森からのお手紙
2010年9月16日更新

2010年 9月号 トヨタの森「夏休み水曜体験プログラム」と
「フクロウの棲(す)む森づくり」ご報告(ほうこく)
    猛暑日(もうしょび)の続く暑かった夏休みも終わり、新学期が始まりました。森ではコナラのドングリが大きくなり、ヤマガラやメジロの鳴き声に秋を感じます。子どもたちの元気いっぱいの声が響いた夏休みの水曜体験(たいけん)プログラムとフクロウの棲む森づくりパート7の報告をします。  


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7月21日 原っぱ探検隊(たんけんたい)「原っぱの虫(むし)図鑑(ずかん)づくり」 
参加者11名

  昆虫(こんちゅう)のことを「むし」と言うけどどうしてか知ってるかな?
 足が6本・はねが4枚・体が3つにわかれているから「6・4・3」で「む・し・さん」です。「へ~」「なるほど~」「ほんとだ 」と子どもたちの不思議(ふしぎ)そうな顔から始まった“原っぱ探検隊”。

夏の原っぱは生き物がいっぱい ピョンピョン飛び跳(は)ねるバッタを夢中(むちゅう)で追いかけます。

捕(つか)まえたのはカナヘビ・ゴマダラカミキリ・カエル。虫めがねや顕微鏡(けんびきょう)を使って、顔・はね・足などよく見て描(か)いて自分だけの図鑑ができました。『カナヘビの心臓(しんぞう)がドキドキしていた』『パパと一緒に虫捕(むしと)りをして楽しかった』と子どもたちからの声。
原っぱ1 原っぱ2 原っぱ3


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7月28日 森探検隊「森の中の虫図鑑づくり」 参加者 午前の部14名・午後の部11名
  森の虫といえば、“カブトムシやクワガタをゲットする ”と大きな期待の参加者が多く、午前・午後2回開催しました。

まずは、樹液(じゅえき)のでる木をさがしながら森探検。
スズメバチと出会ってドキドキ 
でも…「スズメバチがいないとカブトムシやクワガタが生きられないんだよ。」とひげさん。
スズメバチが巣をつくるために木の皮をかじるから樹液がでるのだそうです。

森の中はドラマティック。
カナヘビを捕まえたら口からミミズを吐きだした。
ムカデがコガネムシを食べているところにバッタリ。
池で大きなトノサマガエルを捕まえた子の得意(とくい)げな顔。
図鑑づくりではカマキリの腹(はら)がオレンジ色。
ヨツボシケシキスイの背中の模様(もよう)が赤いハート型。
カナブンの足に毛がいっぱいあった。などなど、良く見て発見したことに感動

カナブンやタマムシに糸をつけて飛ばす“虫さんとお散歩(さんぽ)”。『ぼくは、トノサマガエルでやってみる・・』と遊びの中から命(いのち)の大切さを学んでくれたと思います。
森1 森2 森3
森4 森5 森6


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8月4日 水辺(みずべ)探検隊「水辺の虫図鑑づくり」 参加者24名
  カエルたちが気持ち良さそうに泳いでいる自然生態園の池にアミを持った子どもたちが入りました。逃げる大きなカエルをみんなで追いかけて捕まえました。

背中に卵をつけたコオイムシ、お腹を上にして泳ぐマツモムシやトンボのヤゴなどたくさん捕まえました。

水辺はたくさんの命を育(はぐく)む場所。
コオイムシの背中の卵を数えたら68個あったとスケッチした女の子が教えてくれました。
カエルの前足の指は4本、後ろ足の指は5本。トノサマガエルの体にウサギの形の模様があった。ヤゴのおしりの先が3つに分かれていた。など良く見て発見したことはたくさん。
図鑑づくりをして気づくことの多さに驚(おどろ)きます。
水辺1 水辺2 水辺3


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8月18日 「水てっぽうで水あそび」 参加者19名
  子どもの頃に竹薮(たけやぶ)で竹を切るところから始めていた男性スタッフが先生です。事前にキットにしてあるものの、竹筒(たけづつ)にキリで穴をあけることや水を押しだす棒(ぼう)に布を巻きつけるのは結構むずかしい。「昔の子どもはなんでも自分で工夫(くふう)しながら遊んだんだよ。」とやぎさん。

一人で頑張ってつくる子、おかーさんと一緒にやる子いろいろですが、できあがったら水を汲(く)んで飛ばしました。
「それ~ 」水が空中に輪(わ)を描(えが)いて飛んだら大はしゃぎ。いつの間にか友だちめがけて飛ばし始め、みーんなびしょぬれに。
暑い夏は水あそびが最高 ホースのシャワーで虹(にじ)もできました。

水遊びができるのは緑(みどり)豊(ゆた)かな森林のお陰(かげ)。
森への感謝の気持ちも忘れずに。
てっぽう1 てっぽう2 てっぽう3


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8月25日 「簡単(かんたん)おやつに挑戦(ちょうせん) 」 
参加者 午前の部23名・午後の部7名

  森の素材(そざい)を使った簡単おやつづくり「竹かんてんと森の葉っぱでポンポコ蒸(む)しパン」。参加者多数で午前と午後の2回開催(かいさい)しました。

青竹の筒にアズキ入りのかんてん液(えき)を入れた竹かんてんは、クズの葉でフタをしてシュロの葉を裂(さ)いたひもで結(むす)んで冷やし固めます。
いただくときは、竹の底の部分に穴を開けて、スイッと口で吸(す)いながら食べます。
のどごしヒンヤリ、ほのかに青竹の香りも心地(ここち)よい。

暑い中、かまどで火をくべて蒸したパンは、まっ茶味とかぼちゃ味の2種類。
まっ茶味はクワの葉の上に種をのせ、かぼちゃ味はホイルやクズの葉に入れて蒸し、でき上がったらココアでタヌキの足あとをトッピング。
かぼちゃの黄色とココアの茶色い足あと。森のおやつにぴったりでうれしい気分。

できあがったおやつをカゴに入れて、みんなで大きなモミジバフウの木の下の“原っぱカフェ”でいただきまーす。暑い日も木影(こかげ)は涼(すず)しい天然クーラー。

参加者の声より『自然の素材を使ったのでいつもと違う感じがした』『自然の素材を使うと森の香りがする』『かぼちゃは嫌(きら)いだけど蒸しパンにしたらおいしかった』。
身近な素材で簡単にできるおやつは、“自然の恵み”を親子で感じてもらえるプログラムでした。
おやつ1 おやつ2 おやつ3
おやつ4 おやつ5 おやつ6


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8月22日「フクロウの棲む森づくり」パート7 参加者17名
  大人対象のプログラム「フクロウの気持ちになって巣箱(すばこ)づくり」と題し、フクロウはもちろん、森に棲むいろんな生きもの気持ちで巣箱をつくりました。

巣箱を使う生き物のこと、森に巣箱を架(か)ける意味、巣箱の中からみえてくる自然のつながりについて学んだ後、森に出かけて、キツネの掘(ほ)った巣穴やヤマネ、ムササビの巣箱を見回りました。
残念ながらムササビやヤマネには出会えませんでしたが、巣箱をのぞく時のワクワクする気持ちが巣箱づくりの原動力(げんどうりょく)になりそうです。

できあがったフクロウの巣箱をマイ・フィールドに架けて、フクロウが入るまで見守りたいという参加者の声。フクロウが暮らせる森があちこちにできると良いですね。
ヤマネの巣箱確認 ムササビの巣箱
「ヤマネの巣箱確認」 「ムササビの巣箱」
力を合わせて巣箱づくり いいできばえ
「力を合わせて巣箱づくり」 「いいできばえ 」
ステキな巣箱ができました
「ステキな巣箱ができました 」


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次回「フクロウの棲む森づくり」パート8のご案内
日時 2010年12月5日(日)  10:00~15:00
内容 「フクロウの気持ちになって森づくり」
定員 30名 ・参加費  500円
フクロウの棲む森づくりの最終回。これまでの全7回をふりかえって里山の整備(せいび)のあり方を考えます。


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ

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