トヨタ・ステークホルダー・ダイアログ

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2011年度 第11回 トヨタ ステークホルダー ダイアログ
『ステークホルダーの笑顔のために』の実現に向けたKPIについて

2011年11月24日に、第11回トヨタ ステークホルダー ダイアログを開催しました。
『ステークホルダーの笑顔のために』の実現に向け、その進捗をはかるための指標(KPI)についてNGO/NPO、有識者、産業界からお集まりいただいた6名の皆様と直接対話をさせていただきました。

ご参加いただいた方々(50音順)
  • (株)日本総合研究所 理事 足達英一郎様 [ファシリテーター]
  • ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス(株)
    コミュニケーションダイレクター 伊藤征慶様
  • 社団法人消費者関連専門者会議(ACAP) 事務局長代理 清水きよみ様
  • 和光大学 教授 竹信三恵子様
  • オクスファムジャパン 事務局長 米良彰子様
  • 公認会計士 森洋一様
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス(株) コミュニケーションダイレクター 伊藤征慶様
基調講演 『ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランについて』
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス(株) 伊藤征慶氏

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス(株) 伊藤様より、ユニリーバのサステナビリティ戦略として2010年10月に発表された「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」について講演いただきました。「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」は、「すこやかな暮らし(衛生/健康・食)」「環境負荷の削減」「経済発展」の3つの領域に重点を置き、それぞれの分野において達成期限のある目標数値を設けた「約束」という形をとることで、企業のサステナビリティ戦略を明確に示した事例として注目されています。
基調講演後の質疑応答では、策定の経緯や社内への展開、グローバル目標とそれぞれの地域事業体の目標設定との関係や今後の取り組み等について、本部でご苦労されたことや社内の意識変化につながったこと等を含め有意義なお話をご紹介いただきました。
また、ユニリーバの本業と結びついたBOPビジネスへの先進的な取り組みについてもお話を伺うことができました。

「ステークホルダーの笑顔のために」の実現に向けたKPIについて

冒頭、「一連の品質不具合問題の反省を踏まえ、2011年3月にトヨタのありたい姿としての“トヨタグローバルビジョン”を発表した。それをステークホルダーとの関係から、トヨタのありたい姿として明文化したものが“ステークホルダーの笑顔のために”です。これを実現していくために、その進捗をはかることができる重点KPIを設定し、社内の方針管理に織込みPDCAを回していくとともに、ステークホルダーの皆様にも理解いただけるよう、その進捗を開示していきたいと考えている。」ことを説明させていただきました。それを受けて、ご参加いただいた皆様から、トヨタへの期待や要望を踏まえ、開示するKPIがステークホルダーの皆様にとってわかりやすいか、社会からの期待に沿っているか等の観点に基づく様々なご意見をいただきました。

参加いただいた皆様からの 主なご意見

◇トヨタへの期待・要望

「日本の雇用を守るとともに、従業員にやさしい会社であってほしい。」
「気候変動への対応についても考える必要がある。防災・減災についても、地域と一緒に取組んでほしい。」

◇重点KPIについて

「競争上の観点等から、開示しないKPIがあることは理解できる。どのKPIを開示するかは、企業の考え・判断である。ただし、都合の良い数字だけを出しているのではととられないよう開示非開示の判断基準を持って、説明できるようにしておく必要がある。」
「数字を開示しない場合でも、社内ではその数字を把握しており、課題と認識ししっかりと取り組んでいるということをステークホルダーにわかるように説明することが大切ではないか。」
「課題があって、戦略があって、それに基づきその進捗をはかるKPIがあるはずであり、課題や戦略との関係性・整合性を説明しないと、何故その指標をKPIとしているのか外部の人にはわかりにくい。」










◇開示について

「目標数値や期限を示せるものは、外部にも示す方がより信頼につながる。達成出来なかった時にその理由を説明することもコミュニケーションのひとつだと考えたい。」
「各地域で求められるものは違っている。全体での数値だけでなく、地域別・セグメント別の数値を出す等の工夫も有効だろう」

ファシリテーター総括

ファシリテーター総括

さまざまな視点での貴重なご意見がいただけたと思います。重点KPIの設定、開示方法について、本日のご意見も参考にトヨタの社内で議論していただきたいと思います。
その上で、トヨタの考え、取り組みを、しっかりと社会へ向けて発信していって欲しいと思います。

ダイアログを終えて  犬塚常務役員

犬塚常務役員

今回、数多くのご意見を頂き、KPIについて私ども企業側とステークホルダーの皆様と捉え方に差異があり、そのような見方もあるのかという気づきもありました。
サステイナビリティレポート2011では、既にCSR実績データ集として開示も行っていますが、重点KPIの設定・開示にあたっては、どのような課題に対し、どういう戦略をもって取組んでいるかをきちんと説明していくことも含め、検討を進めてまいります。

サステイナビリティレポート2011 “ステークホルダーの笑顔のために”
/jpn/sustainability/csr/dialogue/