森からのお手紙
2010年6月17日更新

2010年 6月号 トヨタの森であそぼう 第19回 「池の中~101匹の仲間たち」報告
    木々の緑が一段と濃くなり、森の中は緑のトンネルのようです。5月30日に開催されたトヨタの森で遊ぼう 第19回「池の中~101匹の仲間たち」、今回のテーマは「カエル」です。昔はどこにでもいたカエルたちは、人間のライフスタイルの変化によってその生息環境(せいそくかんきょう)が狭められているといわれています。森にすむ生き物の命を支えているカエルの暮(く)らしを、11ファミリー39名の参加者と共に、森あるきやゲームを通して考えてみました。  


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カエルは身近な生きもの
     森のスタッフからカエルの話を聞きました。子供の頃ヒキガエルをたくさんつかまえて食べたのはヤギさん。そのヒキガエルの肝(きも)を近所のおばあさんが糸で結(むす)んで干して薬にしたとか。トノサマガエルのお腹をなでるとだんだんお腹が大きくなって・・・さらにお尻から麦わらのストローで息を吹き入れて遊んだ、ちょっと残酷な話。でも「生きものと遊んで命の大切さを知ったんだよ」とヒゲさん。日本の昔話や古い絵巻物にも登場するカエルは、なんだか人間味があふれていてかわいい。カエルのお面をかぶったスタッフと一緒に“カエルぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこ むぴょこぴょこ”と、みんなで早口言葉を楽しみました。  
  受け入れ1   受け入れ2   受け入れ3  


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森に出かけよう
     お弁当の入ったリュックを背負って、森のカエルたちに会えるかな? と期待しながら森あるき。
「いた~ 見つけたよ。」緑色が鮮やかシュレーゲルアオガエル。葉っぱそっくりなのによく見つけられたね。とみんなびっくり
  自然生態園(しぜんせいたいえん)の池ではカエル釣(つ)り。草の穂(ほ)を餌(えさ)にみたてて、トノサマガエルの前でユラユラ。すると・・・ぱくっ 「やった~カエルが飛びついた」みんなも負けずにカエル釣りを体験しました。
   森の池では、ヒキガエルの子供たちが上陸中。アリのように小さいカエルたちは池を出て森に帰るところです。がんばってね とやさしく声をかけました。
  湿生園(しっせいえん)で突然鳴(な)きだしたのはダルマガエル。ゲコゲコゲコゲコ・・・その声の大きさにビックリ。子供たちの観察力は抜群(ばつぐん) トカゲや小さなヒメタイコウチ、崖につくられたカネコトタテグモのお家、小さなハッチョウトンボ、ササユリやネジキの白い花など、たくさんの出会いに感動もいっぱいの森あるきでした。
 
  森の中1   シュレーゲル   トノサマガエル   森に帰るヒキガエル  
  森の中2   森の中3   森の中4  


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森の中でお弁当
     森でお弁当タイム。木漏(こも)れ日が心地よく、ホッとする時間です。お腹いっぱいになった後は、カエルのお面づくり。型紙を切り取ったら森の絵の具で色を塗(ぬ)ります。森の絵の具は木の葉や土。マーカーで描いた目や口はどれも個性的。「お父さん上手(じょうず)~」子供から尊敬(そんけい)の声が聞こえてきました。大人も子供も楽しんでつくったカエルのお面をかぶったら、かわいいカエルの家族に変身です。  
  お弁当   お面   カエルお面家族  


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カエルの気持ち
     芝生広場(しばふひろば)に移動してゲームをしました。カエルを食べるのは「フクロウ」。カエルが食べるのは「バッタ」。自然の中のつながりを考える鬼ごっこ。ゲームが始まるとみんな真剣 バッタは草を食べる、草にみたてたのは色つきのチップ。カエルにつかまったバッタはチップの入った袋を渡す。フクロウの鬼から逃げるカエルたち。フクロウにつかまったらチップの入った袋を渡す。カエルが全員つかまって、フクロウが手にしたのはたくさんの袋。この袋はたくさんの命のつながりの証(あかし)です。
   逃げるカエルも鬼のフクロウも汗(あせ)をかいてハァハァ~。生きていくって大変だ。カエルの気持ちになれたかな?
 
  ゲーム1   ゲーム2   ゲーム3  


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森も水辺も大切だ
     カエルが生きていくためには、産卵(さんらん)する水辺と暮らす森が必要です。小さな水たまりでも生きものにとっては大切な場所。この春、わが家でも庭の小さな水辺にヒキガエルが卵を産(う)んで、たくさんのカエルの赤ちゃんが森に帰って行きました。みなさんのお家の近くはどうでしょうか?
   小さな生きものたちの命は私たち人間の優(やさ)しさとつながっているのかもしれません。
 
  記念撮影  


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ


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