トヨタ 出展車両レポート プレスカンファレンス

トヨタは11日、デトロイトモーターショーのプレスカンファレンスを行った。

スピーチの壇上に立ったジム・レンツ米国トヨタ自動車販売社長は、「スモッグの原因となる排気ガスや全ての温室効果ガスを含む燃料消費を減らして自動車のサステイナブル・モビリティを実現することは私たちにとって第一の義務である」と述べた。

しかし、サステイナブル・モビリティ実現のためにはパワートレーンでの化石燃料の使用を大幅に減らすか、使用そのものを止めなればならない。そこで、「自動車の電化(electrification)」が求められるが、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)やハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池ハイブリッド車(FCHV)など自動車の電化に向けた取り組みにはさまざまな方法がある。なかでも最も成功している電化の例がガソリンと電気とのハイブリッド車である。

レンツ社長は「トヨタは初めてフルハイブリッドテクノロジーを市場に投入し、世界のハイブリッド車販売台数において圧倒的な主導的地位を占めている。2009年のトヨタ・レクサス両ブランドにおけるハイブリッド車の世界販売台数は53万台だ」とこれまでの実績を説明する。

そして、今後の目標としてレンツ社長は「2010年代のできるだけ早い時期までに100万台のハイブリッド車の販売を達成したい―北米市場はその大部分を占める。この目標実現のために、新型ハイブリッドモデルを投入していきたい」と積極的な姿勢を示した。

将来の技術開発については、『プリウス プラグインハイブリッド』をカリフォルニア州など米国で実証実験を実施予定であることを説明。燃料電池ハイブリッド車(FCHV)については、2015年に世界のマーケットに投入すると言明し、そして電気自動車については2012年のモデルイヤーにリチウムイオンバッテリー搭載モデルを登場させるとした。

ついでレンツ社長は、ハイブリッド車の選択の幅をより広げるためのひとつの提案として、よりコンパクトなハイブリッド車のコンセプトモデル『FT-CH』を披露した。(※FT-CHについては別項目で車両紹介をしています)。

最後に、レンツ社長はハイブリッド車の代名詞として成長したプリウスの派生モデル展開についても触れ、「北米市場においてプリウス・ファミリーの市場戦略を検討中で、プリウスのブランド優位性を最大限に活用していく」と述べてスピーチを締めくくった。

(更新:2010年1月14日 現地レポーターによる速報)

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