新型直列4気筒2.5L ガソリンエンジンのシリンダシステム開発

要旨
新型直列4気筒2.5L ガソリンエンジンは熱効率40%と性能60kW/L を目標に開発した.シリンダシステム(ピストン,コンロッド,クランク,ブロック,軸受)は軽量化,低フリクション化の技術を織り込み,ピストン,コンロッドは合わせて13%の軽量化,フリクションはシステムで15%の低減を達成した.ピストンは薄肉化と,コンロッドのバイパー形状によるピンボス間の短縮により従来比7%の軽量化を達成した.スカート部の表面処理を変更することでフリクションを低減した.クランク,ブロックは形状の作りこみに実稼働解析(3D–CAE)を活用し,剛性必要部位を見極めながら設計した.質量増加を抑え込み,従来エンジンと同等の体格で性能目標を達成した.