環境への取り組み

循環型社会の構築に向けた取り組み

地球上の限りある資源をどのように有効活用していくかという問題は、製造業にとって大きな課題です。トヨタでは、40年以上前から使用済み自動車のリサイクルを行うバリューチェーンを構築するなど、資源生産性を念頭に、生産拠点・非生産拠点における資源有効活用や水使用量低減活動の推進を通して循環型社会の構築にいち早く取り組んできました。現在では、開発・設計、生産・物流、販売、廃棄の4ステージで資源循環、リサイクルに取り組んでいます。

使用済み車を中心としたクルマの中長期3R活動 使用済み車を中心としたクルマの中長期3R活動

開発・設計

解体重機の導入による、さらなる解体性向上への取り組み開始

ワイヤーハーネスなどの取り外しに広く使われるようになった解体重機を、自動車メーカーとしては初めて*社内開発部門へ導入し、新型車両の開発段階からの評価・設計フィードバックを開始しました。これにより、さらなる車両解体性の向上を追求していきます。

*社内独自調査

解体重機を導入し、ワイヤーハーネス等の取りやすさを検証 解体重機を導入し、ワイヤーハーネス等の取りやすさを検証

生産・物流

廃棄物の低減

廃棄物量の推移(グローバル) 廃棄物量の推移(グローバル)
TMC廃棄物量と生産台数当たり廃棄物量の推移 TMC廃棄物量と生産台数当たり廃棄物量の推移

水使用量の低減

水使用量(車両組立工場)と生産台数当たりの水使用量の推移(グローバル) 水使用量(車両組立工場)と生産台数当たりの水使用量の推移(グローバル)
[関連コンテンツ]

環境保全と自然共生社会の構築に向けた取り組み

美しい地球を我々の子孫に伝えてゆくため、トヨタは排出ガス低減や化学物質管理など環境保全に努めています。現在、全世界では約10万種類の化学物質が製造・販売されていると言われ、近年では各企業が使用する化学物質の危険性を評価し、適切な管理のもとで使用するという考え方が主流です。企業には、「使用している化学物質の把握とリスク」「評価、リスクに対する適切な対応」「行政や社会への情報提供」が求められています。トヨタはPRTR法のもと、工場からの化学物質の排出を継続的に削減。併せてサプライチェーンの方々と協力し、製品に含有する環境負荷物質の削減に取り組んでいます。また、自然保護や生物多様性の重要性を認識し、自動車事業や社会課題への貢献等において、自然共生社会の構築に取り組んでいます。

開発・設計

国内低排出ガス車認定制度適合車の推移

国土交通省「低排出ガス車認定制度」の超-低排出ガスレベル(U-LEV)以上の2012年度の生産台数比率は、ほぼ100%を達成しています。

平成17年基準低排出ガス車生産台数比率(2012年度) 平成17年基準低排出ガス車生産台数比率(2012年度)
国内低排出ガス車の生産台数比率の推移 国内低排出ガス車の生産台数比率の推移

「REACH」をはじめとする世界の化学物質規制への確実な対応

2000年代に入り、欧州のELV*1指令やREACH*2規制をはじめ、世界各国で化学物質への規制が強化されています。このような化学物質の規制では、企業に対して化学物質の含有情報収集と、サプライチェーンの管理を求めています。こうした国際的な化学物質規制を受け、トヨタではサプライヤーと協力のうえ化学物質管理の仕組みを構築、運営し ています。2012年度は、地域統轄会社(欧州、北米、南米、中国、アジア、南アなど)において、グリーン調達ガイドラインの改訂、およびサプライヤー向けの説明会を実施し、化学物質管理の仕組みをグローバルに展開しました。

アジア版環境負荷物質
ガイドライン
アジア版環境負荷物質ガイドライン
*1
ELV(End of Life Vehicles)
*2
REACH(Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)

生産・物流

ボデー塗装のVOC*排出量は20g/m2

2012年度は、前年度に引き続き洗浄シンナーの使用量削減・回収率の向上、水性用洗浄シンナーの純水化などの取り組みを実施しました。全ボデー塗装ラインVOC排出量は、面積当たり20g/m2となりました。

TMC ボデー塗装のVOC排出量(全ライン平均)推移 TMC ボデー塗装のVOC排出量(全ライン平均)推移

※VOC(Volatile Organic Compounds):揮発性有機化合物

新研究開発施設の自然・地域との共生に向けた取り組み

持続可能な次世代モビリティの開発のため、豊田市と岡崎市にまたがる地域に新しい研究開発施設の建設計画を進めています。計画の推進にあたっては、開発と環境保全の両立を目指し、地域の皆様とともに様々な活動に取り組むとともに、積極的に情報を公開しています。

事業計画で目指す姿 事業計画で目指す姿

地域・社会の基盤である森づくり

森は、CO2の固定、リサイクル可能な資源である木材の提供、生物多様性保全や水土保全などの機能を持っています。トヨタが事業を通じて、また、社会貢献活動として森づくりに取り組むのは、こうした森の機能が、「低炭素社会の構築」「循環型社会の構築」「自然共生社会の構築」に貢献するのはもとより、森は地域・社会の重要な基盤であると考えるからです。トヨタでは、1992年の「トヨタの森」計画策定を起点にして、森が抱える課題や背景に向き合い、「人づくりや地域との連携」「森と共生する仕組みの構築」を通じて、持続的な森づくりに向けて様々な活動を展開しています。

トヨタの森づくりに関する活動 トヨタの森づくりに関する活動
[関連コンテンツ]
[関連リンク]
/jpn/sustainability/csr/activities/society/
/jpn/sustainability/csr/activities/society/