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「ひげさんのデジカメ教室」は、カメラや撮影(さつえい)技術(ぎじゅつ)などの勉強ではなく、野山に行ったとき足元の小さい花や小さい生きものに目を向けて、それを記念にデジカメに写しこんでもらえればと思い、企画(きかく)したものでした。
自然の中で、一生懸命(けんめい)に生きるために根(ね)を張(は)り芽(め)を伸ばす植物は、それだけで生きる力を感じます。自然の中に生きる生きものは「食う食われるの世界」の中で、お互いに関係をつなぎながら必死に生きていることを感じます。
自然報道(ほうどう)写真家の宮崎 学(みやざき まなぶ)氏が「黙(もく)して語らない自然界」といわれるように、こちらから見る気にならなければ何も見えてこないということです。
机上(きじょう)でこんな写真が撮(と)りたい、あんな写真が撮りたいと思っているだけでは何も撮れないのです。まずは、自然の中に出かけて、自然の声に耳を傾(かたむ)けることから始めましょう。
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昨年は、近畿中国森林管理局(きんきちゅうごくしんりんかんりきょく)主催(しゅさい)の「グループ対抗(たいこう) 里山デジカメ選手権」に、森のスタッフが撮った3枚の組写真を応募したところ入賞いたしました。
「生まれたよ~」と題して、朝露(あさつゆ)に濡(ぬ)れ、乾(かわ)くのを待っている羽化(うか)したばかりのクロスジギンヤンマ。スポットライトを浴び、葉っぱをいっぱいに広げ、一生懸命に大きくなろうとしているマツの赤ちゃん。ふわふわの綿毛(わたげ)に包まれた、あどけない表情のフクロウの巣立ちヒナ、の3枚でした。
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| クロスジギンヤンマの羽化 |
マツの赤ちゃん |
フクロウの巣立ちヒナ |
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審査委員(しんさいいん)の一人である写真家の今森 光彦(いまもり みつひこ)氏からは「一つのテーマに絞(しぼ)ってまとめられているので、インパクトが強い組写真になっています。それぞれの誕生シーンで、トンボの羽化、マツの萌(も)え木、フクロウの幼鳥(ようちょう)と、それぞれがそれぞれの環境の中で生きているのが良くわかる写真で、優れたまとめ方をしています」と評価をしていただきました。
2年目を迎えた「デジカメ教室」は、最終編としてこの里山デジカメ選手権への応募を目標に定め、4月から月一回それぞれテーマを決めて撮影を行いました。
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