見せています。 夏の間、にぎやかだった森の生き物たちは秋になると冬ごもりの準備(じゅんび)に入ります。トヨタの森の危険三兄弟、ムカデ・スズメバチ・マムシはどうしているかな・・・?
  ムカデは落ち葉の下や朽木(くちき)の中で静かに動きません。スズメバチの女王は朽木の中で眠っています。マムシは岩と岩の隙間(すきま)に入って丸まって、寒い冬が通り過ぎるのを待ちます。他の昆虫も、卵やサナギなど様々な方法を使って冬越しをします。
 
  冬枯れのトヨタの森  
  「冬枯れのトヨタの森」  


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「森の小人たち」
    冬のトヨタの森に、温かい服装(ふくそう)をして虫メガネを持って、ちょっと出かけてみませんか? 思いがけない友達に出会えるかもしれません。森の木立(こだち)の中を歩くだけでなく、ちょっと立ち止まって、枝先についている冬芽(ふゆめ)の様子を森探検をしている子供たちといっしょに見てみましょう。どの枝先にもふっくらと膨(ふく)らんだ冬芽がついています。その少し下に目をやると、おもしろい模様(もよう)があります。それは葉っぱの柄(え)がついていたところで、「葉痕(ようこん)」と言われている、葉と茎をつないでいたときの水分や養分(ようぶん)の通り道の跡(あと)なのです。  
  あっ! なにかいる!!   森の小人を見つけた  
  「あっ なにかいる!!   「森の小人を見つけた」  
    つまり君たちのおへそと同じなんだ。君たちがお母さんのお腹の中にいたとき、おへその緒(お)でつながっていてお母さんから栄養(えいよう)をもらっていたんだよ。
  葉っぱのおへその跡をよく見ると、怒った顔・泣いている顔・笑っている顔・寂(さび)しげな顔・猫やネズミに似た顔など、表情がひとつひとつ違って見えます。面白いでしょう? 落ちている葉っぱもひろって見てごらん。枝についていたところもやっぱりお顔に見えるよ。トヨタの森では「森の小人たち」と呼んでいるんだ。
 
  森の小人たち1  
    この冬芽たちは春に近づくほど日増しに大きくなり、まるで王冠(おうかん)をかぶったように見えてきます。木の種類(しゅるい)が違(ちが)うと顔の表情(葉痕)や冬芽の大きさ、形が違っているので、見ていて飽(あ)きません。まさに自然がつくり出すアート。  
  森の小人たち2  
    あどけない顔がいっぱい、君たちを待っているよ。君だけの“森の小人たち”を探しに、トヨタの森に来てね。  
  森の小人たち3  
  みんなで待ってるよ~ 会いにきてね!  
  「みんなで待ってるよ~ 会いに来てね  


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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