地域社会・グローバル社会

いい町・いい社会づくりへの貢献 クルマをつくることの責任を自覚し、事故や渋滞のない新たなモビリティ社会づくりに貢献する [解説]インフラ協調 : 危険を事前に予測し事故を防止する安全なクルマ社会づくりを提案する 低炭素で快適 : 電力を効率的に使える快適なクルマ社会づくりを提案する ライフスタイル : クルマの概念を超えた新しい移動手段や介護ロボット等により豊かな暮らしをサポートする

町とインフラとの協調 ~インフラ協調の基本的考え方

車両に搭載された個々の安全装備やシステムを進化させると同時に、関係省庁や他民間企業とともにITS技術を活用した「インフラ協調システム」の開発に積極的に取り組んでいます。クルマのセンサーでは捉えきれない情報を、道路に設置されたセンサーとクルマ、あるいはクルマとクルマが通信し、ドライバーに知らせることで安全運転を支援し事故の防止につなげます。

インフラ協調型安全運転支援システムの効果イメージ

インフラ協調型安全運転支援システムの概要と進捗

[支援システム1]
ITS スポットサービス(DSRC:Dedicated Short Range Communication)

クルマとインフラとの双方向通信により、従来のETCサービスに加え、高速道路上を中心に安全運転をサポートする交通情報提供サービスです。見通しの悪いカーブの先に停止している車両や渋滞の情報をカーブの手前で知らせたり、道路上の落下物情報を事前に知らせるなど、より早い段階で危険を察知することが可能となります。2009年度の運用開始に合わせて、ITSスポット対応DSRCユニットを発売し、対応車種を順次拡大しています。
2012年5月までに、高速道路を中心に全国1,600ヵ所にインフラが整備されています。

前方障害物情報提供
前方障害物情報提供

[支援システム2]
安全運転支援システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)

一般道を中心に交通管制情報(信号・標識等)や見通しの悪い周辺の状況を、交通インフラからクルマに伝達し、ドライバーの安全運転を支援するシステムです。信号交差点の手前で赤信号情報を知らせることで赤信号の見落としを防止したり、見通しの悪い交差点で接近車両の情報を知らせることで出合い頭による事故防止など安全運転を支援します。
2011年のサービス開始に伴い、トヨタもDSSS運転支援機能をHDDカーナビゲーションシステムに搭載しました。

赤信号注意喚起
赤信号注意喚起

[支援システム3]
さらなる進化を目指す、次世代システム(車車間・歩車間通信システム)の研究・開発

クルマとインフラの双方向通信に加え、クルマとクルマ、あるいはクルマと歩行者が直接通信し、連続的に情報交換することによって、さらなる交通事故低減と環境改善に寄与するサービスの開発に取り組んでいます。見通しの悪い交差点でのクルマや歩行者との出合い頭の事故や、右折時の対向車両の衝突事故などの防止を目指します。
トヨタは早期実用化に向け、2012年3月より豊田市公道走行実験に参画する等、積極的に開発を進めています。

歩行者横断見落とし防止支援システム
歩行者横断見落とし防止支援システム

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新たなライフスタイル ~パートナーロボットの基本的考え方

少子高齢化や地球温暖化など、環境の大きな変化の中で、よりサステイナブルなモビリティやユニバーサルなロボットへの社会からの期待が高まっています。
トヨタは「世のため、人のためのモノづくりを通じて社会に貢献していく」という理念のもと、すべての人がより楽しく、より豊かな生活をおくれる社会の実現に向けて、ロボット技術、自動車技術、IT技術、他分野の先端技術を融合し、人の役に立つパートナーロボットの開発を進めています。
今後は開発と並行して、実証実験を拡充し、2010年代の早い段階での実用化を目指していきます。

パートナーロボットのソリューション

トヨタでは、少子高齢化の中で、介護・医療・生活のシーンにおけるすべての人のQOL(Quality Of Life)の向上を目指し、屋内から屋外、自立から介護のサポート、機能の回復から補助まで、人の歩行や移動や移乗などの身体機能をサポートする多様なアシストロボットの開発と実証を、トヨタ記念病院、藤田保健衛生大学、国立長寿医療研究センター等との医工連携により進めています。

自立・練習・介護のシーンをサポートするアシストロボットを開発・実証中

[VOICE] 医療現場での声
完成度が高く実用化に期待

今後の高齢者社会において、サポートをするのはロボットしかありません。様々なタイプのロボットを研究していますが、この「自立歩行アシスト」などは、完成度が高く、実用化に期待しています。

藤田保健衛生大学 才藤 栄一 教授
藤田保健衛生大学
才藤 栄一 教授

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F-グリッド構想(※F:Factory)

「町一番の工場」を中心とする新しいスマートコミュニティ

トヨタの工場を中心に、工業団地全体や周辺地域まで含む総合的なエネルギーマネジメントを通じて、震災を契機とするエネルギー課題(セキュリティ性、環境性、経済性)の解決を図る新規事業に取り組んでいます。

新規事業の一例

【F-グリッド構想の取り組みテーマ】

持続可能な発展のための世界経済人会議「WBCSD」への参画

WBCSDはその名の示す通り、サステイナブルな発展に向け、経済成長、環境保全、社会開発の3つを柱に、調査、提言などを行っています。また、ISOに対し、環境マネジメントシステムに関する国際規格の策定を求め、ISO14000シリーズ検討のきっかけになる等の活動を行ってきました。トヨタは1995年の創立以来のメンバーとして、「サステイナブル・モビリティ」など様々なプロジェクトに参画しています。
2012年1月には事務総長が交代し、これまでのサステイナビリティの提唱から実践のフェーズに向けて活動を開始しています。

WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)持続可能な発展のための世界経済人会議、本部ジュネーブ
WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)
持続可能な発展のための世界経済人会議、本部ジュネーブ

これまでのWBCSDにおけるトヨタのかかわり
1995年
  • WBCSD創立とともに参加
2000年
  • 豊田章一郎名誉会長がWBCSD理事会の副会長に
2001年
  • 「 サステイナブル・モビリティ・プロジェクト(SMP)」に共同議長として参画
2004年
  • SMPのうち、トヨタを含む7社が交通安全の国際組織GRSPと共同し交通安全支援プロジェクト「GRSI」を立ち上げ
2006年
  • 「 途上国経済発展のためのモビリティ」プロジェクトに共同議長として参画
2008年
  • 「 ビジョン2050」プロジェクトに参画
2010年
  • 「 都市インフラ・プロジェクト」に参画
  • 豊田章一郎名誉会長が名誉委員に、張富士夫会長が理事に

3年目に入った都市インフラ・プロジェクト

2010年1月にスタートした都市インフラ・プロジェクト(UII)にトヨタは8ヵ国15社のメンバーのうち1社として参加しています。このプロジェクトは「世界の複数都市を選定し、都市との対話を通じて、サステイナブルな都市に再生するための提言書を取りまとめる」ことを目的としています。プロジェクトは3年目に入り、選定された都市との対話を進めながら提言書をまとめる段階に入ってきました。提言書は2013年発行の予定です。

3年目に入った都市インフラ・プロジェクト

「サステイナブル・モビリティ・プロジェクト」について

WBCSDは持続可能な移動社会のビジョンを描くため、2000年に「サステイナブル・モビリティ・プロジェクト(SMP)」 を開始しました。プロジェクトは2 0 0 4 年7 月に報告書「Mobility2030:持続可能な社会を目指すモビリティの挑戦」を完成しました。報告書では7つの目標を掲げ、世界中のすべての人の移動機会を向上するためには、新しいモビリティの様々な選択肢の活用が必要であると提言しました。
2006年には、「途上国経済発展のためのモビリティ」プロジェクトに参画、タンザニア、インド、中国、ブラジルの事例を紹介しました。

コラム

地球サミットから20年

国連環境開発会議(地球サミット)からちょうど20年となる2012年6月に、ブラジルのリオデジャネイロで、「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が開催されました。
日本では、「リオ+20」に関心を持つ有志が集まり、ステークホルダー間の対話促進や、「リオ+20」へのインプットを目的とした「リオ+20国内準備委員会」が設立されました。トヨタも経団連の一員として委員会に参加し、「リオ+20」には、トヨタ・ブラジルが公用車(プリウス)を提供しました。

WBCSDは、「リオ+20」に向けて、「ビジョン2050」の実現に資する討論ペーパー「Changing Pace」を発表しました。

2012年5月に発行された「Changing Pace」
2012年5月に発行された
「Changing Pace」

/jpn/sustainability/csr/stakeholders/society/environment.html
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