第4節 新規事業への取り組み

第5項 バイオ・緑化事業への取り組み

1996(平成8)年、奥田碩社長の「21世紀の人口問題、食糧問題、環境問題に備えよ」との検討指示を受け、低炭素、資源循環に向けた取り組みが必要との判断から、アグリバイオ分野にねらいを定め事業化を推進していくこととなった。

まず、研究開発体制の整備のために、社内外から積極的に人材を集める一方、早期の事業立ち上げを目指し、国内外の専門研究機関などとネットワークを構築した。また、1999年5月には、愛知県みよし市に、バイオ・緑化研究所を建設するなど陣容を整え、2001年1月には「バイオ・緑化事業部」を設立した。

それ以降、研究開発・実証を軸に、事業活動および地域・社会貢献活動に取り組んでいる。2010年1月には、「TOYOTA GREEN WAY」(トヨタの走る道が、緑の道になってゆく)を公表し、その理念のもと、環境緑化事業とバイオマス利用事業を2本柱として事業展開を強化している。また、植林、環境緑化の活動成果については、社会にも発信している。1

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