トヨタ自動車(TMC)
「持続可能な植林モデル」の考え方を当初から組み込み、効率的に推進しています。
森林破壊が続くアジアの地域へ森林再生の活動を広げるため、2007年よりフィリピンにおいて 、フィリピン環境資源省、ペニャブランカ町、環境NGOコンサベーション・インターナショナルと共同で、2,500haの植林活動に取り組んでいます。
このプロジェクトでは計画段階から、中国で培った植林の仕組みをもとに現地パートナーと話し合いを重ね、住民と共生する「持続可能な植林」の考え方を共有し、森林荒廃対策や住民の生活向上の取り組みに具体的な数値目標を設定しました。植栽本数や経済樹種の収穫量を明確にした上で、植栽スケジュールや予算を計画することで、効率的に活動を推進しています。
ルソン島北部に位置するぺニャブランカ町。フィリピン最大の稲作地域を支えるカガヤン川の水源域にあたり、今なお原生林が残るシエラマドレ山地に隣接しています。
生物多様性保全の面からも熱帯林再生が重要視されている地域ですが、生活(炊事)用の焚き木採取や薪炭生産のための伐採、焼畑などにより森林荒廃が進んでいます。


農作物のみの収入

マンゴーにより収入増

マンゴーの売上の10%を「植林基金」として(住民との合意書に盛り込み)植林の維持・拡大につなげる

天然林からの焚き木等伐採をなくすために、焚き木林を設けるとともに、焚き木の代替として籾殻を燃料とするコンロを導入しました。

焚き木林の設置

焚き木に代わる籾殻コンロを導入
本来の自然植生の再生を目指し、10種以上の自生種を植栽。
洪水を緩和し、動植物のすみかともなる、森林を再生していきます。

マメ科、フトモモ科等、10種以上の自生種を植栽
本数だけでなく、植栽木の活着率に応じた管理費の支払いや、啓蒙活動を通して住民による継続的な活動を支援しています。

下草刈りや施肥等、住民の継続的な管理作業による苗の着実な活着
第Ⅰ期(2007~2010年)では、1,772haの荒廃地に自生種や経済樹種を植林しました。
現在進行中の第Ⅱ期(2010~2013年)では、728haの植林を継続するとともに、植林基金の運用支援等を通じ、活動の現地定着化に取り組んでいます。
2009年12月には、プロジェクト設計の質の高さが評価され、CCB基準※(The Climate, Community, and Biodiversity Project Design Standards)のゴールド認証を取得しました。
フィリピンにおける熱帯林再生プロジェクト
(5分38秒)