技能五輪

青年技能者の技能レベルを競う大会で、職業訓練の振興と技能者の国際交流、技能尊重の気運の向上を目的として、1950年（昭和25年）から開催されている。

競技大会は毎年開催される日本国内の全国大会（National skills）と隔年で開催される国際大会（World Skills）がある。国際大会は一部職種を除き22歳以下が出場資格となっている。隔年開催の国際大会には前年開催の全国大会優勝者（金メダリスト）が参加資格を有する。

トヨタでは技能系社員を対象に職場の核となる人材育成と高度技能の修得を目的として、1966年より、自動車製造に関連した自動車板金、車体塗装、旋盤、フライス盤、木型、抜き型、電子機器組立、メカトロニクス、ITネットワークシステム管理の9職種に参加している。2011年（平成23年）のロンドン国際大会では、トヨタとしてAutobody Repair(自動車板金）、CNC Milling（フライス盤）、Creative Modelling(木型)、IT Network Systems Administration（ITネットワークシステム管理）の4職種に出場し、全員が金メダルという快挙をあげた。なお、この大会では海外事業体TMT（タイ）、TMMIN（インドネシア）の選手も参加し、TMTの選手がCreative Modellingで金メダルを獲得した。

※2011年全国大会終了時点