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社会への取り組み

安全への取り組み

基本的な考え方

トヨタの究極の願いは「交通死傷者ゼロ」にあります。その実現のための取り組みにおいては、安全なクルマの開発はもちろん、ドライバーや歩行者という「人」に対する啓発活動、信号設置や、道路整備など「交通環境」整備への働きかけも欠かせません。トヨタでは、安全なモビリティ社会の実現に向け、人・クルマ・交通環境の「三位一体の取り組み」を推進するとともに、事故に学び、商品開発に活かす「実安全の追求」が重要と考えています。

統合安全コンセプト

トヨタは安全技術の基本的な考え方として「統合安全コンセプト」を掲げ、技術開発を推進しています。クルマに搭載されるさまざまな安全システムを個別に考えるのではなく、「連携を図り安全性を高めていく」こと。そして、従来は事故の前後にフォーカスされていた対応領域を、駐車から通常運転、衝突直前、衝突後、事故の際の救助まで、「すべての運転ステージで最適なドライバー支援を行う」こと。これらにより、より安全なクルマを目指すのが「統合安全コンセプト」の考え方です。

安全技術開発の普及促進

交通死傷者ゼロ社会の実現には、市場で効果の高い安全運転システムを、より早く開発し、より多くのクルマに普及させていくことが必要です。そのためには、「先進安全技術の開発」と「そこで培ったノウハウを普及技術の開発に活かすこと」の2つの開発を並行して進めていく必要があります。

交通事故の実態とトヨタの安全技術

2016年の国内の交通事故による死者数は、1949年以来67年ぶりに4,000人を下回ったものの、政府発表の「2020年までに2,500人以下に減らす」目標には、いまだ大きな隔たりがあります。一方、歩行者や65歳以上の高齢者の死亡事故の割合は高く、近年は駐車場でのブレーキとアクセルの踏み間違い事故も問題となっています。交通事故は、不注意や操作ミス、歩行者の突然の飛び出しなど、さまざまなシーンで起こります。各運転シーンに最適な支援を行い、個々のシステムを連携することで、より安全なクルマにしていくことがトヨタの「統合安全コンセプト」に基づくクルマづくりです。高齢化の進む現代社会では、危険の検知・警告や、衝突を回避支援する安全技術が連携して働くことがますます必要です。トヨタは、すべての人が安全、スムース、自由に移動できる社会の実現を目指し、安全を最優先に自動運転技術の開発にも積極的に取り組んでいます。

■主な取り組み

予防安全
  • 新型レクサス「LS」の、「アクティブ操舵回避支援プリクラッシュセーフティ」「フロントクロストラフィックアラート (FCTA)」「大型ヘッドアップディスプレイ」「Lexus CoDrive」などの先進安全技術を公表
  • 通信を利用した協調型運転支援システム「ITS Connect」を新型車に採用し、対応車種の拡充推進
衝突安全
  • 次世代プラットフォーム戦略「TNGA」によるクルマづくりにおいて、最新のGOA に基づく衝突安全ボデーを「C-HR」「プリウスPHV」「カムリ」に採用
  • バーチャル人体モデル「THUMS」Version 4に、10歳・6歳・3歳の子どもモデルを追加
  • モータースポーツの安全研究のため、「Global Institute」と、THUMS を用いた4年間の共同研究契約を締結
救助
  • 新型レクサス「LS」に、「ドライバー異常時停車システム」設定
駐車支援
  • インテリジェントクリアランスソナーの事故低減効果を発表
  • トヨタ販売店を対象としたインテリジェントクリアランスソナーライセンス研修会を実施
  • 新型レクサス「LS」に、「リアクロストラフィックオートブレーキ」「対後方歩行者サポートブレーキ」「パーキングサポートブレーキ」設定
自動運転
  • 自動運転の研究・技術を加速するため、「Toyota Research Institute, Inc.」を中心に、大学や研究機関などと連携強化
  • 米国先進安全技術研究センター(CSRC)において第1期プロジェクトが完了し、車両安全、交通安全に関わる研究結果を公開を設立
人の取り組み
  • 交通安全啓発活動「マチホタル計画」を全国のトヨタ販売店とともに実施
  • 日本での交通安全啓発活動のノウハウを生かし、タイやベトナムなど現地事業体の活動を支援