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ウィーン国立歌劇場の協力を得て、本公演のために特別に編成された世界最高水準の室内オーケストラ。
ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーを中心に、ヨーロッパで活躍するアーティスト仲間たちも加わった31名で編成されている。
[芸術監督:ペーター・シュミードル]
フォルクハルト・シュトイデ★(首席)
ミラン・セテナ★
ドリアン・ジョジ
ビルギット・コーラー
ホルガー・グロー★
ペーター・ヴェヒター○
アンドレアス・ノイフェルド
ミヒャール・マチャシチック
オレアダ・シュトイデ○
エルマー・ランダラー★
ペーター・サガイシェック
ローマン・ベルンハルト
ロベルト・ナジ★(首席)
フリードリッヒ・ドレシャル★(首席)
エディソン・パシュコ○
ヨゼフ・ニーダーハマー
ミヒャエル・ブラーデラー★
エルヴィン・クランバウアー
マティアス・シュルツ‐アイグナー○
ベルンハルト・ハインリヒス
トーマス・ヘーニガー
ペーター・シュミードル○
ペーター・ロイットナー
シュテパン・トゥルノフスキー★(首席)
ベアトリクス・キス○
ヴォルフガング・トムベック★
ヤン・ヤンコヴィッチ★
ヘレネ・トムベック
ハンス・ペーター・シュー★(首席)
ハインツ・クリストフェリッチ
ミヒャエル・ヴラダー
★=ウィーン・フィルメンバー
○=ウィーン国立歌劇場メンバー
オルミュッツに生まれる。祖父、父、本人と3代にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めている。ウィーン国立音楽大学でルドルフ・イェッテル教授に師事し、1964年卒業。65年にウィーン国立歌劇場管弦楽団、68年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第1クラリネット奏者として入団、82年より第1首席奏者となる。ソリストとして、これまでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、指揮者のベーム、バーンスタイン、プレヴィン、レヴァイン、ムーティ、小澤征爾の各氏等と共演。また、室内楽奏者として、新ウィーン八重奏団、ウィーン木管ゾリステンのメンバーを務めている。84年ザルツブルク功労金勲章を、91年オーストリア芸術名誉十字勲章をそれぞれ受章。音楽教育家としても名高く、ヨーロッパだけでなく、日本においても数多くのマスタークラス(草津夏期国際音楽アカデミー、パシフィック・ミュージック・フェスティバル-PMF)を開催し、後進の指導に貢献している。
1987年兵庫県生まれ。5歳よりピアノを、15歳からクラリネットを始める。2006年東京芸術大学入学後、渡仏。08年リュエイユ=マルメゾン音楽院を審査員満場一致の最優秀賞ならびにヴィルトゥオーゾ賞を得て卒業。パリ国立高等音楽院に首席入学。ジュネーヴ音楽院でも研鑽を積む。04年第9回KOBE国際学生音楽コンクール最優秀賞、兵庫県教育委員会賞受賞。05年国際クラリネット協会主催ハイスクールコンペティション第3位。第9回松方ホール音楽賞大賞。06年トリノ国際音楽コンクールファイナリスト。07年第5回東京音楽コンクール木管部門第1位および聴衆賞を受賞。10年日本管打楽器コンクール第2位。日本各地でリサイタルを行う他、ヨーロッパでも積極的に活動。これまでにソリストとして国内主要オーケストラとも多数共演。ロームミュージックファンデーション音楽セミナーにて小澤征爾、湯浅勇治の各氏の元で指揮も学んでいる。
吉田誠オフィシャルWEBサイト http://makoto-yoshida.com/
1971年ライプツィヒに生まれ、5歳よりヴァイオリンを始める。88年ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に入学、ヨアヒム・ショルツ、ヴェルナー・ショルツ両教授に師事。大学在学中、エスタ国際ヴァイオリン・コンクール第4位入賞、シュポア国際ヴァイオリン・コンクールにて特別賞を受賞する他、グスタフ・マーラー・ユース管弦楽団の第1コンサートマスターを務める等、オーケストラ奏者としても活躍。94年同大学卒業と同時にウィーンに留学、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団奏者であるアルフレド・スター教授に師事。同年コンサートマスターとしてウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、98年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、99年よりコンサートマスターを務めている。2002年には自らが主宰するシュトイデ弦楽四重奏団を結成する等、ソロや室内楽の多方面で活躍している。
何世代にもわたるウィーンの音楽一家に生まれる。母のもとでピアノを始め、10歳よりウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1ホルン奏者を務める父のもとでホルンを始める。1972年ウィーン国立音楽大学に入学し、J.ヴェレバ教授に師事。78年1月にウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第3ホルン奏者として入団し、80年には同団の第1ホルン奏者に就任。現在は第4ホルン奏者を務めている。これまでにカラヤン、ベーム、バーンスタイン、ムーティ、小澤征爾、ラトルの各氏等、数多くの著名指揮者と共演し、ザルツブルク音楽祭にも招かれる。またウィーン木管八重奏団、ウィーン室内合奏団、ウィンナホルン室内合奏団のメンバーを務める等、室内楽奏者としても活躍している。
2010年第65回ジュネーヴ国際コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初優勝を果たし、年によって1位を出さないこの伝統あるコンクールでの8年ぶりの優勝は、各方面で大きな話題を集めた。
広島市出身。5歳よりピアノを始め、第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位に輝く。文化庁海外新進芸術家派遣員として渡仏し、パリ国立高等音楽院、同音楽院修士課程およびパリ地方音楽院室内楽科を卒業した。現在パリを拠点にしながら、ザルツブルグのモーツァルテウム音楽院で研鑽を重ねる。11年広島市民賞、ひろしまフェニックス賞特別賞、ミュージックペンクラブ・新人賞を受賞。また、第13回ホテルオークラ音楽賞、第22回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞他数多く受賞し、12年春には文化庁長官表彰(国際芸術部門)を受けている。
桐朋学園在学中の1977年カラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。ベルリンでカラヤン氏のアシスタントを務め、タングルウッド音楽祭でもバーンスタイン、小澤征爾の各氏らに指導を受けた。日本のオーケストラはもとより、ウィーン響、オスロ・フィル、ベルリン・ドイツ響、クラングフォーラム・ウィーン、ケルン放送響等に客演。2013年2月にはサンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会を指揮、ロシアの名門オーケストラから豊潤な響きを引き出し、聴衆や楽員から大絶賛を受けた。09 年のブーレーズ京都賞受賞記念ワークショップではブーレーズ氏から、12年にはシチェドリン作品日本初演でアルゲリッチ氏・マイスキー氏からその演奏を絶賛される等、ソリストからも絶大な信頼を得ている。広島響音楽監督・常任指揮者、新日本フィル正指揮者、大阪センチュリー響常任指揮者、群馬響音楽監督、札幌響正指揮者等を歴任。94年には群馬響ヨーロッパ公演を成功に導いた。東京芸術大学音楽学部指揮科招聘教授。
高関健ツイッター twitter.com/KenTakaseki
1966年マコ(ハンガリー)に生まれる。79年よりブダペストのフランツ・リスト音楽院にてチャバ・オンツァイ教授、87年よりミクローシュ・ペレーニ教授に師事。89年に演奏および教育専攻を優秀成績で卒業後、ウィーン音楽大学にてヴォルフガング・ヘルツァ教授の下で研鑽を積む。88年ポッパー・チェロ国際コンクールで優勝し、国際フロリアン賞を受賞。87年グスタフ・マーラー・ユース管弦楽団、90年ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団のソロ・チェロ奏者を歴任し、92年ウィーン国立歌劇場管弦楽団、96年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、2005年よりソロ・チェロ奏者に就任。また、ソリスト、室内楽奏者としても世界各地で活躍し、これまでに24枚以上のCDをリリースしている。99年よりウィーン音楽院(現・ウィーン私立音楽大学)にて後進の指導を務める他、世界各地の青少年オーケストラの指導や、マスタークラスを開催する等、教育者としても活躍。09年よりウィーン国立芸術大学教授を務めている。
1974年ザルツブルク生まれ。ヴィルテン少年合唱団のアルト独唱を務める。84年よりヴァイオリンを始め、91年ウィーン国立音楽大学に入学し、94年よりヴィオラをP.オクセンホーファー氏に師事。90年最年少メンバーとしてグスタフ・マーラー・ユース管弦楽団およびEUユース・オーケストラに入団。96年ウィーン国立歌劇場管弦楽団、99年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団。また室内楽奏者として、99年よりウィーン・フィルハーモニア・トリオ、ベルヴェデーレ・トリオ、アンサンブル・コルソ、2000年よりウィーン・ヴィルトゥオーゼン、02年よりシュトイデ弦楽四重奏団等のメンバーを務める他、T.ハンプソン、R.ブッフビンダー、S.チャン、J.ラクリン、B.シュミット、E.オッテンザマーの各氏など世界一流アーティストと共演。
1966年結成。“名フィル”の愛称で親しまれ、東海地方を代表するオーケストラとして地域の音楽界をリードし続けている。2013年4月よりマーティン・ブラビンズ氏が第8代常任指揮者に就任。多彩なレパートリーを誇る英国の実力派指揮者の就任に全国から高い注目と期待が集まっている。海外でも88年のヨーロッパ2カ国ツアーをはじめ、00年と06年のアジア各国でのツアーなど、これまでに計4回の海外ツアーを実施しており、特に04年の「プラハの春」国際音楽祭からの正式招待を受けたヨーロッパ3カ国ツアーは大成功を収めた。シーズンごとにテーマを設け、意欲的な内容で回を重ねている「定期演奏会」をはじめ、親しみやすい「市民会館名曲シリーズ」や障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」など、バラエティに富んだ年間約120回の演奏会を行っている。「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」との合同公演は、00年の初共演以来、今回が12回目で同楽団との深い交友関係を築いている。
オフィシャルWEBサイト http://www.nagoya-phil.or.jp/