第6節 新たな成長を目指して

第3項 商品力の強化

軽自動車の販売

日本市場では軽自動車が新車販売の3分の1強を占めるようになり、トヨタ販売店での軽自動車取り扱いに対するお客様の要望が高まってきた。こうした声に応えて、2010(平成22)年9月にトヨタはダイハツ工業との間で、OEM供給に関して提携を結び、2011年9月に第1弾として「ピクシス スペース」、同年12月に第2弾として「ピクシス バン」と「ピクシス トラック」を発売した。トヨタは2012年以降、年6万台規模の販売を計画している。

軽自動車を扱うトヨタ販売店は、全国のカローラ店とネッツ店のほか、軽自動車の販売比率が高い一部地域では全系列扱いとした。ダイハツとはハイブリッド車(HV)やEVなど環境技術分野での協業も進め、グループ内での経営資源の補完を強める方針を打ち出した。

このページの先頭へ