トヨタ 出展車両レポート

米国トヨタ自動車販売のボブ・カーター副社長は、「トヨタにおいては、セダンにするかSUVにするかで迷うお客様には妥協してもらうべきだ、とは考えていない。だからわたしたちは新しい車をつくった」。それがSUVと乗用車のクロスオーバー、Venzaである。

Venzaの原型は、3年前に発表されたFT-SXコンセプト。来場者に好評を博したので、商品化に踏み切ったという。スタイリングはCALTYデザインセンター。セダンにこだわりを持ったユーザーにも受け入れられるよう、エレガントでスポーティなルックスをつくり出すことにこだわった。結果として、トヨタのどの車にも似ていない、オリジナリティのあるデザインに仕上がった。

インテリアはエレガントで居心地の良い空間を意図してデザインされた。前席はセダンよりも高めの着座位置で見晴らしが良く、乗降性にも優れている。リアカーゴエリアは、ライバルとなるSUVと比べて開口部や床面が低く設計されており、電動バックドアと合わせて、荷物の出し入れを容易にしている。シートをフラットにすれば家電や工具、スキー板やサーフボードなどを積み込むことも可能だ。乗員に開放感を提供するパノラミックルーフも採用した。

5人乗り仕様のVenzaは268馬力を発生する3.5リッターのV6エンジンを搭載。経済性重視のお客様向けには、V6モデル販売開始数ヶ月後に2.7リッターの4気筒モデルも導入の予定だ。どちらのエンジンもシーケンシャルシフト付6速ATと組み合わされる。

Venzaは北米専用モデルで、ケンタッキー工場で生産される。販売開始は08年の後半からと予告されている。価格はもうまもなく発表するとしているが、ボブ・カーター副社長は、「トヨタが長く続けてきたバリューの伝統を、Venzaも引き継ぐだろう」と述べて、スピーチを締めくくった。

(更新:2008年1月18日 現地レポーターによる速報)

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