CSRナビ

社会貢献活動への取り組みについて

これまでの歩み

トヨタの社会貢献活動の歴史は古く、1925年に豊田佐吉が蓄電池の発明を奨励するために帝国発明協会に百万円(当時)の寄附を約束したことが記録に残っています。豊田佐吉は発明家でトヨタの母体である(株)豊田自動織機製作所の創始者です。その長男でトヨタ自動車を創業した豊田喜一郎らがトヨタグループの理念として策定した「豊田綱領」の中にも社会への貢献の大切さが掲げられています。創業当初より、トヨタは「モノづくり、クルマづくりをとおして豊かな社会づくり」を行うことを基本理念として社会のご支援のもと社業に努めてまいりました。また一方で、広域交通信号制御装置の寄贈や文化施設に対する寄贈など、社会の発展にも寄与できるよう努力してまいりました。しかし、1960年代後半に入ると自動車の保有台数の増加が交通渋滞や交通事故の社会問題化を招くこととなりました。交通環境の悪化は「いかなる企業といえども、社会のご理解・ご支援がなければ、発展はおろか、存立すらも危うくなる」ことを再認識する契機となりました。

このような状況の中で、1969年からの「トヨタ交通安全キャンペーン」、1976年からの「ふれあいグリーンキャンペーン」、1981年からの「トヨタコミュニティコンサート」など、現在まで続けている社会貢献活動を一つひとつ立ち上げてまいりました。この間、1974年には(株)豊田自動織機製作所自動車部で自動車製造に着手してからちょうど40年目にあたることを機に、社会に貢献し社会との相互理解を深めることを目的に「トヨタ財団」を設立しました。「トヨタ財団」は我が国の企業財団の先駈けのひとつと言われ、日本および東南アジアを中心に様々な活動に助成をしてまいりました。

トヨタは、1989年に社長を委員長とする「社会貢献活動委員会」を設置(2007年10月にほかの機能も統合の上、「CSR委員会」を新設)。1995年に「社会貢献活動理念」を制定するなど着実に社会貢献活動が実施可能な体制を整え、組織的に社会からの要請を評価し効果的なプログラムの展開ができるようにしました。そうした結果、当社は「トヨタの森」計画の推進により1999年度環境庁長官賞を、「なぜなにレクチャー」の実施により発明協会から2000年に感謝状を授与されました。また2001年度に地域社会を重視した多様な貢献活動に対し(財)朝日新聞文化財団から「地域との共生」賞を、「トヨタエイブルアートフォーラム」の全国的展開により(社)企業メセナ協議会からバリアフリー賞を、2003年度には「トヨタコレオグラフィーアワード」により新領域開拓賞、トヨタボランティアセンターの活動に対しボランティア功労者厚生労働大臣表彰を授与されるなど、各分野の社会貢献活動に対して社会やマスコミ関係の皆様から高い評価をいただけるようになりました。2006年には(財)あしたの日本を創る協会から、トヨタボランティアセンターのボランティアサークルに対して内閣官房長官賞「あしたのまち・くらしづくり活動賞」を頂きました。

2006年1月には、「社会貢献推進部」を社内に設置。社会貢献推進部が中心となり、「環境」「安全」「人材育成」の3分野(日本では左記分野に加えて「芸術・文化」「共生社会」も付加)を重点領域とし、海外事業体及び関係各部と連携しながら、活動の規模の拡大、顔の見える活動の強化、グローバルな連携強化を行っております。