トヨタ 出展車両レポート トヨタプレスカンファレンス(1)

1月12日にトヨタブランドのプレスカンファレンスが行われた。新型プリウスの発表が予告されている会場は入りきれないほどの満員で、熱気が伝わってくる。

紹介を受けた米国トヨタ自動車販売のボブ・カーター副社長は「今日、プリウスは世界でもっとも販売されているハイブリッド車であり、44の国と地域で100万台以上が販売された。プリウスは、ハイブリッドテクノロジーが持続可能であり、われわれの地球環境を保護し、資源を最大限に活用するためのベストな選択肢であることを証明してきた。結果として、ハイブリッドテクノロジーは世界中の自動車メーカーや人々にとっていまや第一の選択肢として考えられている。」とこれまでの実績でプリウスの話を切り出した。

さらにカーター副社長は「3代目に当たる新型では、世界中のより多くの人々に提供される環境を構築する予定であり、従来の2倍近くの80の国と地域で展開する。」と続けた。

そしていよいよプリウスが登場。カーター副社長がいったんステージから去り、照明が落とされると、会場後方からシルバーの新型プリウスが自走して壇上に向かう。

シルエットは従来モデルを踏襲しながらも、ボディサイドにはウェッジシェイプが強調されたキャラクターラインを入れて、デザインのアクセントとしている。フロントマスクは異形ヘッドライトが個性を発揮し、グリルにはハイブリッドカーを意味するブルーの縁取りがなされたトヨタエンブレムが置かれる。

会場のどよめきが収まるとカーター副社長が再び登場。そしてこう語った。「新型プリウスは特徴的なスタイリング、排気量アップされたエンジン、そしてさらに小型化効率化されたハイブリッドコンポーネントの恩恵により、50mpg(マイル・パー・ガロン)の燃費達成を見込んでいる。」

従来モデルの基本的なスタイリングを引き継いだことについては、カーター副社長は2つの理由を挙げた。「第1に、エアロダイナミクス性能にとってはもっともこのスタイリングが理想的であること。第2に、このプリウスのシルエットはアイコンである。100ヤード離れていてもプリウスと分かるだろう。」カーター副社長の語るように、空力性能はさらに磨き上げられて、空気抵抗係数(Cd値)は0.25という、市販車の中でもトップレベルの性能を達成した。

動力性能もさらに向上。0-60mph加速は従来モデルの10秒台半ばから9.8秒となった。これは2.4リットルのガソリンエンジン車に匹敵する性能だ。

また、カーター副社長はプリウスのオーナー像について「プリウスオーナーは常に影響力のあるユーザー。彼らは進化を求め、新技術を歓迎する。」と述べ、先進的な機能を積極的に取り入れたことを紹介した。一例を挙げれば、ソーラーパネルで発電した電力により室内の換気を行う「ソーラーベンチレーションシステム」や車外からのエアコンを作動させる「リモートエアコンシステム」、指の触れた場所をセンターメーターに表示する「タッチトレーサーディスプレイ」などがある。

そして最後に「今日ここで行った3代目プリウスの発表は、トヨタの環境コミットメントの証明であり、真のサステイナブル・モビリティに向けた我々の水準をさらに引き上げるものだ。」と語り、スピーチを締めくくった。

(更新:2009年1月15日 現地レポーターによる速報)

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