マンスリーレポート

2003年 7月3日更新

2003年 7月号 森の生物のふしぎな関係。虫を食べる植物とは…
森の植物、虫、動物が生きていくための関係

森の中の生物は、食べたり食べられたりする関係でみんなつながっています。例えば、花のミツはハチの食べ物になり、それらの虫たちを食べる鳥がいます。鳥を食べる動物もいます。動物の出したフンは微生物(びせいぶつ)やキノコによって分解(ぶんかい)されて、植物の栄養(えいよう)になります。このような自然の生物はみんなつながっていて、それぞれのバランスをとっています。これを生態系といいます。人間もこのような生物のつながりの中に入っていて、生態系の一部です。

生態系の中で植物は動物に食べられることが多いですが、動物(虫)を食べる植物もいます。「トヨタの森」の湿地にも、虫を食べる植物がいます。

湿地
湿地


「トヨタの森」の湿地

「トヨタの森」にある湿地の水は、冷たい地下水が湧き水(わきみず)となって出てきたものです。ここは、栄養分が少ない湿地です。
湿地の水面
湿地の水面


ページトップへ

栄養の少ない湿地で見られる「食虫植物」

ふつうの植物は土の中の栄養で育ちますが、ここには虫の栄養を吸って生きる「食虫植物(しょくちゅうしょくぶつ)」がいます。「トヨタの森」にいる食虫植物には、次のような種類があります。

●葉につけた袋で虫をつかまえる
タヌキモ/ミミカキグサ

●ネバネバした液の出る毛で虫をつかまえる
モウセンゴケ

これらの植物は、虫を栄養にして育ちますが、日あたりが悪くなったり、水がなくなったりすると枯れてしまいます。そこで「トヨタの森」では草を刈って、食虫植物が育つ「日あたりのよい湿地」を守っています。
手入れをした湿地
手入れをした湿地


ページトップへ

次のページ

閉じる