森からのお手紙
2010年5月20日更新

2010年 5月号 トヨタの森「水辺のようす」
緑あざやかな水辺
    5月に入り森は萌黄(もえぎ)色にヘンシンです。吹く風も柔らかく、コナラやアベマキなどドングリの木々たちも風にそよぎ、ソヨソヨとやさしい音色をかなでています。この頃の心地よい季節のことを「風薫(かお)る5月」とか「青葉風」と言うとか。森は1番気持ちがいい頃です。しかし水辺も負けてはいません。そんなトヨタの森の水辺をのぞいてみましょう。  
  「カエル声がにぎやかな湿生園」   「フジの花が咲く吉田池」  
  「カエルの声がにぎやかな湿生園」   「フジの花が咲く吉田池」  


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水辺はお花畑
     水辺では、紫(むらさき)色のお花畑が一面に広がっています。
お日さまが当たるように秋冬の草刈が欠かせません。
 
  「ムラサキサギゴケ」   「ハルリンドウ」  
  「ムラサキサギゴケ」   「ハルリンドウ」  


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春は恋の季節
     あっ トンボが飛んでる。体の細い水色の色あざやかなトンボです。
名まえは、ホソミオツネントンボ、ただ今ラブラブ中。
おや? 何かいる ふわ~り、ふわ~り、まるで幽霊(ゆうれい)かおばけのようです。
水辺の奥のうす暗い所で飛んでいます。
それも1匹ではありません。
エサキヒメコシボソガガンボという名まえがありました。
長いので“ゲゲゲのガガンボ”と森では呼ぶことにしました。
草の影(かげ)にそっと隠(かく)れている2匹もやっぱり、ラブラブ中。
春は虫たちも恋の季節なんですね・・・。
 
  「ハート形のホソミオツネントンボ」   「エサキヒメコシボソガガンボ」  
  「ハート形のホソミオツネントンボ」   「エサキヒメコシボソガガンボ」  


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水の中にはオタマジャクシ
     湿生園(しっせいえん)の5つの池には、早春に産(う)まれたオタマジャクシが元気いっぱい泳いでいます。
真っ黒いアズマヒキガエルと少し茶色いニホンアカガエルのベビーたちです。
梅雨時(つゆどき)にはアリぐらいの大きさになり、一斉に森に向かって歩き出します。
みんな森に帰れるといいね。
 
  「アズマヒキガエルのオタマジャクシ」   「ニホンアカガエルのオタマジャクシ」  
  「アズマヒキガエルのオタマジャクシ」   「ニホンアカガエルのオタマジャクシ」  


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谷の池
     フクロウの谷の池では羽を休めているタベサナエがいました。
おっと、草むらにももう1匹・・・でもなんだかへんです、動きません。
4枚の羽のうち2枚が曲がっています・・・なにがあったのでしょう?
このトンボはこれから青空を飛べるのでしょうか? ちょっと心配です。
心を残しながら「がんばってね」と応援(おうえん)しました。
 
  「タベサナエ」   「羽の曲がったタベサナエ」  
  「タベサナエ」   「羽の曲がったタベサナエ」  


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虫から見ると・・・
     人間から見ると小さな湿地(しっち)や水辺でも、小さな虫から見ると大きなジャングルかもしれません。
その中で一生懸命(いっしょうけんめい)生きている生き物たち。
足のあるもの、羽のあるもの、植物のように動けないもの、それぞれに生きていくのに色々なドラマがいっぱいあるようです。
私たち人間の入ることのできない世界でしょうか・・・。
もっとのぞいて見たくなりました。
 
  「シダジャングル」   「コケジャングル」  
  「シダジャングル」   「コケジャングル」  


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「フクロウの棲(す)む森づくり」パート6
     4月25日(日) 参加者24名で、今年の巣箱の確認(かくにん)と夜の森・フクロウウォッチングを楽しみました。
始めにこれまでの経過と今後の取り組みを説明、その後全員で「フクロウの森」へ。前回作業した「ネズミの狩場(かりば)」を確認し、いよいよ昨年ヒナが確認された3個の巣箱の繁殖(はんしょく)確認をしましたが・・・残念ながら子育て中のフクロウは確認できず、その代わりにベニヤの巣箱から勢いよくムササビが飛び出し、びっくり。「ワー!!」と歓声が上がりました。フクロウのヒナには会えなかったけど、昼間にムササビの滑空(かっくう)する姿が見られてとてもラッキーでした。
 
  「ネズミの狩場確認」   「巣箱確認」   「飛び出たムササビ」  
  「ネズミの狩場確認」   「巣箱確認」   「飛び出たムササビ」  
     ハウスに戻り、参加者の山楽会さんとソニー幸田さんのところでの森づくりの事例報告と、西三河野鳥の会の前田氏によるフクロウに関するバンディング&生態(せいたい)の報告を、みんなで興味(きょうみ)深くうかがいました。
  ※バンディング:環境省が発行する調査用リングを鳥類に付けること

  その後はみんなでつくる夕食会のはじまりはじまり。炭火で焼くパンと、カマドでつくったシチューを野外でいただき、「ホーホー・ゴロスケホーホー」とフクロウの鳴きまねをひげさんから教わった後、夕暮(ぐ)れを待って夜の森へ出かけました。森に棲む生き物の気配を感じながら耳を澄(す)ませてみましたが、なかなかフクロウからは返事はありませんでした。その代わり、きれいな月と静かな夜の森を楽しむことができました。
 
  「うまく焼けるかな」   「ホーホー・ゴロスケホーホー」   「森からの声に耳を澄まして」  
  「うまく焼けるかな」   「ホーホー・ゴロスケホーホー」   「森からの声に耳を澄まして」  


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次回の「フクロウの棲む森づくり」パート7のご案内
 
日時 2010年8月22日(日) 10:00~15:00
内容 「フクロウの気持ちになって巣箱づくり」
定員 30名
参加費 500円
*フクロウの巣箱だけではなく、色々な野鳥の巣箱づくりを企画中。皆さまのご参加お待ちしています。
 


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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