従業員とともに

多様性の基本的考え方

企業がグローバルに活動を行う場合、世界を視野に「多様多彩な人材の活躍」を推進すると同時に、「人材育成」による個々人の能力を高めることが大切です。多様な人材を育て、戦力化することで、活気ある企業風土が形成されます。

多様性の基本的考え方

多様性の尊重は国、地域により重視される点は異なりますが、トヨタは多様な価値観、発想を互いに尊重し合いながら、働く人々にとって魅力的な自己実現の場となる職場や企業でありたいと願っています。

トヨタの従業員数(単体)

いきいきと働く職場づくりのため様々な施策を推進

「仕事と育児の両立」「キャリア形成」を支援するための様々な制度とそれを有効に活用するための啓蒙活動やコミュニケーションツールの拡充に取り組んでいます。

2012年度 育児介護休暇制度および柔軟な勤務制度の利用状況

2012年度 育児介護休暇制度および柔軟な勤務制度の利用状況

近年の主な取り組み

近年の主な取り組み

育児介護休職制度利用状況

育児介護休職制度利用状況

柔軟な勤務時間制度利用状況

柔軟な勤務時間制度利用状況

妊娠・出産と育児・介護に関する制度

妊娠・出産と育児・介護に関する制度
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海外事業体マネジメントの現地化を促進

トヨタは従来より中長期的な視点に立って海外事業体マネジメントの現地化を進めてきましたが、本社が「何をやるか」を決め、現地で「いかにやるか」を決めるという役割分担を明確にしました。地域本部長をはじめ、地域本部担当役員は、原則現地駐在とし、現場に根ざした経営を実践できる体制を整えています。
現地人材の登用も積極的に進めており、現在の8地域本部のうち、4地域本部において日本人以外の人材が本部長を務めています。

北米本部 James E. Lentz専務役員 欧州本部 Didier Leroy専務役員 アフリカ本部 Johan van Zyl 常務役員 中南米本部 Steve St. Angelo常務役員

なお、2013年6月時点で、TMCにおける外国人役員数は7人です(うち1人は社外取締役です)。
今後も適材適所の観点から現地人材の育成・登用を積極的に進め、意思決定・オペレーションの現地化ならびにマネジメントポストの現地化を進めていきます。これにより各地域のお客様や現場の声を迅速に把握し、経営判断につなげていきます。

海外幹部に占める現地社員の割合

海外幹部に占める現地社員の割合

60歳以降の就労制度

1991年の技能職定年退職者を対象とした社内再雇用制度の導入に続き、2001年には社外就労希望者に関係会社などの就労先の情報を紹介する「選択式再就労システム」を導入し、社内就労と社外就労の両面から60歳以降の働き方を支援する仕組みをつくってきました。2006年度および2013年度には、改正高齢者雇用安定法施行に合わせて、より多くの従業員が再雇用される制度へと見直しを行いました。また、多様な就労希望に対応するため、短時間勤務の拡充などの見直しも併せて実施しました。

期間従業員の雇用

期間従業員の雇用にあたっては、適切な採用・契約更新等を行うことは当然として、企業としてできる範囲内において、雇用の安定やエンプロイアビリティ(就業能力)の向上にも最大限努めています。正社員登用制度により、期間従業員として1年以上勤務した方を対象に、本人が希望し職場推薦のある方に受験機会を与え、意欲・活力向上につなげています。
3年目にも受験可能です。期間従業員からの正社員登用は、これからも続けていきます。

宗教の多様性を配慮した取り組み

インドネシアの車両生産会社であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)では、従業員の宗教多様性に配慮した取り組みを行っています。それにより、各従業員が日々の業務において、より才能を発揮しやすくなり、結果として会社の高い競争力につながるものと考えています。
TMMINの各建屋内には、モスクやキリスト教の礼拝施設が設けられる等、各従業員の信仰に合わせた活動ができるよう様々な配慮が行われています。

  • モスク内での信仰
    モスク内での信仰
  • モスク内での信仰キリスト教の礼拝施設
    モスク内での信仰キリスト教の礼拝施設

障がいのある方の雇用

トヨタでは、障がいのある方の社会的自立を考え、健常者と一緒に働くことを基本とし、障がいのある方も様々な職場で各種業務に従事しています。
2013年6月時点の雇用者数は1,081人、雇用率は2.08%(特例子会社含む)で法定雇用率(2.0%)を上回っています。定着支援として、社内で手話講習会を開催したり、あらゆる面からサポートする相談員の配置、各職場の好事例を水平展開するなど、働きやすい職場環境づくりに努めています。

障がいのある方の雇用拡大とサポート体制の強化「トヨタループス」

トヨタループス(株)は、2009年4月より28名の障がいのある方々とともに事業を開始し、同年10月にはトヨタ自動車の特例子会社 として厚生労働大臣の認可を受けました。
トヨタ自動車の社内印刷およびメールサービス業務を中心に活動しながら、社外者証・通門証の発行、シュレッダー作業の代行、資産ラベルの発行など、新たな業務を受託することで雇用の場を拡大し、2013年4月現在、84名の方々が従事しています。雇用の拡大とともに、支援スタッフの増員や臨床心理士による定期カウンセリングなど、サポート体制を強化し、福祉機関や行政、地域社会とも積極的に情報交換を行うことで、社員一人ひとりがより安 心して就労できる職場環境づくりに努めています。
2011年には初めてアビリンピック(障がいのある方の技能競技大会)愛知県大会に参加して3名全員が入賞。そして2012年度は4名全員入賞、うち1名は「オフィスアシスタント」部門で見事に優勝し、長野県で開催された全国大会出場を果たしました。

アビリンピック全国大会(長野県)
アビリンピック全国大会(長野県)

在籍人数(2013年4月1日時点)

従業員の笑顔のために

トヨタの成長を支える人材基盤をより強固にするため、従業員がいきいきと安心して働ける環境づくりを整えています。コミュニケーションと互いの切磋琢磨から育つチームワークの土壌を築き上げ、会社、職場、仲間への「誇りと愛着」の醸成を図ります。

トヨタ社内の一体感を醸成する「WE LOVE TOYOTA活動」

自社精神や製品への関心を高め、トヨタ社内の一体感を醸成し、愛社精神を深めることを目的に、2009年度より「WE LOVE TOYOTA活動」を実施しています。
その活動の一環として、2013年は4月と6月に「WE LOVE TOYOTAセミナー」を開催しました。会社役員含めて約350人が参加しましたが、初めて会うメンバー同士でチームを編成し、クルマの楽しさを語り合いながら、「社内プリウスカップ」を行い、参加者のチームワーク、絆を深めました。

WE LOVE TOYOTA セミナー
WE LOVE TOYOTA セミナー

明るい話題を提供する「運動部」

運動部は全部で35部あり、日本一を目指して強化に取り組む「強化部」と、社業と両立しながら競技に取り組む「一般部」があります。運動部の活躍は、従業員の誇りであり、チームの成績のみならず、職場の仲間が一所懸命に頑張っている姿は、労働意欲の高まりや職場の活性化につながっています。
2012年11月には女子ソフトボール部がリーグ三連覇を、2013年1月には女子バスケットボール部「アンテロープス」が皇后杯で優勝しました。

  • リーグ三連覇を成し遂げた女子ソフトボール部
    リーグ三連覇を成し遂げた女子ソフトボール部
  • 皇后杯で優勝した女子バスケットボール部「アンテローブス」
    皇后杯で優勝した女子バスケットボール部「アンテローブス」

従業員満足度調査結果

企業の最大の資産は“人”であり、従業員の満足なくしてお客様満足度は得られないと考えています。
2012年度に行った事務・技術職を対象とした従業員満足度調査では、「会社生活の満足度」「仕事に関するやりがい」についての肯定回答率が70%を超える結果となりました。
「会社生活の満足度」では『仕事の質・レベル』、「仕事に関するやりがい」では若手を中心に、『成長感』が理由として最も多く挙げられました。
2011年度に行った技能職を対象とした調査結果では、満足していると答えた数字が64.4%と、震災等の影響を受ける中でも肯定回答率60%以上の水準を維持しています。
海外の2012年度調査結果は、事務・技術職の肯定回答率が74%、技能職は72%となっています。
この従業員満足度調査結果は、隔年で行っており、その分析結果を従業員が安心して働けるための施策の企画、実行に役立てています。

従業員満足度調査結果

従業員満足度調査結果

2012年 従業員満足度調査結果(事務・技術職):肯定回答理由

2012年 従業員満足度調査結果(事務・技術職):肯定回答理由

職場内コミュ二ケーション活動

職場内での円滑なコミュ二ケーションに向けて様々な取り組みを行っていますが、中でも外国人従業員との昼食懇談会では困りごと・悩みから文化・考え方の違いについて、日本人と外国人の相互理解を深めるための場として実施しています。

/jpn/sustainability/csr/activities/management/
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