マンスリーレポート

2003年 7月3日更新

2003年 7月号 虫取り袋を持った植物たち
水の中に生えるタヌキモ、水辺に生えるミミカキグサ

タヌキモとミミカキグサは、虫を食べる植物で同じ仲間(なかま)ですが、池の中にふわふわ浮かんでいるものはタヌキモ、池の水辺に生えるものはミミカキグサと言います。タヌキモは、水の中からフサフサと生えているようすがタヌキのしっぽに似ているところからこの名前で呼ばれています。ミミカキグサは実が耳かき(みみかき)ににているので、この名前がつきました。タヌキモもミミカキグサも虫取り袋で虫をつかまえて、虫を溶かして食べますが、つかまえ方がちがいます。
ミミカキグサ
ミミカキグサ


タヌキモが虫をつかまえるしくみ

葉に小さな袋をたくさんつけています。ミジンコなど、水の中の小さな虫が袋の先のヒゲにぶつかると、テコのしくみで、ヒゲの根もとにある袋が開き、虫をその中に吸いこんでしまいます。袋の口はすぐに閉じるので、虫はここから逃(に)げることはできないのです。

タヌキモ
タヌキモ


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ミミカキグサが虫をつかまえるしくみ

ミミカキグサは地下茎(ちかけい)の先に袋をつけます。袋は細長くて、入り口にはトゲのような蓋(ふた)があります。そのトゲに小さな虫が触れると、蓋が開いて虫を袋の中に吸いこみ、蓋を閉めて逃がさないしくみになっています。袋の中の消化酵素(しょうかこうそ)と細菌(さいきん)のはたらきで虫を溶かして栄養をとります。


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