森からのお手紙
2010年3月18日更新

2010年 3月号 ひげさんのフォト日記  トヨタの森の四季
    春    
  草・木・虫・鳥・動物、全ての生きものが動き出す季節
どこを切り撮(と)っても、生き生き輝(かがや)いている
早く何かをしなければ・・・
早くどこかに行かなければと心は急(せ)く
自分も生きものであることに気づく
 
  黄色い花 マンサク     冬眠からお目覚め ヒキガエル    
  黄色い花 マンサク   冬眠からお目覚め ヒキガエル  
 
  ムササビさんこんにちは   一足早いシデコブシのお花見  
  ムササビさんこんにちは   一足早いシデコブシのお花見  
 
  枝先が膨(ふく)らむヤマザクラ     足元のハルリンドウ    
  枝先が膨(ふく)らむヤマザクラ   足元のハルリンドウ  
 
    巣立ちしたフクロウ     晩春(ばんしゅん)に咲くクロミノニシゴリ  
  巣立ちしたフクロウ   晩春(ばんしゅん)に咲くクロミノニシゴリ  
 
  にょろにょろ動き出すヤマカガシ     穴掘(あなほ)りをするアオゲラ    
  にょろにょろ動き出すヤマカガシ   穴掘(あなほ)りをするアオゲラ  


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    夏    
  初夏(しょか)・梅雨(つゆ)・真夏(まなつ)・半夏生(はんげしょう)・晩夏(ばんか)
と、夏をあらわす言葉はいろいろ
自然の中にどっぷり浸(つ)かっていると
どこから夏でどこから秋なのかわからない
何となく夏だなぁ~と感じる
しかし、確実に季節は移っていく
 
  産卵場所を探すウラナミアカシジミ   森の恐竜(きょうりゅう) カナヘビ  
  産卵場所を探すウラナミアカシジミ   森の恐竜(きょうりゅう) カナヘビ  
 
  森のCD クモの網(あみ)   気持ちよさそうなダルマガエル  
  森のCD クモの網(あみ)   気持ちよさそうなダルマガエル  
 
    クリオネのようなネジバナ     ぴかぴかメガネのコヤマトンボ  
  クリオネのようなネジバナ   ぴかぴかメガネのコヤマトンボ  
 
  葉裏(はうら)の宝石のクモたち     湿地(しっち)に咲くカキラン    
  葉裏(はうら)の宝石のクモたち   湿地(しっち)に咲くカキラン  
 
    色づくショウジョウトンボ     夏の終わりを告げるヒグラシ  
  色づくショウジョウトンボ   夏の終わりを告げるヒグラシ  


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    秋    
  カキ・クリ・ドングリ・ヤブムラサキ・ガマズミなど実りの秋
夏に虫たちが生きた証(あかし)
木の実は、生きものが冬に備(そな)えるための大切な食料
実りの秋が、生きものの生死を左右する
厳(きび)しい冬が訪れることを知っている
 
  酒場争い オオスズメバチ   どこに卵を産もうか? オトシブミの仲間  
  酒場争い オオスズメバチ   どこに卵を産もうか? オトシブミの仲間  
 
  これでもクモだよ キジロオヒキグモ   仲良しキノコ  
  これでもクモだよ キジロオヒキグモ   仲良しキノコ  
 
  ヤマガラの大好物エゴの実   エゴの実を探すのに忙しいヤマガラ  
  ヤマガラの大好物エゴの実   エゴの実を探すのに忙しいヤマガラ  
 
  ひっそりとたたずむキノコ   モミジバフウの紅葉(こうよう)  
  ひっそりとたたずむキノコ   モミジバフウの紅葉(こうよう)  
 
  柿の実を食べに来たメジロ   おどろき顔のタヌキ  
  柿の実を食べに来たメジロ   おどろき顔のタヌキ  
 


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    冬    
  冷ゆ(ひゆ)・振るう(ふるう)・震う(ふるう)・殖ゆ(ふゆ)などからきた言葉
生きものたちは卵・さなぎ・冬ごもりなどで
冷える冬を、震えながら、新しい生命を殖(ふ)やし乗り切る
寒さに耐(た)えきれず、命を落とす生きものは土へと還(かえ)る
厳(きび)しい冬を乗り切ったものだけが、春を迎えることができる
 
  カエル岩   エレガントなミヤマホオジロ  
  カエル岩   エレガントなミヤマホオジロ  
 
  甘い匂いのカツラの葉   タカノツメの落ち葉  
  甘い匂いのカツラの葉   タカノツメの落ち葉  
 
  樹(き)のせめぎあい コジイ   枯葉  
  樹(き)のせめぎあい コジイ   枯葉  
 
  青い鳥 ルリビタキ     迷彩(めいさい)の木肌(きはだ) リョウブ    
  青い鳥 ルリビタキ   迷彩(めいさい)の木肌(きはだ) リョウブ  
 
  雪をかぶる湿生園(しっせいえん)の看板   冬の終わりまで残るソヨゴの実  
  雪をかぶる湿生園(しっせいえん)の看板   冬の終わりまで残るソヨゴの実  


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    ファインダーを通してトヨタの森の自然を切り撮っていると、どんな小さなものにも繋(つな)がりがあることを教えてくれます。
  おいしい木の実は、冬の終わりにはなくなってしまいます。冬の終わりまで残るソヨゴの実は、食べても苦いだけでおいしくありません。それなのにソヨゴはどうやって生き抜いてきたのでしょう。ソヨゴの実がおいしくないのは小鳥たちもよく知っていて、食べるものがなくなる2~3月になると、仕方なく食べるようになります。2~3月といえば、小鳥たちも移動を始める頃でもあります。冬の最後まで実を残し、種(たね)をより遠くに小鳥たちが運んでくれることを知った上での戦術(せんじゅつ)かもしれませんね。
  そんなことを思いながら、トヨタの森を歩きながら写真に収めるのも楽しいひと時です。
 


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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