トヨタ&レクサス 会場レポート

デトロイトモーターショーは13日より、自動車関連企業の関係者や研究者に向けた特別公開日であるインダストリー・プレビューが始まった。

トヨタブースで高台のターンテーブルに載るのはこのショーでワールドプレミアされた『FT-CH』と先のロサンゼルスショーで初公開され、この春に発売を控えるミニバン『シエナ』の2台。

地元デトロイトの新聞やテレビでも話題を振りまいたコンパクトハイブリッドのFT-CHは、燃費性能への興味もさることながら、そのデザイン性に惹かれる人が多い。ボディの曲線を熱心に観察したり、ヘッドライトの造形を念入りに確認したりといった所作が多く見られた。

次に関心を集めていたのが『プリウス プラグインハイブリッド』。リチウムイオンバッテリーやカットボディなど技術的な解説展示も充実しているため、実車のみならずこれらの技術展示を食い入るように見る人が多い。特にハイブリッド車や電気自動車(EV)、燃料電池ハイブリッド車といったエコカーは二次電池の品質管理と供給体制の維持をいかに整えるかが課題である。今回のショーでは他メーカーにおいてもハイブリッドや電気自動車の出展が目立ったため、カットボディやバッテリーへの関心は非常に高まっている。そういった関係もあってか、電気自動車の『FT-EV II』へも大勢の人が集まっていた。

市販車では、新型車の『シエナ』がやはり人気。先のロサンゼルスショーですでに公開済みだが、正式発売を控えているだけあって室内の居住性やシートアレンジを試す人が多かった。また、『プリウス』『カムリ』『ハイラインダー』といったハイブリッドラインナップはカタログシートを読みながら燃費性能を見比べる姿がときおり見受けられた。

また、トヨタブースでは、Kaizenettes(カイゼネッツ)という3人組の女性コーラスブースがときおりFT-CHやシエナのスタンドの上に立ち、美しいハーモニーに乗せてトヨタ車の魅力をアピールした。彼女たちがスタンドに立ち歌い始めると、瞬く間に人だかりができる。

サイオンブランドでは、今回全出展車がカスタマイズモデルであり、インパクトが大きい。若者のカルチャーを意識したDJブースのようなスタンドデザインも特徴的で、大音響の音楽をバックにカスタムの楽しさ、個性を表現することの魅力を訴求する内容となっていた。意外にも年配層の来場も多く、カスタマイズに対する文化が根付いていることを伺わせる光景だった。

レクサスブランドでは、スーパースポーツの『LFA』とコンパクトハイブリッドハッチバックのコンセプトモデル『LF-Ch』の2台が圧倒的な人気。特にLFAは、車両の隣に設置されていたサーキット走行の映像モニターに注目する人がよく目に付き、そのパフォーマンスに対する関心の高さが見て取れる。また、市販車ながら『LS』も常に人だかりができているほどに人気。レクサスのフラッグシップサルーンはデトロイトの人びとにとっても特別な存在感を持つモデルであることを伺わせた。

(更新:2010年1月19日 現地レポーターによる速報)

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