第3節 国内市場の急伸長とレクサスの開発

第4項 新車開発の効率化・体制強化

デザイン体制の強化

一方、世界の地域特性や流行を新モデルの開発に反映させるため、国内外でデザイン体制の強化策を推進した。まず、1989(平成元)年にベルギーのブリュッセル郊外にヨーロッパのデザインセンターとして、トヨタ エポック(EPOC)を設立し、先端情報の収集や先行デザインの開発に着手した。日本では翌1990年に東京都港区にモデル製作の設備を備えた東京デザインセンターを開設し、当初約30人の陣容でスタートした。

さらに、米国では1991年にキャルティ・デザイン・リサーチ(CALTY)の施設を大幅に拡充した。同社は、1973年にカリフォルニア州ニューポートビーチに設立したトヨタでは初の海外デザインセンターである。これにより、本社デザイン部、東京デザインセンター、CALTY 、EPOCの4拠点でグローバルな視点でデザイン開発を進める体制が整った。海外デザインセンターの活躍は目覚ましく、その後、EPOCによるヴィッツ(1999年)など多くの人気モデルを手がけるようになる。

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