地域社会・グローバル社会

いい町・いい社会づくりへの貢献 よき企業市民として、各国・地域の文化・慣習・歴史を尊重し、地域社会の発展に貢献する[解説]社会貢献 : 企業市民として地域の文化振興・人材育成に貢献する 〈グローバルに共通するテーマ〉 (環境)(人材育成)(交通安全)※日本は「社会・文化」が加わった4本柱

国内の取り組み事例(人材育成/社会・文化)

人材育成

トヨタは、「社会の幅広い層と力を合わせ、持てる資源を有効に活用しながら、次の世代を担う人材の育成と社会的課題の解決に向けた社会貢献活動に取り組みます」という基本方針に沿って、人材育成のための活動を展開しています。その中の代表的な事例として、「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」を紹介します。

「子どもとアーティストの出会い」を通して心のケアを

「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」は、トヨタとNPO法人「芸術家と子どもたち」、各地の実行委員会が連携して実施している次世代教育プログラムです。「次代を担う子どもたちが、アーティストとの出会いを通じて、豊かな感性や夢を育むこと」を目的として、2004年から全国各地で展開しています。
2011年度は鳥取、高知で活動したほか、宮城県では町の未来を担う子どもたちの声が復興への力になると考え、「南三陸町・未来を歌に」プロジェクトを展開しました。子どもたち自身の目で見てきた震災からの一年を、子どもなりの言葉と旋律で町の人に届けようと、南三陸町の5つの小学校でワークショップを行い、歌をつくりました。創作した歌は、3月11日の町主催の追悼式で、町の皆さんの悲しみや苦しみを少しでも癒すことになればと願いつつ、披露しました。

子どもたちがこの一年間で感じたことを歌詞に
子どもたちがこの一年間で感じたことを歌詞に

3月11日の追悼式で創作した歌を披露 ©浅田 政志
3月11日の追悼式で創作した歌を披露 ©浅田 政志

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その他の人材育成の2011年度の主なトピックス

  • 小学生を対象にモノづくりの大切さを伝える、「科学のびっくり箱! なぜなに! レクチャー」 2011年度参加者数 1226
  • 在日ブラジル人を対象としたポルトガル語による自動車整備技術修得コース 累計修了生徒数 241
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コラム

新入社員研修の一環として、小学校でボランティア体験

2011年度から、事務・技術職の大卒新入社員研修の一環として、豊田市内の小学校において美化活動を実施しています。地域の担い手の一員である自覚を持ち、積極的に地域づくりに参画する人材を育てることがねらいです。2012年4月に、教育委員会の協力を得て豊田市内の8小学校で側溝の土砂出しや畑づくり、高所の窓ふきなど、学校側からの要望に従い、約500名が活動を実施。児童とふれあいながら、皆張り切って汗を流していました。地域との関係性が深い豊田本社ならではの活動であり、地域からも期待が寄せられています。

参加者の声
  • 会うたびに挨拶してくれる子どもたちの姿を見て、基本的な挨拶がとても大事なことだとあらためて気づかされました。
  • たくさんの子どもたちから感謝の言葉をいただき、これからはみんなの見本としてありたいと感じました。
  • 子どもたちが、トヨタやトヨタのクルマに詳しく、大きな関心を持ってくれていることが実感でき、本当にうれしく思いました。
  • トヨタの事業活動は、地域の理解と支えがあってこそ、という原点を忘れないようにしたいと思いました。

側溝の蓋を外して溝内の土砂出し
側溝の蓋を外して溝内の土砂出し

衣丘小学校のボランティア活動に参加した新入社員
衣丘小学校のボランティア活動に参加した新入社員

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社会・文化

トヨタは、「豊かな社会づくり」に向け、芸術・文化の分野では「地域文化振興」「若手育成」「裾野拡大」を重点に、音楽や舞踏などの活動に取り組んでいます。また社会分野では、様々な人々が互いを尊重し、自立してともに社会に参加し、支え合う社会づくりを目指し、地域に根ざした文化の振興、福祉、自立支援などの活動に取り組んでいます。

活動30周年を迎えたトヨタコミュニティコンサート

「トヨタコミュニティコンサート」は、「音楽を通じて地域文化の振興に貢献すること」を目的とし、各地で活動しているアマチュアオーケストラの公演を地元のトヨタ販売会社とトヨタで支援するものです。この活動は1981年に始まり、2011年度、30周年を迎えました。2011年度は、18都道府県、31公演で2万6,000人の方にご来場いただきました。30周年の節目として、例年の演奏会に加え、近隣小学校での子どもたちへの楽器指導や、福祉施設などへの入場料収入の一部寄付など、特別企画を実施しました。2011年9月の宮城県美里町における公演は、震災後、家や楽器を失った団員の再スタートとなる演奏会となりました。
また、復興への支援として、全国のアマチュアオーケストラによる被災地の学校やホール、商業施設への訪問演奏、被災され演奏の場を失った団員を招いての演奏会を計13公演開催しました。今後も、音楽を通じて全国に笑顔をお届けしたいという想いのもと、より地域に根ざした活動を続けます。

2011年度実績 開催地域数 18都道府県 31公演 来場者数 2.6万人
累積実績 開催地域数 45都道府県 1,371公演 来場者数 110.4万人

いわき交響楽団による復興支援コンサート
いわき交響楽団による復興支援コンサート

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「トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン」仙台と盛岡でチャリティコンサートを実施

「トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン」は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者やウィーン国立歌劇場の奏者等30名で特別編成されたオーケストラで、2000年よりコンサートを開催しています。2011年の公演は東日本大震災の影響で中止になりましたが、10回目となる2012年は全国7都市で7公演し、1万1,000人の方にご来場いただきました(名古屋公演は名古屋フィルハーモニーとの共演)。
特に今回は、「ココロハコブプロジェクト」の取り組みとして盛岡での公演を追加し、仙台・盛岡公演のチケット売上げ全額を東北3県(岩手・宮城・福 島)の孤児・遺児育英基金に寄付しました。また、オーケストラのメンバーが、岩手県遠野市と宮城県東松島市の高校を訪れ、ふれあいコンサートを行いました。

2012年度実績 開催地域数 7都道府県 7公演 来場者数 1.1万人

仙台公演 ©Studio 02
仙台公演 ©Studio 02

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その他の社会・文化活動の2011年度の主なトピックス

アフリカ諸国給食支援活動「TABLE FOR TWO」を2011年6月より開始し、2012年5月時点で、本社地区、東京本社、名古屋オフィス、東富士研究所、日進研修センターで導入しています。マッチングの金額を含め約126万円を寄付しました。

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海外での取り組み事例

トルコから東日本大震災の被災地に千羽鶴
欧州・TMMT(トヨタモーターマニュファクチャリング ターキー(株))

トルコのTMMTでは、従業員の家族向けイベントで現地の日本人社員が「千羽鶴コーナー」を設置。トルコ人の社員や家族に千羽鶴の話をしながら鶴の折り方を教えました。思いのこもった千羽鶴が集められ、日本のTMCのボランティアの手によって、被災地の岩手県住田町に届けられました。
一方、2011年10月にトルコ東部で発生したマグニチュード7.2の地震での被害に対し、TMCとトルコの事業体2社とで義援金1,000万円を送りました。

千羽鶴プロジェクト
千羽鶴プロジェクト

タイの洪水被害への対応
アジア・TMT(トヨタ・モーター・タイランド)

2011年7月に始まったタイ、チャオプラヤー川流域の洪水は3ヵ月以上続き、600万ヘクタールが浸水、400人以上死亡という大きな被害を出しました。この洪水に対しTMTは11月の緊急対策と、12月から翌5月にかけての復興プランの2本立てで臨みました。
緊急対策としては、タイ赤十字や総理大臣事務所などに計2,050万バーツ(約2,200万円)の義援金を拠出したほか、サバイバルキット260万バーツ分、ボート31艘を提供し、従業員約1万6,000人が毎日ボランティアとして支援活動に従事しました。

ボランティアが参加した清掃活動
ボランティアが参加した清掃活動

四川地震の復興に、心をケアする支援活動を実施
中国・TMCI( トヨタ自動車投資有限会社)

2008年5月に発生した四川地震は甚大な被害をもたらしました。TMCIはいち早く支援金を寄付し、救済活動支援を表明しました。支援活動で特に重点を置いたのは「心のケア」です。露天映画を無償で1,000回上映したほか、被災した小学校50校をコースターで巡回し、寄贈した図書を順次入れ替える「トヨタ移動図書館」、被災した学生を対象とした「トヨタ助学金プログラム」特別枠の追加などを実施しました。このうち、移動図書館は2011年まで継続、助学金の特別枠は2013年まで支援を続けます。

助学金給付式
助学金給付式

カトリーナの被害から住居再建を目指すセントバーナードプロジェクトへの支援
米国・TSSC(トヨタプロダクションシステム・サポートセンター)

2005年にアメリカ南東部を襲ったハリケーン・カトリーナは多くの住宅を壊滅させました。こうした住宅を再建するプロジェクトが「セントバーナードプロジェクト」で、退役軍人やボランティアが参加し、400戸以上の家を再建しました。TSSCはこのプロジェクトに対し、トヨタ生産方式(TPS)を基に再建プロセスの見直しや効率化に着手しました。その結果、一軒あたりの建築にかかるリードタイムを大幅に短縮することができました。これからもTSSCは、TPSによる人材育成を通じ、より多くの企業や公的機関での改善活動を実施していきます。

家の再建作業
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/jpn/sustainability/csr/stakeholders/society/environment.html
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