2010年10月14日更新
2010年 10月号
10月の森 トピックス
記録的な猛暑(もうしょ)だった今年の夏も、この時期に入りようやく秋の気配(けはい)が感じられるようになりました。
この猛暑が森に与える影響(えいきょう)は・・・なんて考えているより、トピックス・事件はないかしらと森にお話をきいてみることにしました。すると・・・
!!
ページトップへ
トピックスその①・虫の音(ね)演奏会(えんそうかい)
自然生態(せいたい)園のぱっぱら原っぱは、昼間でも秋の虫たちのステキな演奏に出会えました。いくつかの種類の虫の音が聞こえてきますが、なんといっても美しい演奏を聴(き)かせてくれたのが、ツヅレサセコオロギ。
草むらの中にそっとカメラを向けてみました。
草の上を歩いてみると、大きなバッタが飛ぶたびにおもしろい音(おと)が聞こえてきます。
ツヅレサセコオロギ ♪リーリーリーリー♪とさかんに鳴(な)きます。万葉(まんよう)の時代にキリギリスと歌によまれたのは、この虫だといわれているとか。
キシキシキシキシと驚(おどろ)くほど大きなはね音をたてて飛ぶ、ツチイナゴやクルマバッタ。
ページトップへ
トピックスその②・秋げしき
9月に入り今年は秋がくるのかしら、と思う毎日でしたが『暑さ寒さも彼岸(ひがん)まで』とは昔の人はよく言ったものです。秋のお彼岸が過ぎた頃、確実にそこに秋が・・・。
すきとおる虫の音、空高くいわし雲、風にゆれるススキ、土手のハギの花、落ちたてのドングリ、はちきれそうなヤマグリ、風にあそぶ色あざやかな赤とんぼ。
どれをとっても確実に秋げしき。
ページトップへ
トピックスその③・原っぱで殺害事件です
!
おや? これはなんだ・・・。カエルの死体?? ・・・。でも動いてる
!
死体が
!!
なに、なに
!!!
「生々しいカエルの死体」
「お腹の中から現れた甲虫(こうちゅう)」
顔を近づけて、さらに目を凝(こ)らしてじーっと見てみると、カエルの体になにかいます。小枝でつついてみました。
すると、カエルのお腹から黒い小さな甲虫がワサワサと出てくるわ、出てくるわ、と思うとあっという間にいなくなりました。まるでキツネにつままれたようです。
これは、事件です
!
“事件は現場で起きています
!!
”
1匹をつかまえ写真に撮ってみました。
「コブマルエンマコガネ♂(オス)」
「翌日(よくじつ)捕(つか)まえた虫・左」
持ち帰り調べたところ、カエルのお腹にいた犯人は、「コブマルエンマコガネ」という名前でした。オスは、頭にしわをよせたようなコブがあり、小さなかわいいツノをもっています。
日本ではごく一般的に見られる中型の食糞性(しょくふんせい)コガネムシだそうです。へぇ~フン虫か。しかし、ユニークな体です。
翌日、事務所の中にたまたま飛んできた小さな虫。なんだか気になりこれも調べたところ、同じ虫でメス? ではないかと思われます。驚きです
!
これも事件です
!!
きのうつかまえてシャーレの中にいるオス虫を追いかけて来たのでしょうか? 夫婦でしょうか。それとも恋人? まちがえました。虫なので“恋虫”(こいちゅう)でしょうか???
チョッピリの期待とうらやましさが・・・。
≪あらためてつながりの大切さ≫
トヨタの森の中には、色々な生きものが暮らしています。それぞれに命を持ち必死で生きている。ほかの命をいただきながら・・・。
原っぱのカエルを死にいたらしめた一番はじめの犯人は、大型の野鳥か四足の動物か、はたまた、人間かはわかりませんが、森の命がこんな小さなフン虫にまでつながっている。当たり前のことだけど、すごいこと。わかっていたつもりでも、あらためて色々な生きものが暮らせる環境の大切さを感じます。
ページトップへ
トピックスその④ ファミリーで森あそび
第20回トヨタの森であそぼう
!
イベントのお知らせ
「森の生きもの・・・すみ家(か)づくり」
“生きもの大好きな人 みーんなあつまれ
!!
”
トヨタの森には、どんな生きものがいるかな?
なにを食べて、どんなところにすんでいるかな?
森を探検して生きものをさがしたり、すみ家をつくって
あそんじゃおう。“つながる命に”あなたの力を。
日 時
平成22年11月21日(日)9:30~15:00
参加費
大人1名300円 子ども1名200円
定 員
40名(多数の場合抽選)
場 所
トヨタの森
申込み・問合せ先 TEL & FAX 0565-58-2736 AM9:00~16:00まで(日曜休館)
ページトップへ
編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ
閉じる