KPIと活動状況(PDCA)

KPI作成のプロセス

トヨタグローバルビジョンの実現に向けてあるべき姿をまとめた「ステークホルダーの笑顔のために」を作成後、KPIづくりを本格化しました。社内外を巻き込み、約2年間のプロセスを経て新たに設定した重点KPIに基づき、2012年度よりCSR活動をより強化していきます。

ステークホルダーとのコミュニケーション


KPI

トヨタグローバルビジョンの実現に向け、「目標とその進捗をはかるKPI」(ビジョン経営指標)を設定し、各主管部署が自主評価、PDCAを 回すことによりCSR活動の強化を図っています。ここでは、主な活動と自主評価結果についてご紹介します。

ビジョン推進の2012年度取り組み結果

  目標 2012年度の主な取り組みと実績 自主評価







安全/品質/感動のお客様評価において、競合トップクラスを獲得します

【安全】

  • 歩行者衝突回避、追突回避に対応したプリクラッシュセーフティシステム、高齢者に多い駐車場事故防止に対応したインテリジェントクリアランスソナーを開発・搭載車発売
  • 各国アセスメントでトップレベルを目指し開発/展開

【品質】

  • 開発~販売/サービスまで、お客様の安全・安心を最優先する業務プロセスの適用

【笑顔・感動・品揃え】

  • 使い勝手の良さを追求した大開口電動スライドドアのコンパクト2BOX、専用車いすで助手席乗車可能なサイドアクセス車等も設定し、発売
お客様の声に真摯に耳を傾け、お客様目線で考えます
  • 「お客様の声」展示会等、「お客様第一」意識浸透に向けた社内啓発活動実施







[環境への貢献]

(1)環境車:2015年度にグローバル平均燃費の25%の向上を目指します(2005年度比)

【環境車】

  • 年間のHV世界販売台数100万台超えを達成
  • クラストップレベルの優れた環境性能と高出力を両立する、新開発FR専用ハイブリッドシステムを開発

(2)環境負荷:2015年度に事業活動におけるCO2排出量34%の削減を目指します(2001年度比)

【環境負荷】

  • エネルギー使用面・供給面一体となったエネルギーマネジメントの取り組み推進
    (省エネ生産技術/設備の開発・導入、高効率な自家発電設備の導入等(TMC))
新たなモビリティ社会づくりのための
先行/先端研究に取り組むとともに、
実用化・普及を促進します

【新たなモビリティ社会】

  • 人・街・社会に優しい移動の実現を目指した、都市交通システム「Ha:mo」の実証運用を豊田市で開始
  • 環境規制の厳しい欧州仏グルノーブル市で、温室効果ガスと大気汚染物質の排出削減を目指した、超小型EVカーシェアリング実証実験の開始を公表

【事故/渋滞】

  • 「ITS実験場」を東富士研究所に新設し、交差点での事故防止等を目指す協調型運転支援システムの開発を加速
  • 中国での地図配信サービス合弁会社の設立や、タイでのスマートフォン向けテレマティクスサービスの機能拡充等、グローバル展開を拡大

[ビジネスパートナーとともに]

(1)仕入先:グローバルに現地調達の推進をはかります

【サプライヤー】

  • 仕入先CSRガイドラインの改定、サプライヤーへの展開(国内)

(2)販売店:一緒に笑顔を届ける販売網を築きます

【販売店】

  • トヨタ販売店協会活動(CSRチェックリストによる点検等)支援
  • 地域NGO等と協力しアクア・ソーシャルフェスを実施など
よき企業市民として、相応なレベルの社会貢献活動を安定的に継続します

【東北復興支援】

  • 「地域と工業団地が一体となった安全で安心なまちづくり」「地域産業振興」「地域活性化」に貢献することを目指す「F-グリッド事業を開始」
  • 継続的な被災地復興支援ココロハコブプロジェクト推進

【社会貢献】

  • 「環境」「交通安全」「人材育成」および「社会・文化」の各活動の継続実施
    (交通安全絵本を台湾に展開・支援など)







仕事にやりがいを感じる従業員の割合を向上させます

【人材育成】

  • モノづくりを支える人材育成の一環として技能五輪へ参加継続(全国大会 参加10職種で7個の金メダルを獲得)

【雇用・働き方】

  • 専門性を備え、特定の地域に精通した社員がその地域で活躍を続ける「地域人材制度」を設立して社員の活躍の場を拡大

【安全・健康】

  • 安全意識向上活動、安全OSHMS定着、未然防止活動実施
安定した経営基盤(収益基盤、ガバナンス、BCM等)を確立します

【収益】

  • グループ一丸となって取り組んだ原価改善や販売台数増加などにより、連結営業利益1兆3,208億円

【ガバナンス】

  • 女性の社外監査役登用(2012年6月)、社外取締役を登用(2013年6月)し、経営に多様性や社外の声を反映する体制づくり
  • 贈収賄防止に関するトップメッセージ・ガイドラインを策定

【BCM】

  • 地域やお客様視点に立った復旧を目指すトヨタ流BCMのしくみづくり推進

○:目標達成 △:一部目標未達 ×:目標未達

ステークホルダーの笑顔のために

「グローバルビジョン」の実現に向けて、“それぞれのステークホルダーにとっての
トヨタのあるべき姿・ 目指すべき姿”を明確に示す

トヨタのあるべき姿・目指すべき道を明らかにした「トヨタグローバルビジョン」、その実現に向けて、関係するそれぞれのステークホルダーにとって、トヨタはどういう会社でありたいかを改めて明文化したものが“ステークホルダーの笑顔のために”です。リーマンショック・品質問題、さらには本年3月の東日本大震災と重なる苦境のなか、トヨタを支えていただいたのはステークホルダーの皆様です。
その皆様に感謝し報いるため、そしてトヨタが皆様と共に成長し続けるため、常に自らを改革しながら、高い目標を実現していきます。


「グローバルビジョン」に掲げた”笑顔のために、期待を超えて”“トヨタを支えてくださる皆様の声に真摯に耳を傾け、常に自らを改革しながら、高い目標を実現していく”すなわち、“支えてくださる皆様”=「お客様」「従業員」「取引先」「株主」および「地域社会・グローバル社会」というあらゆるステークホルダーの“声”に真摯に耳を傾け、その「期待」に応えていきたい。その「グローバルビジョン」の想いを、ステークホルダーとの関係において整理し、解説したものが“ステークホルダーの笑顔のために”です。その先にある「お客様」をはじめとした皆様の“笑顔と幸せ”のために“高い目標”に向けて一歩ずつ前進していくこと、それが皆様に対するトヨタの決意です。

お客様 地域社会・グローバル社会 従業員 株主 取引先