森からのお手紙
2011年2月17日更新

2011年 2月号 第21回森あそび「冬の森・たき火からはじめよう 」報告
「たき火びより」
    前夜からの雪がちらちら舞うとびっきり寒い朝、テーマにぴったりの“たき火びより”となった1月30日、12ファミリー42名の参加者と思いっきり“たき火”を楽しみました。  
  「たき火びより」1   「たき火びより」2  


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「たき火レクチャー」
  まずは、森のインタープリターのやぎさんより「たき火レクチャー」。
現代では薪(まき)に火をつけることは非日常的(ひにちじょうてき:ふだんの生活とは大きくかけ離れていること)になってしまいました。

どこでたき火をしたらよいか? 場所選び。
火床(ひどこ)や風向き、焚(た)きつけの種類、太さや大きさは? 
それをどのようにつんでいくか? 薪組みの方法。
マッチのつけ方、どこに火をつけたらよいのか? 着火(ちゃっか)の方法。
火がうまく燃え始めたら、火吹(ふ)き竹で空気をやさしく送る。吹き方のコツ。
大きな火になったら、薪を足し、燃え崩(くず)れてきたらそのつど薪を寄(よ)せて立体的に組みなおす。寄せるコツ。『火がつけば良し』ではなく“火は育てるもの”と考えましょう。とレクチャータイム。
  「たき火レクチャー」1   「たき火レクチャー」2  


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「火吹き竹づくり」
  たき火を楽しむ道具に「火吹き竹」があります。今度はインタープリターのひげさんに教えてもらい、子どもたちは「火吹き竹づくり」に挑戦(ちょうせん)です。

鉄(てつ)の棒(ぼう)で竹のフシをひとつ抜(ぬ)く。
勢(いきお)いがありすぎると息穴(いきあな)を開けるフシまで傷つけてしまいそう、丁寧(ていねい)に、慎重(しんちょう)に。
うまく真ん中のフシを抜いたら目印を描(か)き入れ“MY(マイ)火吹き竹”のでき上がり。
「火吹き竹づくり」1 「火吹き竹づくり」2 「火吹き竹づくり」3


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「森で焚きつけを集めよう」
  つぎは、自分たちでたき火にトライ 
やぎさんの言ったことを思い出しながら、森に出かけ焚きつけ探し。
どれかな? ・・これはどうかな? なかなか見つかりません。
やぎさんひげさんにもう一度確かめながら・・・あぁ~あった 
ひとつ分かると次々に見つかり、両手いっぱいに集めることができました。
「森で焚きつけを集めよう」1 「森で焚きつけを集めよう」2 「森で焚きつけを集めよう」3


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「たき火に挑戦 」
  いよいよたき火に挑戦です。
集めた焚きつけを壊(くず)れないように組んでいきます。

マッチをすって火をつける・・・でもなかなかうまくいきません。親も子どももいっしょうけんめいの協同作業(きょうどうさぎょう)。なんとか火がつき、火吹き竹が大活躍(だいかつやく)。

ヒーフー ヒーフー ボー ボーといい音が聞こえてきます。

ホッペをふくらませ、やさしく、やさしく、時々強く。火が大きくなるとみんな笑顔になりました。うまく火がつけば焼きマシュマロのおやつタイム、アッチッチといっそう笑顔がこぼれます。
  「たき火に挑戦!」1   「たき火に挑戦!」2   「たき火に挑戦!」3  
  「たき火に挑戦!」4   「たき火に挑戦!」5   「たき火に挑戦!」6  


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「森でワッショイ 丸太を運ぶ」
  みんなで力を合わせ森から太い丸太を運び出します。
その前にどんな木を切るのかな? 

やぎさんからのお話し。
カシノナガキクイムシという甲虫(こうちゅう)が木の中に入り込み木を枯(か)らしてしまいます。つまようじの先が入るくらいの小さな穴が太い木に無数にあいています。その穴からは白い粉のような、木くずのようなものが出ています。でも、この甲虫にやられてもみんな枯れる訳ではありません。木が戦って枯れずに勝った木のお話しなど、びっくりすることばかり。

いよいよみんなの目の前でキクイムシにやられてしまった木を切っていきます。
チェンソーの大きな音とともにバリバリ、ドッスーンとゆっくりと倒(たお)れていく木。
思わず拍手がおきました。
  「森でワッショイ!丸太を運ぶ」1   「森でワッショイ!丸太を運ぶ」2   「森でワッショイ!丸太を運ぶ」3  
  「森でワッショイ!丸太を運ぶ」4   「森でワッショイ!丸太を運ぶ」5   「森でワッショイ!丸太を運ぶ」6  
  運びやすい大きさに切った木をあら縄(なわ)を使い、みんなで“ワッショイ”と運びます。
あまりの重たさに声がでない家族もありました。運んだ丸太は薪にします。


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「ランチタイム」
  力仕事の後は、“うれし・たのしランチタイム”。
家から持ってきたおにぎりと森のたき火でつくった冬野菜スープ、ダッヂオーブンで焼いたフワフワオムレツ。みんなで卵をかき回しチーズ、ベーコン、イタリアンパセリを入れて焼き立てをおいしくいただきました。
  「ランチタイム」1   「ランチタイム」2   「ランチタイム」3  


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「薪割りにチャレンジ 」
  森から運び出してきた木をオノで割(わ)り、割った薪は針金(はりがね)のタガに詰(つ)めていきます。

オノの使い方や薪の割り方などレクチャーをうけた後、自分たちで力いっぱい割ってみます。おとーさんが「トリャ~ 」おかーさんも負けずに「エイ 」残念 空振(からぶ)り~、子どもも手オノで「ソレ 」小さな子も「やぁ~」大きなオノでひげさんに手伝ってもらって「バリッ!! 」、太い丸太はなかなか難しい。

コツをつかんで最後にはみーんな“薪割り名人”になりました。
「薪割りにチャレンジ!」1 「薪割りにチャレンジ!」2 「薪割りにチャレンジ!」3
「薪割りにチャレンジ!」4 「薪割りにチャレンジ!」5 「薪割りにチャレンジ!」6


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「たき火の魔法」
  今では庭で「たき火」をすることはなかなか難(むずか)しくなってきました。
暖(だん)をとるだけではなく、火にはなぜかしら人が集まってくる魔法(まほう)があります。今回のテーマは、家族で協力をして、火つけ、火おこし、焚き火でおやつ、丸太運び、薪割りなど“たき火”を通して先人たちの培(つちか)ってきた技術を学び、火の大切さ、育て方、怖(こわ)さ、便利(べんり)さなどの体験を通し“たき火”に学んでみるというもの。

「今年の夏の家族キャンプはゆっくりたき火を楽しめそう」「ぼくのつくった火吹き竹を持って行く」などうれしい声を聞くことができました。

その他12ファミリーがそれぞれに心に思ったことを紹介いたします。

たき火を燃やすには火を良く見て音を聞いてとタイミングが大切なのだと思った。
いつもは、すぐに火がつくガスなど使い何気なく火を使っているのですが、今日はそこにいくまでの段階を感じた。
昔ながらの言い伝えを知り、自然の恵みに感謝する。
薪が割れる音は気持ちが良いが、大変さもわかった。
切りたての丸太は重いもんだ。
火はだいじだなぁ~
「たき火を囲んで・・・薪タバできたぞ~!」
「たき火を囲んで・・・薪タバできたぞ~ 」
  今回の「たき火からはじめよう」には大勢(おおぜい)の申し込みがありました。
ありがとうございました。抽選(ちゅうせん)で参加できなかった方々ごめんなさい。

次回の森あそびのお知らせです。

2011年3月27日(日)「春の命をいただく」
暖かくなった森に出かけ思いっきり遊び 野草を摘(つ)んで春の命を感じよう 
ただ今企画(きかく)中

思いっきり遊びたい“ゲンキ印ファミリー”のお申し込みをお待ちしています。

スタッフ一同より


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編集・写真撮影:トヨタの森スタッフ

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